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東京国立博物館 『飛騨の円空』

今日から東京国立博物館で行われている、
「飛騨の円空」展に行って来ました。

実は、円空って知らなかったんですが、
江戸時代に木彫りの仏像を多数残した僧侶なんですね。

仏像というと、石仏だったり、金属製の仏像だったりするものは、
幾度か見たことがあるんですが、木彫りの仏像は初めて。
で、その木彫りの仏像が、何とも良い味を出しています。
木彫りではあまり細かい描写が出来ない制約があるのか、
石や金属と違い仏像の表情などが省略されれ表現されているんですが、
それが、素朴な感じでイイです。
仏様が、かえって優しいお顔になっています。
良いですよ、本当に。

木彫りの仏像で作られた三十三観音立像は、印象深いです。
元々は、50体あったとも言われているんですが、
病に倒れた人に貸し出し、病が直ったら返してもらう
と言う事をしていたら、帰った来ないこともあったようで、
いまは31体残っているそうです。
様々な大きさの観音様です。

それから、特別開張として7年に一回しか公開されない秘仏の
「歓喜天立像」が展示されています。
しかも、7年に一回の公開の際も、厨子からは出されないんですが、
ここでは、その厨子からも出されて公開されています!
雌雄の象が抱き合う姿の神様らしいんですが、なるほどね。
確かに抱き合っていました。

「それほど混まないだろうなぁ」と思っていたんですが、
場所が、本館特別5室のみということもあり、
展示物がいっぱいで、人混みでマトモに見ることが出来ない
という事はないんですが、意外に混んだ印象を受けました。

この後は、「博物館に初もうで」。

干支にちなんだ巳や蛇・ヘビに関連する展示があったので、
冷やかしてみました。
十二支の巳ではなく、蛇と言う位置づけの描写をしたものや、
もちろん、干支としての巳としての描写をしたもの。
いろいろありましたが、やっぱり十二支を物語風に
描いた巻物がカワイイし、面白かったですね。

話は、戻って円空展。
そうそう、飛騨からゆるキャラが来ていました。

さるぼぼの「ひだくん」と伝説の白猿「遊湯(ゆうゆ)」だそうです。
合わせて、高山市主催で、振舞い酒のイベントもやっていました。
合わせて、高山祭りの豊明台の模型も展示。


繰り返してしまいますが、意外に良かったです。
円空の木彫りの仏像。
素朴で好きになりました。








名称特別展
飛騨の円空 -千光寺とその周辺の足跡-
http://enku2013.jp/
会期2013年1月12日(土)~4月7日(日)
会場東京国立博物館
当日観覧料一般900円、大学生700円、高校生400円、中学生以下無料
開館時間9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
※3・4月の金曜日は20時まで
※4/6(土)、4/7(日) は18時まで
休館日毎週月曜日
※ただし1/14(月・祝)、2/11(月・祝) は開館、1/15(火) 、2/12(火)は休館
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