この3月になると
そう毎年この感覚を思い出す
こわかった
どうしようかと思った
少し春の埃っぽいにおいがする それでもひんやり冷たいこの季節の風を
窓を開けて感じることができない
だから息苦しい
出窓のシクラメンはまだまだ見頃で
けど、どこか季節はずれで、春の日差しには似合わない
そんなシクラメンごしに見える空は、私の思いとは違ってとてもキラキラしている
入学式を楽しみにしているピカピカのランドセルを待ちきれずに背負っている女の子
お道具箱にお名前シールを早く貼らないとと焦っているお母さん
そんな3月のはずなのに
テレビをつけると恐ろしい現実が語られている
私たちの感情などそっちのけで
的確に冷静に論理的に科学的に
そんな3月から11年がたった
11年がたったこの3月は
やっぱり
こわい
どうしようかと思う
窓を開けて
埃っぽい風を感じても
息苦しい
今
この時にも
泣いている人がいるのだろう
簡単に何が正しいのか 正義なのかはわからない
けれど
私は私より先に逝ってしまった人たちと交わした約束がある
笑いながら空を見上げるそんな未来を子どもたちに残していくのは
あなたたちの責任だからと
だから
だから
他人事ではなく
もう一度考えてみなければ
季節外れのシクラメンは
今年もまだまだ見頃で
こころがとてもキュンとする
そう毎年この感覚を思い出す
こわかった
どうしようかと思った
少し春の埃っぽいにおいがする それでもひんやり冷たいこの季節の風を
窓を開けて感じることができない
だから息苦しい
出窓のシクラメンはまだまだ見頃で
けど、どこか季節はずれで、春の日差しには似合わない
そんなシクラメンごしに見える空は、私の思いとは違ってとてもキラキラしている
入学式を楽しみにしているピカピカのランドセルを待ちきれずに背負っている女の子
お道具箱にお名前シールを早く貼らないとと焦っているお母さん
そんな3月のはずなのに
テレビをつけると恐ろしい現実が語られている
私たちの感情などそっちのけで
的確に冷静に論理的に科学的に
そんな3月から11年がたった
11年がたったこの3月は
やっぱり
こわい
どうしようかと思う
窓を開けて
埃っぽい風を感じても
息苦しい
今
この時にも
泣いている人がいるのだろう
簡単に何が正しいのか 正義なのかはわからない
けれど
私は私より先に逝ってしまった人たちと交わした約束がある
笑いながら空を見上げるそんな未来を子どもたちに残していくのは
あなたたちの責任だからと
だから
だから
他人事ではなく
もう一度考えてみなければ
季節外れのシクラメンは
今年もまだまだ見頃で
こころがとてもキュンとする