朝起きて びっくりぽんや
私が母に買ってもらった雪の本は
加古里子の「ゆきのひ」
母になった私が買った雪の本は
エズラ=ジャック=キーツの「ゆきのひ」
しみじみと窓から雪を眺めながら
ああ 仕事に行かないで済むのであれば
きっと こんな雪の日も嫌いにならなかったのかもしれないと
こんな日に出掛けるのが嫌なのではない
こんな日に出掛けなくてはいけないのが嫌なのだ
○○しなくてはいけないってのは
そこに私の意思など入り込む余地などないから
ああ それが大人ってものなのだ
ああ けど子どもだって
学校に行かなければいけないのだ
加古里子もキーツも
絵本の中のゆきのひは
とてもきらきらしていたのに
私もいつから
雪にみかんを埋めなくなってしまったのかな
庭の棉の木のコットンボールが
この季節に何個がはじけ
その白い棉の上にも
雪が積もり
その雪を指でそっとはらいながら
まあ 冬だし
やっぱり 雪降らないとって
しんしんと静かな静かな
雪が積もった夜も悪くない
できれば雪はすでにやみ月の光など差していればなお悪くない
真夜中に外を眺めれば
いるはずもないキタキツネに出会えそうな
そんな冬の夜も悪くない
私が母に買ってもらった雪の本は
加古里子の「ゆきのひ」
母になった私が買った雪の本は
エズラ=ジャック=キーツの「ゆきのひ」
しみじみと窓から雪を眺めながら
ああ 仕事に行かないで済むのであれば
きっと こんな雪の日も嫌いにならなかったのかもしれないと
こんな日に出掛けるのが嫌なのではない
こんな日に出掛けなくてはいけないのが嫌なのだ
○○しなくてはいけないってのは
そこに私の意思など入り込む余地などないから
ああ それが大人ってものなのだ
ああ けど子どもだって
学校に行かなければいけないのだ
加古里子もキーツも
絵本の中のゆきのひは
とてもきらきらしていたのに
私もいつから
雪にみかんを埋めなくなってしまったのかな
庭の棉の木のコットンボールが
この季節に何個がはじけ
その白い棉の上にも
雪が積もり
その雪を指でそっとはらいながら
まあ 冬だし
やっぱり 雪降らないとって
しんしんと静かな静かな
雪が積もった夜も悪くない
できれば雪はすでにやみ月の光など差していればなお悪くない
真夜中に外を眺めれば
いるはずもないキタキツネに出会えそうな
そんな冬の夜も悪くない