猿の第一打

さあ、お待ちかね。デビューラウンドのお話。
ええ、待ってないのはわかってますよ。

ここはゴルフをやる人ばかりが見てくれるわけじゃあないので
そのつもりで書きましょう。

ラウンド２週間前に１時間ほど練習場で先輩にコーチを受けた。
結果は惨憺たるもの。
「こりゃあ・・・ヤバいな」

その後２回ほど練習へ行って、最初より少しはマシな感じになった。

デビュー当日。朝７時５０分スタートと聞く。場所は車で１時間ほど。
「６時前に迎えに行きますから」後輩が言った。

練習場が付いてるから、スタート前にひと汗かけるわけだ。ナルホド。

ゴルフ場に着くと、入り口で車から下ろしたバッグを受け取ってくれる。
随分親切だな。やっぱり金持ちのスポーツなのか？ジジイもやるしなぁ。

ホテルみたいなフロントでチェックインをするとロッカーの鍵をくれる。
シューズを履き替えて「じゃあ練習へ行きますか」

おや？オイラのゴルフバッグが通路においてある・・・はて？
やはり安くてみすぼらしいバッグだからかっ！コラコラ。放火するぞ。

「パーシーさんのバッグはネームプレートが付いてないからですよ」
そうか。そういやあ、兄貴にバッグをもらった時にネームプレート外してたなあ。

練習場では、まあまあな感じで打てた。パットの練習は・・・自信喪失。
芝生って難しいのぉ。

１番ホールからスタートすることをＯＵＴスタートと言うらしい。ふ～ん。
まずは打つ順番をくじ引き。ステンレスの棒を引くと番号が刻まれている。

１番・・・・。ん？デビューの第１打っていう緊張をさらに１番手という
プレッシャーが・・・　ガツッ・・・・

取り敢えず今日はこんなもんで。　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく。