美しい彼は、親から家族からうまく愛されず、寂しさを紛らわすために見ていたテレビの世界に入りたい、と芸能界を生きる青年と吃音を持つ、カメラが好きな青年の関係を描いた作品です。
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なんか、すごく雑な説明になってしまったけど💦
私、この作品でいいなぁと思ったのが
2つあって。1つは、いい意味で2人の持つ感情が気持ち悪いところです笑
恋愛感情...だけでなく、信仰心に似た心とか、なんかいい感じに気持ち悪くて。
でも、それって本当に好きなんだろうなって、そう伝わってきてすごくいいなぁと思いました。
綺麗でまともで整理された感情って、現実を生きていく上ではとても必要だと思うし、恋にどっぷり溺れたら本当に後で痛い目を見ると、なんか、最近感じています😅
でも、本当に恋に落ちているってときは
そんな整理された感情なんてないし、言葉に言い換えられる気持ちでもなくて、
簡単に法に触れられるような、自分が自分じゃないような、なんか、怖いくらいの奇妙さを含んでいる気が、私はします。
綺麗に整ってストーリー仕立てになった恋愛作品より、こっちの方が私はずって好き！と思いました。
2つ目は、なんか、２人の弱さが描かれた作品のように感じました。
きよいくんの繊細でカッコをつけてしまって寂しさを抱えて強烈に誰かに求めてもらいたいと願っている姿や
ひらくんの吃音で就活はおろかアルバイトもなかなか通らないところ、どうしてもきよいくんと対等に向き合えなくて
いつまでもいつまでもきよいくんの寂しい思いをさせてしまうところ。
どちらかが特段強いわけでも、弱いわけでもなく、片方がいつも片方を支えるのでもなく、
２人が自分たちの弱さを見せ合って
互いに、時に周りの人が手を貸しながら
関係を築いていくのが、すごく素敵だと思いました。
人に弱さを見せるのって
とっても難しくて、勇気がいることですよね。私は最近それを痛感しているから
だからこそ、そんなポイントに着目して
この作品を楽しめたのかもしれません。
いや...よかった。
今までbl作品はbl作品って一括りにしていたけど、それは違うなぁ。
うん。
いやーーー。
すごく良かった😊
