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今どき ちょっと いい話

2021年06月03日 | その他
2021年5月のネット記事
 メールやLINEといった連絡手段が主流となった現代では、実際の手紙を書く機会は激減していることだろう。しかし現在ツイッター上では、印象的な「書き置き」が話題になっているようだ。

■自転車カゴの中を見ると…
注目を集めているのは、イラストレーター・やういもさんが26日に投稿した一件のツイート。
 投稿には自転車カゴの中を写した一枚の写真が添えられ、カゴの内部には「朝方困っていたみたいなので、暇なオヤジがパンク修理しておきました」という一文から始まる手紙が確認できた。

手紙本文は「空気圧が完全ではないので、速やかに補充した方が良いと思う」と続き、「ありがたいと『恩』に思ったら、家族でも誰でもいいので、何か一つ『恩を返して』下さい」という言葉で締められている。予想外な手紙を受け、やういもさんはツイート本文で「え嘘やろ?」とその衝撃をつづっていた。

■意見が真っ二つに分かれる形に
自転車カゴに残された「暇なおじさん」からの手紙
ちなみに手紙の差出人は「暇なフーセンおじさん」と記されており、こちらのネーミングも気になるばかりだ。今回のツイートには多数のリプライが寄せられているのだが、意見は見事真っ二つに分かれる形に。
「日本もまだまだ捨てたもんじゃないね!」
「こういう優しい人が現代にいることが、素直に嬉しい」
「個人的にはこういうオッサンになりたい」
といった感動の声が上がっている一方で、
「いやこの手紙怖くない?」
「頼んでもないのに勝手に人の自転車修理したの? しかも手紙付きで…」
など疑問の声も少なからず確認できた。
そこで今回は手紙を受け取ったツイート投稿主・やういもさんに、詳しい話を聞いてみることに。本件の「おじさん」に対する、やういもさんの気持ちが明らかになった。

■とんでもないピンチに遭遇し…
今回の取材を快諾してくれたやういもさん。ツイート投稿から遡ること数時間の朝8時前ごろ、漕いでいた自転車が突如パンクしてしまったという。もはや今から電車を利用しても時間に間に合わないという状況だったたため「自宅でリモート授業を受けよう」と考え、自転車を半分引きずったり担いだりしながら帰路につき始める。しかしこのままでは「授業に間に合わない」と判断し、近くの公園の駐輪場に自転車を駐めて急いで帰宅することを優先することに。夕方4時半ごろに全ての授業が終わり、自転車を公園まで取りに行くと…パンクが修理されている自転車と、例の手紙を現地にて発見し「驚いてツイートを投稿した」と当時の様子を振り返ってくれた。

■手紙を読んでの率直な感想
手紙内に「朝方困ってたみたいなので」と書かれていることから、「自転車を苦労しながら運んでいたところを見られていたのかな、と思います」と予想するやういもさん。「こんな良い人がいるのか?」と感動し、「自分も人に優しくしよう、困っている人がいたら助けよう」と考えるようになったという。やういもさん本人は手紙を読んでも「怖い」などとは感じなかったそうで、「ツイートを投稿してからそういった反応もありましたが、僕はそういう考えを全くしなかったので、そのような捉え方もあるのか…と思いました」ともコメントしている。

■おじさんに対する思い
やういもさんは、「確かにおじさんの文章は色々な受け取り方ができますが、僕は『わざわざパンクを修理してくれる人が悪い人』というのは矛盾しているように感じます」とも主張。おじさんのことを悪く言うのは「人の自由」としつつ、それでも「少し悲しくなります」「みんなが優しくなることが大事だと、このおじさんから教えてもらいましたから」と心情を明かしてくれた。
また中にはこちらの手紙に「自作自演なのでは?」と疑いの目を向ける人もいたようで、こちらに対しては「わざわざ(自分の自転車を)パンクさせて修理した上で、Wordで文章を打ち、印刷して貼るほど暇ではないです」とキッパリ否定している。「慎重に行動する」「危機感を持つ」といった選択肢はもちろん重要だが、「人に親切にする」「人を信じる」という行いは、それ以上に大切なもの。今回の手紙につい身構えてしまった人もいるかと思うが、いま一度改めて「おじさん」の手紙の温かさに触れてみたい。
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)

🔶🔶🔶🔶🔶🔶
私も高校生の頃に大きなターミナル駅を経由して通学していましたが朝の混雑時間に足腰の不自由な人が階段を昇っていたり、お年寄りが大きな荷物を持っていたりすると電車を1本遅らせても背負って昇ったり荷物を持ってあげていました。
ただ自分は何も考えずに当然のことだと思ってやっていた行動なのでなんとも思っていなかったのですが
通学仲間は『カッコつけるなよ』『善人ぶってんじゃねぇよ』と罵るヤツもいて、『お前、あんな人混みで恥ずかしくないの?』なんていうのはマシな方でした。
今回の記事の「暇なフーセンおじさん」の自然な行動に対して
「いやこの手紙怖くない?」
頼んでもないのに勝手に人の自転車修理したの? しかも手紙付きで…」
という人の親切を素直に受け入れられない、感謝できない考え方自体が古来から息づく日本人の心から外れている気がするのですが最近の『人の善意を逆手にとる犯罪の多発』のせいでしょうか。悲しいことだと感じました。

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4 コメント

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「作り話」 (テレビとうさん)
2021-06-03 15:27:28
最も「ひねくれた解釈」を書きますが、怒らないでください。

--遅刻しそうになったので、自分の自転車がパンクした事にして、「自分で置手紙を印刷し」矛盾が無いように証拠を残して、ツィートした。--

但し、これが正解だとしてもそれは自分自身の問題で、他人にとっては正しい「作り話」だと思います。「古事記」などを読んでも、(恐らく殆どはウソ話だと思いますが)それは書いた人の問題では無く「読む人の解釈」だと思うからです。

 「一杯のかけそば」など、怪しげな話もありますが、それはそれで「はなし」としては良い事で、「従軍慰安婦」とか「強制徴用」とかのウソ話とは正反対の「作り話」です。

 私のブログも「論理的な作り話」ですが、これからもよろしくお願いします。
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せちがらい世の中ですね~ (marurobo36)
2021-06-03 16:13:50
それだけみんなが 心に余裕が無いのか
色々陥れられた人が多いのか・・・
素直に 感じる事が出来なくなった 何か が有るのかもしれませんね。

そういえば もう随分前になりますが
日本に帰った時 コンビニ付近で チェーンが外れて困っている女性がいて
チョコチョコっと治してやった事有りました。
あ~ゆ~のも 下心 と取られてしまうんでしょうかねぇ~
勿論 その後 お礼に 一緒に食事に言って、一緒にお酒飲んで・・・
とかは、なく ホテルに一人帰って 風呂入って屁こいて寝ました(笑)
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ありがとうございます! (ブログ管理者)
2021-06-03 20:01:15
テレビとうさんさん
記事中にも
「「自作自演なのでは?」と疑いの目を向ける人もいたようで、こちらに対しては「わざわざ(自分の自転車を)パンクさせて修理した上で、Wordで文章を打ち、印刷して貼るほど暇ではないです」とキッパリ否定している。」
となっていたので信じてしまいましたが確かに仰るとおりです。

「ひねくれた解釈」なんて、とんでもない。慧眼に感服です。
前に銀行から勧められた金融商品に疑いもなくお金を出してン十万円が即飛びしました。副支店長さんが悪い話をする訳が無い。という思い込みでした(涙)
返信する
ホント 面白い (ブログ管理者)
2021-06-03 20:09:46
maruさん
「ホテルに一人帰って 風呂入って屁こいて寝ました」って、(大笑い)この言葉いつか使ってみます!
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