「どうせ無理」「失敗したらどうしよう」など、ネガティブな考えが頭をよぎってしまうことは誰にでもあるものです。
まさに人生は山あり谷ありで、メンタルの波も日々移り変わるものです。
人である以上、状況によって落ち込んだり、自信を失ったりしてしまうことは自然なことです。
ネガティブ思考は、必ずしも悪いものではありません。
実際、リスクを予測し、事前に対策を立てるといったメリットもあります。
例えば、新しいことに挑戦する際、「失敗したくない」とネガティブに考えることで、事前にリスクを想定し、対策を立てることができます。
とはいえ、ネガティブ思考が行き過ぎてしまうと、自分を苦しめ、行動を阻んでしまうブレーキとなってしまいます。
大切なのは、ネガティブ思考に支配されないようにすることです。
ネガティブ思考に陥ってしまった時は、まず、ネガティブな感情を否定せずに受け入れることが重要です。
「自分は今、不安なんだ」「怖いと感じているんだ」と、ネガティブな感情をそのまま受け入れる「受容」は、ネガティブ思考の沼から抜け出すための第一歩です。
真面目な人は、ついネガティブに陥った自分を責めてしまいますが、それはNGです。
責めるともっとつらくなり、視野が狭くなってしまうため、何も良いことはありません。
ネガティブな感情に意識を集中させるのではなく、一歩引いた視点から、客観的に自分自身を見つめ直してみましょう。
自分の思考や感情を俯瞰的に捉えることで、冷静に状況を判断できるようになります。
そして「なぜ自分はネガティブに考えてしまうのか」その原因を探ってみましょう。
原因が分かれば、具体的な対策を立てることができます。