三井記念美術館で開催中の『驚異の超絶技巧!』にGOです。
ランチ後の、13時ちょっと過ぎの到着。
入口に向かうエレベータ搭乗口前には、こんなもの。
これは、象牙の彫り物ですね。
そんなに混んでないかなぁと思ったのですが、
金曜だからでしょうか?
高齢の方、暇なオバチャンを中心に、まぁまぁの入り。
暇なオバチャン方、美術館でのマナー守ってね。
まずは、入口を入った直後。
撮影可能な作品が展示されていました。
こちらは、初代宮川香山の《猫ニ花細工花瓶》
宮川香山の作品は、他の展覧会でも見た事が何度かありますが、
いつもながら、見事ですね。
こう言うとなんですが、この花瓶の花は、ケーキに付いてくる、
花の飾りみたいに見えました(苦笑)
こちらは、現代の作家の作品。
1982年生まれの高橋賢悟の《origin as a human》
「焼失原型法」と呼ばれる、耐火石膏に生花を埋めて焼き、
生花が焼けて無くなったところに、アルミニウムを流し込む
と言う作り方。
花の葉脈まではっきりと出ています。
写真だと潰れてしまっているかもしれませんが。
これら以外は、撮影禁止。
ちょっと残念。
こう言う超絶技巧の展覧会と言うと、必ず出てくる、
自在細工ですが、今回も出ていました。
現代作家の作品ですが、大竹亮峯の《自在 鹿の子海老》なんか、
殆ど本物!
それと同じく驚いたのが、三代正直の《釣瓶に蝦蟇》や、
前原冬樹の《一刻:皿に秋刀魚》などは、
一つの木から掘り出したと言う細工物。
《釣瓶に蝦蟇》なんか、釣りのための輪っかもあって、
これがそのまま一本のまま掘り出したとはねぇ。
《一刻:皿に秋刀魚》は、皿の上に食べた秋刀魚があるのですが、
これもやはり一本の木からの彫り物とは・・・。
本物見たいと言う事では、木彫・牙彫の細工物で、
安藤緑山の《パイナップル、バナナ》《玉蜀黍》《葡萄》なんかは、
本物っぽいです。って言うか、ほぼ本物。
特に、皮を剥きかけたバナナとか、これも皮を剥きかけた玉蜀黍とか。
でも一方、同じ作家の《トマト》は、トマト?
柿っぽかったです。
自在細工物は、金属製のものが多いのですが、今回は、
珍しい木製のものも展示されていました。
穐山竹林斎の《龍》と正一の《蛇》
言われないと、木製とはわからなかったですねぇ。
昔の作家の作品ばかりではなく、現代作家の作品もあり、
ちゃんと技術は継承され、進化もしている事が判りました。
名称 | 驚異の超絶技巧! -明治工芸から現代アートへ- |
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会期 | 2017年9月16日(土)~12月3日(日) |
会場 | 三井記念美術館 |
当日観覧料 | 一般1300円、大学生・高校生800円、70歳以上1000円、中学生以下無料 「ECO EDO 日本橋2017」和服・ゆかた着用、またはアートアクアリウム2017の入場券(半券)ご提示で、一般1000円、大学生・高校生600円に割引 ナイトミュージアムは、一般1000円、大学生・高校生500円 |
開館時間 | 10:00~17:00 毎週金曜日は、ナイトミュージアムと言う事で、9/30までは19:00まで開館 ※入館は、いずれの場合も閉館の30分前まで |
休館日 | 月曜日、10月10日(火)(ただし9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館) |