昼下がりのまどろみの街を目覚ましにやって来た

14年ぶりに、こっそり復活(家づくりを書いてみようかと)

痔暴痔棄 EPISODE Ⅱ 父の仇を討て

2004-12-22 13:02:19 | 連載モノ
パッパラパーのパーシーではありません。くるくるパー氏でパーシーです(そうか?)

EPISODE Ⅰ ファーストコンタクトの続き


彼の出現で、私は大いに慌てた。これは俗に言う「痔」というものではないか。

何ということだ。

父親がこの病を患っていることは我家に置いてある「ボラギノール」が証明済みである。
遺伝という自然の摂理だけでは割りきれない何かが私の胸を襲った。

 「とりあえず、病院に行かねば」

脳裏には小学校以来の親友宅の近所にある肛門科が浮かんでいた。
早速、自転車を走らせて目的地に向かった。無論、自転車は「立ち漕ぎ」であった。

幸か不幸か目指した先は定休日だったのである。
私の実家が田舎であったこと、まだ交通手段を自転車しか持たないこと、
病院を知らないこと等の環境が重なり、通院を諦めた私は家に戻った。

こうなれば、市販薬で治療するしかない。
父親直伝の座薬を試す時が来たのだ。

箱を開け、白い弾薬のようなその薬を指で摘んでみると、ツルッと滑った。
どうやら挿入しやすい形状と表面加工が施してあるらしい。

「ここで戦っては不利だ」

私は戦場をトイレに移し、新たな戦局を迎えた。
人差し指と親指で「弾丸」を摘むと、門の入口から強引に挿入した。

門の脇には赤く激昂した彼が虚勢を張っていたが、
帝国軍の秘密兵器であるこのミサイルには、かなうまい。

いや、かなわないことを願っていた。

 (つづく)

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ククク・・・ (ねお)
2004-12-22 13:11:51
戦闘シーンで、次回へ・・・

ですか。

期待もたせますね(笑)



>「立ち漕ぎ」

ウケタ。



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もぉ~ ()
2004-12-22 13:51:08


じらすんだからぁ~ぁぁ・・・



おこってる*にロケット弾は入るんかなぁ。。
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⇒ねおっち (パーシー)
2004-12-22 14:06:02
ず~っと立ち漕ぎ。

信号待ちは、降りて。

ず~っと立ち漕ぎ。

往復20分以上。



若いってスバラシイ。
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mさん (パーシー)
2004-12-22 14:22:44
>おこってる*にロケット弾は入るんかなぁ。。



撃ち込んだよ。

メリメリ~ 

「ぬお~」って感じ。
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そーかそーかぁ ()
2004-12-22 15:35:53


で?♀の喜びわかった?(^^;)



メリメリ~ 

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⇒mさん (パーシー)
2004-12-22 15:54:57
は、初めてだったから・・・痛いだけで。

これが気持ちよくなるのはわからなかった。



・・な訳無い。

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むふふ (りおし)
2004-12-23 02:18:02
博士・・・

戦いとはつらく苦しいもので

ございまするねぇ!

ボラギノ●ルの研究ですね?

ブ・ラジャーです♪
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くっ。 (よよ)
2004-12-23 10:47:42
>父の仇を討て

親子代々か。大変だな。



>「ここで戦っては不利だ」

冷静に判断できたのね。

それ、大事なことですわ。



りおっちの>ブ・ラジャーです♪

に爆!





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⇒チャーミー助手 (パーシー)
2004-12-24 08:52:14
被験者の体験に基づく証言を検分したものだ。

ミサイル(ボラギ型)の正しい投入姿勢について

今後実験する必要がありそうだよ。

チャーミー君もやってみたまえ。

ん?セクハラ?

これは研究だよ。けんきゅー。

断るときは、ノー・ブ・ラジャーと言いたまえ。

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⇒よよさん (パーシー)
2004-12-24 08:57:17
オヤジの敵は俺がとった。

でも、奴は再起を狙ってたのさ。

なんとも巧妙でずるがしこい奴。

次回FINAL

誰がこの戦いの結末を想像しただろう・・・

永遠に語り継がれる伝説の始まりを見逃すな!



・・・大袈裟すぎたようです。

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