いちにち いちにちと
朝と夕方では景色がかわる
父が植えてくれた柿の木や
息子が木の実から育てたどんぐりの木や
おかえりと私を迎えてくれるのは
朝よりひとまわり大きくなった庭の木々たち
またこの季節に森がやってくる
こんなに広かったかなと思うこの庭は
全然広くなんかないはずで
私がね
忙しそうに働きまわるこの蟻や
若葉の裏で
そっと静かに穏やかに過ごしている
ちっちゃないもむしと
私がね
おんなじになってしまっているからなんだよね
ほらほらあっちから
猫バスが見えるでしょ
森が
わたしのもとに
森が……
やってくる
朝と夕方では景色がかわる
父が植えてくれた柿の木や
息子が木の実から育てたどんぐりの木や
おかえりと私を迎えてくれるのは
朝よりひとまわり大きくなった庭の木々たち
またこの季節に森がやってくる
こんなに広かったかなと思うこの庭は
全然広くなんかないはずで
私がね
忙しそうに働きまわるこの蟻や
若葉の裏で
そっと静かに穏やかに過ごしている
ちっちゃないもむしと
私がね
おんなじになってしまっているからなんだよね
ほらほらあっちから
猫バスが見えるでしょ
森が
わたしのもとに
森が……
やってくる