東京都美術館の『ゴッホとゴーギャン展』の後は、
上野の森美術館で『デトロイト美術館展』のはしご。
『ゴッホとゴーギャン展』の出展作品数が68点と意外に少なく、
且つ、それほど混んでいなかったのでサクッと見ることが出来て、
結構時間に余裕ができたので、折角ならばと言う事で。
こちらも、混んでいるかなぁと思ったんですが、
そうでもありませんでした。
興味深かったのが、この展覧会、月曜と火曜は撮影可能なんですね。
この日は土曜日だったので撮影禁止でしたが、
中々画期的企画だと思いました。
とは言え、会場外であれば撮影はできます。
これは、入り口を飾っているメキシコの画家ディエゴ・リベラによる
大規模壁画《デトロイトの産業》を模した巨大バナー。
ちょっとインターネット上の巨大百科事典サイトで調べてみたんですが、
このディエゴ・リベラと言う人、壁画で有名なんですね。
さて、会場内の事ですが、面白かったのが、
東京都美術館の『ゴッホとゴーギャン展』に
便乗したわけでも無いでしょうけど、こちらにも、ゴッホとゴーギャンの
作品が出ていたこと。
とりわけゴッホの《自画像》には興味を引かれました。
東京都美術館で展示されていた《自画像》と同時期に書かれた作品で、
クレラー=ミュラー美術館収蔵の《自画像》と
ファン・ゴッホ美術館収蔵の《パイプと麦わら帽子の自画像》の
足して二で割った感じですかね(笑)
もちろん、ゴーギャンの作品もあって、
敢えて会期を合わせたのかなと思わずには居られませんでした。
その他興味深かったのが、エミール・ノルデの《ヒマワリ》
ゴッホのヒマワリとは似ているわけではないのですが、
ゴッホへのオマージュを感じずにはいられませんでした。
あとは、オスカー・ココシュカの《エルベ川、ドレスデン近郊》
ですかねぇ。
1931年頃の作品なので、ドレスデン爆撃で、
美しいドレスデンが破壊し尽くされる前の姿かと思うと、
感慨深かったです。
こちらの展覧会は、
『ゴッホとゴーギャン展』以上に(以下に?)
出展作品が少なくて、52点。
特に混んでいるわけでも無かったので、
こちらもサクッと見ることができました。
印象派から、ピカソまで見ることが出来て、
中々良かったです。
名称 | デトロイト美術館展 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち http://www.detroit2016.com/ |
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会期 | 2016年10月7日 (金) ~ 2017年1月21日 (土) |
会場 | 上野の森美術館 |
当日観覧料 | 一般1600円、大学・高校生1200円、中学・小学生600円、未就学児以下無料 |
開館時間 | 10:00~17:00 金曜日、10/22(土)は20:00まで ※いずれも入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 10月21日(金) |
巡回展 | 終了 [大阪展] 2016年7月9日(土) ~9月25日(日) 大阪市立美術館 |
終了 [豊田展] 2016年4月27日(水)~6月26日(日) 豊田市美術館 |