おめでとう!結婚式前後?新婚カップルです。
ソフィア駅です。
ブルガリア国鉄?
セルビア国内に入ると、こんな峡谷を通ります。
列車は、大体定刻に出発コンパートメントの中は日本にもかってあった夜行寝台の列車の広さと同じぐらい。
列車に乗ったら車掌が回ってきて、国境付近(深夜・セルビア・ハンガリー)通過するので夜銃を持った人が来るかも知れないのでドアを絶対にあけるなとの説明がある。現ヨーロッパにおいてそんなことあるのか?疑問に思いながらもそれでは夜はドアを空けないようにと自分に言い聞かす!
少し乗客について説明しよう。説明する意味があるからだ。
乗客は進行方向後ろの部屋が若い白人のカップル、アジア方面に4ヶ月旅をしてきたとのこと、香港のトレッキングが面白かったようです。マレーシアのキナバル山に登ろうとしたが、入山料が高いので、辞めたとのこと。(以前は安く入れたようだ?)
前の部屋はヨーロッパ系の中年の夫婦、その前がアメリカ人の一人の若者、同室者がトルコ人とのこと、事件はその部屋で起きた。トルコ人がセルビアの入国で麻薬容疑でいきなり手錠をかけられて、連行されたとのこと、国際社会の現実を見せつけられたようです。
入管が、俺達の部屋に来るなり日本人とわかると、日本語で「こんにちは」と笑顔で話しかけてくれ、緊張がほぐれる瞬間です。これが、旅の現実か?と思いながら景色を堪能しながら列車は進むが、なんだか遅い列車、踏み切り、カーブ等での徐行、停止でなかなか進んでくれない。国際列車、急ぐなかれ、明日朝、期待のブタペストに着くのだから!
今日も無事に暮れて行く!旅の実感だね!
余りにも遅い列車は、なんだか今晩はベオグラードの駅に停車するとの情報が車掌から伝わる。乗客は、朝着くはずの列車が今夜ベオグラード駅で一泊するのであれば、食事の準備はしてきたが、準備したものでは足りなくなる。買出しに行くことになり、着いたホームからキョスクを目指し歩き出す。白人のカップルの男性と、アメリカ人の青年、俺の3人で歩き出し、キョスクまで買い物に行く。現地通貨は無いけれど、ユーロで買い物は出来ました。勿論冷えたビールも買いました。列車まで戻ろうとすると、この駅で停車していると言っていた列車が動いている。カップルの男と早足で列車を追いかけたけど列車は見えなくなる。アメリカ人の男は時間があるので、駅の外へ買い物に行ってしまった。見えなくなった列車を追いかけてみると引込線へと移動したらしい。引込み線を歩くと、見覚えのある列車があり、ドアを開けて入ろうとするが開け方が分からず、ウロウロしていると車掌が気付きあけてくれた。
やっとの思いで部屋に戻り、ユーロで買った、パン、ビールを座席に置くと、同行者に相談してみた。
アメリカ人は、この場所分からないのでないかと思い、一人で迎えに行くことにする。
ホームを探していると、向こうからやってきて、アメリカの青年に迎えに来たことを伝えて、一緒にもどる。
無事に列車に戻ると、ビールで乾杯し、健やかな眠りに着く、今夜はどうやら安心して眠れそうだ。
朝、眼が覚めてみると、列車はホームに停車しているではないか?睡眠中に移動した?ふと、夕べのことが「夢」の世界なのだろうか?
財布の中をみたら現金だけは間違いなく減っていた。これは現実だ。
列車は7時には国際列車として、一両が最後尾に接続され出発していた。車掌からはブタペスト12頃には着くと聞いてきた。
景色は、農業国らしく、あまり変化は感じられない。窓を開け、Tシャツを脱ぎ、部屋のドアを開け、風を通し、時折、通路にでたり、ベットで昼寝をしたり、車掌は暇なのか、上半身裸になり、窓から景色を眺めていたり、のんびりとした時間をすごした。
日本ではこんなことは出来ないよと思いながら時間を楽しんだ。
やっとブタペスト着17:00頃。乗り疲れた。
国際列車はこんなに遅れるものなのか?
ブルガリア国鉄なのか良く分かりませんが、日本で言う順法闘争でもやっていたのか?これは深い旅のなぞである。
ブタペスト西駅
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続く