同じ話で恐縮である。しかし、その結果は、メモられずにはいられない「目眩く一瞬」のレース結果であった。
起死回生の一撃であった。
11月4日(土) 9Rは大荒れと読んで、人気薄の穴馬何頭かから、オッズ1000倍以上の馬券を含めて大穴馬券に資金を投入。しかし結果は、上位人気馬3頭の決着で惨敗。
1000倍馬券は今年2回出ていて、その2レースとも的中しているが、この季節まで2回だけというのはどうも少な過ぎる。少なくとももう1、2回は出現するはずとの「勘」を頼りに、先週から1000倍を超える穴馬券に相当つぎ込んでは裏切られ続けていた。いつ大穴が出るか、もちろんわからないのだが、後半の荒れそうなレースでは、必ず超万馬券に狙いを定めた買い方をし続けていた。
そんな買い方の結果、惨敗続きであったので、8月27日に的中させた12万馬券(4000円購入)で得た配当金も風前の灯といった案配。余りの乱暴な馬券の買い方に我が身の金銭感覚を疑うほどであった。何回同じ轍を踏めばわかるのか。馬鹿は死ななきゃ治らないでは無いが、自身の無節操さに飽きれるばかりであった。そんなことをいつも自覚し、反省しつつも結果同じことを繰り返しているのである。これからは本当に理性的というより普通の金銭感覚をもった判断をしなければ、と自戒するのである。
しかし、そうした反省を何回もしている、つまり超万馬券への欲望の結末を何回も経験しているはずなのに競馬を止めない。それは、同じことを繰り返すギャンブル依存からの経済的危機を救ってもらっている、という危機脱出の何回かの成功体験と自分自身の強運を信じ切っていることから、相も変わらず、そうした勝ち馬投票でJRA への挑戦をし続けているのである。
そんな気分を持ちつつ、当日もWINS 新宿 へ出向いた。
9R で大敗。しかしながら、メインレースの11R 根岸ステークスで、狙っていたヤングエブロスが穴をあけたのである。1番人気のイブキクラッシュとの組み合わせ (10)(11)で 4,170円の配当。この馬券を4000円的中させた。配当は 166,800円である。この配当を翌日の菊花賞の資金にしようとも考えたのだが、 G1 レースのある週の土曜最終レースは荒れるという競馬雑誌の記事を思い出し荒れることを大前提にした予想を立てたのである。
買い目は超人気薄の馬を2頭。このとき人気薄の馬の選び方は新聞の予想オッズと場内の掲示板のオッズ見ることのできる範囲、単勝のオッズとかで人気のない馬であることの確認、さらに調教欄で買う要素があるかどうかの判断。そして調教師や厩務員のコメントから、弱気か強気かに関係なく、気になる発言がないかなどのことから判断することが多い。
最終12R はサラ4歳以上900万下の1400M ダート戦である。
穴馬として選んだゲイリーハヤテは3ヶ月の休み明け。調教欄では熱心に乗り込まれていることが7本の調教時計が載っていることからもわかる。さらに、二ノ宮調教師のコメントは「身体はできている。この距離なら900万下でも通用するはず」。休み前の6月18日札幌の1700Mダート戦で勝ち上がり、続く二戦は1700M ダート戦で10着、7月30日UHB杯2600M芝でドンジリの大敗。そして立て直しの緒戦という訳である。人気は最低人気、前走シンガリ負け、休養明け。そして騎手は横山典から田中勝へと乗り替わりである。調教が熱心であったこと、調教師の言葉にはこの馬への期待感があったこと、ダートで善戦している過去があること、こうしたことが穴狙いの要素ではあるが、これらを除けば買い目は無い。そして競馬専門紙では全くの無印であった。
次にピックアップした穴馬はマッケンドラマである。ここ3走、札幌で7月30日ダートの1700M を勝った後、中央場所でのレースで狙い続けていた馬である。理由は穴馬として狙い続けけていたこと、そしてノド鳴りの負担を和らげようと減量騎手を乗せてきたこと。この2点が主な理由であった。あとは、前の11レース根岸Sで高配当をゲットしていた余裕から、⑤のコガネユタカオーと(13)の逃げ馬ストレートアンサー。これら4頭を中心にしたボックス馬券と総流し馬券で攻めてみようという予想になったのである。
では、どのような買い方をしたのかというと、まず⑤番コガネユタカオーからは2000円、⑦番ゲイリーハヤテ、⑨番マッケンドラマ、そして(13)番ストレートアンサー、この3頭からは、それぞれ馬連1000円の総流し。これらの馬券を買うときは、もうオッズがどうなっているかは気にせずに、全部白色で表示されている万馬券を示すオッズかどうかだけを場内モニターで確認しているだけである。
この総流し馬券は、軸馬を人気薄の馬にしているので、抜け目の高配当で悔しい思いをしたくないからである。
次にマークシートに記入するのは、ボックス馬券である。もちろん、人気薄の4頭と人気馬や気になる馬との組み合わせである。
この12R では、絶対的な人気馬になっている⑥番のダイチノボルとのボックス馬券。つまり⑤⑥⑦⑨(13)の5頭ボックス各3000円、そして成績的に気になる10番カチウマキャシーとのボックス⑤⑦⑨(10)(13)の各2000円も追加購入する。
レースはハイペースで進む。直線に入ると逃げていた馬たちの脚色がにぶる。そこへ中団にいた馬たちが襲いかかる。直線残り200メートル、そして150メートル。先団が7、8頭固まって、先行していた脚色が鈍ってきた馬と追い上げてきた馬が交差する。このとき、後方にいた⑨番マッケンドラマが外から内へ切れ込むように鋭い脚を伸ばし、残り100メートルか7、80メートルの地点で馬群から抜け出した。マッケンドラマは他馬を1馬身、2馬身と引き離す。ゴールはもう寸前、2着争いはマッケンドラマから2馬身後ろで数頭が横一線。マッケンドラマはゴールイン。続いて武の⑧番黄色い帽子のマリーベルが頭、首と抜け出して2着を確保しようと武が必死に追っている。マリーベルもゴール間近、接戦の2着争い。場内モニターはその2着争いをしている4頭、5頭の馬をアップして映し出していた。さあゴール、と思った瞬間、さらなる大外から⑦番田中勝春の黄色い帽子が飛び込んで来た。その一瞬、「差せ!」と大声をあげていた。狙った穴馬2頭が、1着とそしてもう1頭が2着に突っ込んで来たのだ。
内心で、「ヨーシ・・」と叫んだ。が、しかし直ぐに顔色を失った。胃まで痛くなる。実況中継しているアナウンサーの「しかし、このレースは審議です」という大きな声が耳に入る。
競馬場内の電光掲示板には、1着の馬⑨の点滅、2、3着は ( 写)。4、5着も(写)の掲示。さらに審議を知らせる緑色の(審)のランプが点滅。
待つこと2、3分だったか、(写)の方は2着が⑦、3着は⑧、4着は③、5着は⑤との点滅を始める。
よーし!やった‼︎ 。
これで決まれば超万馬券である。
⑦⑨の馬連を7000円買っているはずである。
これは、1992年の立春ハンデ。シンボリカイザーとエメラルドセクレの枠連5️⃣5️⃣、馬連⑧⑨ を渋谷場外で獲得した560万の配当を上まわることになる。
しかし、審議である。
場内アナウンサーの女性の声が響き渡る。
「ただいまのレースは審議中です。お買い求めの勝ち馬投票券はレースが確定するまでお捨てにならないようにご注意ください」このアナウンスが2回3回と流れる。審議の対象は明らかに1着入線の⑨番マッケンドラマ。見習い騎手西田、もし失格したら恨むよ。。? 脚色からして、「西田さん!焦らなくても1着はあったのだから」心の中で呟く。。。
次のアナウンスは、もし失格があれば「審議の対象馬が上位入線馬」であることが告げられるはずだ。それがないので大丈夫か、などなど、実に長く感じる確定を待つ時間。
そして、裁定委員の男性の声が響き渡った。
「ただいまのレース、最後の直線走路で14番セフテイグランダーの進路が狭くなったことについて審議しました“が”」よーし「が」だ、とにかく4階の窓口に向かうことにする。エスカレーターに乗りながら、「失格および降着の馬はいませんので、到着順どおり確定します。」4階に着いたところで、場内のモニターでは⑨⑦⑧③⑤の数字が上から下にきれいに並び点灯している。そして点滅が止まり確定の(確)の青ランプ。
さあ、配当はいくらか?超万馬券であることは確かである。
何とラッキーなことか!‼︎
配当金が表示された。馬連⑦⑨は16万4,290円。
今年3度目の超1000倍馬券である。つまり10万馬券。
(そのときは、メモしていること自体が夢なのかも、そんな風に書いていた。ある意味信じられない配当金がなのである。)
16万の配当、その70倍である。馬連⑦⑨の馬券を7000円買っているはずである。
実際、11500300円の配当金であった。
交通事故などに気をつけよう。
親によく言われた「いつまでもあると思うな親と金、ないと思うな運と災難」という言葉をかみしめる。
こういう体験が、ギャンブル依存にさせる、本当によく聞く話である。しかし、ギャンブルのこの目眩くとき、この一瞬のドキドキ感は非日常的感覚の最たるもののように思うのである。競馬をひとりで熱中するのもこの非日常性への誘惑であろう。
後日談
11月4日(土) のサンケイスポーツ競馬欄や競馬専門紙の各紙を見直しながら、関係者のコメントを読んでいた。そして12R の馬柱ページを開いて 『新 競馬エイト宅厩便』というコーナーを見ると『12R マッケンドラマ有終ラン』の見出し。気がつかなかった。当日もそしてその後も、サンスポの馬柱に注目し過ぎて他の情報を見逃していたものもあったのだ。そして読んでみる。
古賀史厩舎の竹部調教助手の記者席でのコメントが出ていた。
「走ってもおかしくないぞ」「引退レースになるんだけど、けいこが動いたんだ。減量騎手で3 キロ斤量が軽くなるし、東京は走るからな。返し馬で気合がのっていたら面白いぞ」
こんなコメントを記事に。穴気配を漂わせていることを伝えている。やはり、関係者は期待感と好感触を持っていたのだ。
マッケンドラマは狙い続けていたから買ったのだが、この記事と人気の無さを考えたら、当然大穴馬の一番手として、さらに確信できたのではないかと思う。
専門9紙とサンスポ予想では、☆印を唯一水戸記者が付けていた。
有名な穴狙いの記者として、マッケンドラマの人気の無さとこのコメントから、狙うべき穴馬と考えたのだろう。しかし、本命にはし切れなかったのだ。そこが予想記者の辛いところかも知れない。僕は予想記者ではない。印を付けるかどうか悩んだりする必要はない。穴馬の匂いを嗅ぎ付け、その馬を狙う。とにかく情報過多のなかで、その取捨選択と経験値や勘、そして嗅覚を鋭く磨ぎすます努力が必要なのだ。多くはそれが勘違いであることになるのだが。たまにそのまたたまに、勘や嗅覚が大穴的中に結びつくこともあるのだ。
起死回生の一撃であった。
11月4日(土) 9Rは大荒れと読んで、人気薄の穴馬何頭かから、オッズ1000倍以上の馬券を含めて大穴馬券に資金を投入。しかし結果は、上位人気馬3頭の決着で惨敗。
1000倍馬券は今年2回出ていて、その2レースとも的中しているが、この季節まで2回だけというのはどうも少な過ぎる。少なくとももう1、2回は出現するはずとの「勘」を頼りに、先週から1000倍を超える穴馬券に相当つぎ込んでは裏切られ続けていた。いつ大穴が出るか、もちろんわからないのだが、後半の荒れそうなレースでは、必ず超万馬券に狙いを定めた買い方をし続けていた。
そんな買い方の結果、惨敗続きであったので、8月27日に的中させた12万馬券(4000円購入)で得た配当金も風前の灯といった案配。余りの乱暴な馬券の買い方に我が身の金銭感覚を疑うほどであった。何回同じ轍を踏めばわかるのか。馬鹿は死ななきゃ治らないでは無いが、自身の無節操さに飽きれるばかりであった。そんなことをいつも自覚し、反省しつつも結果同じことを繰り返しているのである。これからは本当に理性的というより普通の金銭感覚をもった判断をしなければ、と自戒するのである。
しかし、そうした反省を何回もしている、つまり超万馬券への欲望の結末を何回も経験しているはずなのに競馬を止めない。それは、同じことを繰り返すギャンブル依存からの経済的危機を救ってもらっている、という危機脱出の何回かの成功体験と自分自身の強運を信じ切っていることから、相も変わらず、そうした勝ち馬投票でJRA への挑戦をし続けているのである。
そんな気分を持ちつつ、当日もWINS 新宿 へ出向いた。
9R で大敗。しかしながら、メインレースの11R 根岸ステークスで、狙っていたヤングエブロスが穴をあけたのである。1番人気のイブキクラッシュとの組み合わせ (10)(11)で 4,170円の配当。この馬券を4000円的中させた。配当は 166,800円である。この配当を翌日の菊花賞の資金にしようとも考えたのだが、 G1 レースのある週の土曜最終レースは荒れるという競馬雑誌の記事を思い出し荒れることを大前提にした予想を立てたのである。
買い目は超人気薄の馬を2頭。このとき人気薄の馬の選び方は新聞の予想オッズと場内の掲示板のオッズ見ることのできる範囲、単勝のオッズとかで人気のない馬であることの確認、さらに調教欄で買う要素があるかどうかの判断。そして調教師や厩務員のコメントから、弱気か強気かに関係なく、気になる発言がないかなどのことから判断することが多い。
最終12R はサラ4歳以上900万下の1400M ダート戦である。
穴馬として選んだゲイリーハヤテは3ヶ月の休み明け。調教欄では熱心に乗り込まれていることが7本の調教時計が載っていることからもわかる。さらに、二ノ宮調教師のコメントは「身体はできている。この距離なら900万下でも通用するはず」。休み前の6月18日札幌の1700Mダート戦で勝ち上がり、続く二戦は1700M ダート戦で10着、7月30日UHB杯2600M芝でドンジリの大敗。そして立て直しの緒戦という訳である。人気は最低人気、前走シンガリ負け、休養明け。そして騎手は横山典から田中勝へと乗り替わりである。調教が熱心であったこと、調教師の言葉にはこの馬への期待感があったこと、ダートで善戦している過去があること、こうしたことが穴狙いの要素ではあるが、これらを除けば買い目は無い。そして競馬専門紙では全くの無印であった。
次にピックアップした穴馬はマッケンドラマである。ここ3走、札幌で7月30日ダートの1700M を勝った後、中央場所でのレースで狙い続けていた馬である。理由は穴馬として狙い続けけていたこと、そしてノド鳴りの負担を和らげようと減量騎手を乗せてきたこと。この2点が主な理由であった。あとは、前の11レース根岸Sで高配当をゲットしていた余裕から、⑤のコガネユタカオーと(13)の逃げ馬ストレートアンサー。これら4頭を中心にしたボックス馬券と総流し馬券で攻めてみようという予想になったのである。
では、どのような買い方をしたのかというと、まず⑤番コガネユタカオーからは2000円、⑦番ゲイリーハヤテ、⑨番マッケンドラマ、そして(13)番ストレートアンサー、この3頭からは、それぞれ馬連1000円の総流し。これらの馬券を買うときは、もうオッズがどうなっているかは気にせずに、全部白色で表示されている万馬券を示すオッズかどうかだけを場内モニターで確認しているだけである。
この総流し馬券は、軸馬を人気薄の馬にしているので、抜け目の高配当で悔しい思いをしたくないからである。
次にマークシートに記入するのは、ボックス馬券である。もちろん、人気薄の4頭と人気馬や気になる馬との組み合わせである。
この12R では、絶対的な人気馬になっている⑥番のダイチノボルとのボックス馬券。つまり⑤⑥⑦⑨(13)の5頭ボックス各3000円、そして成績的に気になる10番カチウマキャシーとのボックス⑤⑦⑨(10)(13)の各2000円も追加購入する。
レースはハイペースで進む。直線に入ると逃げていた馬たちの脚色がにぶる。そこへ中団にいた馬たちが襲いかかる。直線残り200メートル、そして150メートル。先団が7、8頭固まって、先行していた脚色が鈍ってきた馬と追い上げてきた馬が交差する。このとき、後方にいた⑨番マッケンドラマが外から内へ切れ込むように鋭い脚を伸ばし、残り100メートルか7、80メートルの地点で馬群から抜け出した。マッケンドラマは他馬を1馬身、2馬身と引き離す。ゴールはもう寸前、2着争いはマッケンドラマから2馬身後ろで数頭が横一線。マッケンドラマはゴールイン。続いて武の⑧番黄色い帽子のマリーベルが頭、首と抜け出して2着を確保しようと武が必死に追っている。マリーベルもゴール間近、接戦の2着争い。場内モニターはその2着争いをしている4頭、5頭の馬をアップして映し出していた。さあゴール、と思った瞬間、さらなる大外から⑦番田中勝春の黄色い帽子が飛び込んで来た。その一瞬、「差せ!」と大声をあげていた。狙った穴馬2頭が、1着とそしてもう1頭が2着に突っ込んで来たのだ。
内心で、「ヨーシ・・」と叫んだ。が、しかし直ぐに顔色を失った。胃まで痛くなる。実況中継しているアナウンサーの「しかし、このレースは審議です」という大きな声が耳に入る。
競馬場内の電光掲示板には、1着の馬⑨の点滅、2、3着は ( 写)。4、5着も(写)の掲示。さらに審議を知らせる緑色の(審)のランプが点滅。
待つこと2、3分だったか、(写)の方は2着が⑦、3着は⑧、4着は③、5着は⑤との点滅を始める。
よーし!やった‼︎ 。
これで決まれば超万馬券である。
⑦⑨の馬連を7000円買っているはずである。
これは、1992年の立春ハンデ。シンボリカイザーとエメラルドセクレの枠連5️⃣5️⃣、馬連⑧⑨ を渋谷場外で獲得した560万の配当を上まわることになる。
しかし、審議である。
場内アナウンサーの女性の声が響き渡る。
「ただいまのレースは審議中です。お買い求めの勝ち馬投票券はレースが確定するまでお捨てにならないようにご注意ください」このアナウンスが2回3回と流れる。審議の対象は明らかに1着入線の⑨番マッケンドラマ。見習い騎手西田、もし失格したら恨むよ。。? 脚色からして、「西田さん!焦らなくても1着はあったのだから」心の中で呟く。。。
次のアナウンスは、もし失格があれば「審議の対象馬が上位入線馬」であることが告げられるはずだ。それがないので大丈夫か、などなど、実に長く感じる確定を待つ時間。
そして、裁定委員の男性の声が響き渡った。
「ただいまのレース、最後の直線走路で14番セフテイグランダーの進路が狭くなったことについて審議しました“が”」よーし「が」だ、とにかく4階の窓口に向かうことにする。エスカレーターに乗りながら、「失格および降着の馬はいませんので、到着順どおり確定します。」4階に着いたところで、場内のモニターでは⑨⑦⑧③⑤の数字が上から下にきれいに並び点灯している。そして点滅が止まり確定の(確)の青ランプ。
さあ、配当はいくらか?超万馬券であることは確かである。
何とラッキーなことか!‼︎
配当金が表示された。馬連⑦⑨は16万4,290円。
今年3度目の超1000倍馬券である。つまり10万馬券。
(そのときは、メモしていること自体が夢なのかも、そんな風に書いていた。ある意味信じられない配当金がなのである。)
16万の配当、その70倍である。馬連⑦⑨の馬券を7000円買っているはずである。
実際、11500300円の配当金であった。
交通事故などに気をつけよう。
親によく言われた「いつまでもあると思うな親と金、ないと思うな運と災難」という言葉をかみしめる。
こういう体験が、ギャンブル依存にさせる、本当によく聞く話である。しかし、ギャンブルのこの目眩くとき、この一瞬のドキドキ感は非日常的感覚の最たるもののように思うのである。競馬をひとりで熱中するのもこの非日常性への誘惑であろう。
後日談
11月4日(土) のサンケイスポーツ競馬欄や競馬専門紙の各紙を見直しながら、関係者のコメントを読んでいた。そして12R の馬柱ページを開いて 『新 競馬エイト宅厩便』というコーナーを見ると『12R マッケンドラマ有終ラン』の見出し。気がつかなかった。当日もそしてその後も、サンスポの馬柱に注目し過ぎて他の情報を見逃していたものもあったのだ。そして読んでみる。
古賀史厩舎の竹部調教助手の記者席でのコメントが出ていた。
「走ってもおかしくないぞ」「引退レースになるんだけど、けいこが動いたんだ。減量騎手で3 キロ斤量が軽くなるし、東京は走るからな。返し馬で気合がのっていたら面白いぞ」
こんなコメントを記事に。穴気配を漂わせていることを伝えている。やはり、関係者は期待感と好感触を持っていたのだ。
マッケンドラマは狙い続けていたから買ったのだが、この記事と人気の無さを考えたら、当然大穴馬の一番手として、さらに確信できたのではないかと思う。
専門9紙とサンスポ予想では、☆印を唯一水戸記者が付けていた。
有名な穴狙いの記者として、マッケンドラマの人気の無さとこのコメントから、狙うべき穴馬と考えたのだろう。しかし、本命にはし切れなかったのだ。そこが予想記者の辛いところかも知れない。僕は予想記者ではない。印を付けるかどうか悩んだりする必要はない。穴馬の匂いを嗅ぎ付け、その馬を狙う。とにかく情報過多のなかで、その取捨選択と経験値や勘、そして嗅覚を鋭く磨ぎすます努力が必要なのだ。多くはそれが勘違いであることになるのだが。たまにそのまたたまに、勘や嗅覚が大穴的中に結びつくこともあるのだ。
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