カンヌ映画祭でグランプリをとった映画
殯(もがり)の森
をBSで観ました。
放映されたの早かったですね。
映画館では観れなかったので、じっくり観ました。
さてさて、やっぱり、
映画は映画館で観る方がいいですね。
美しい茶畑の緑も、暗闇で燃える火も、逆光のシーンも、
みんな明るい我が家のリビングでは存分に楽しめなかった。
とはいえ、映画そのものはとても好きな映画です。
テーマは重いのですが、淡々と静かにつづられていきます。
時折胸が締め付けられるようなシーンが出てきます。
そのたび自分もそこに居合わせているような気持ちになったり。
殯(もがり)
というのは、どうやら人が死んで、埋葬されるまでの間、
その人と別れを確認して送り出すまでの期間のことを言うらしいです。
喪が明けるがなまってもがりとなったのかもしれないんだとか。
で、私が勝手に思ったのですが、
主人公の真千子さんが幼い我が子を亡くし、
喪が明けないまま日々の生活を送っていたのだけど、
痴呆(?)老人のしげきさんと出会い、森へ迷い込み、
そこで喪が明ける・・・明けた?んではないかと。
古びたしげきさんのオルゴールを回しながら、
空に向かって解き放たれたように笑う(微笑む?)彼女の顔が
とても印象に残りました。
不思議な映画です。
こんなこと現実には起こらないだろうから、
ある意味ではファンタジーなのかもしれません。
風景が美しい。
風、水、木、人の手、陽のひかり、火・・・・、
生きている今こそ大切なのだと訴えかけてくるんです。
河瀬直美監督のほかの作品も観てみたくなりました。
女性監督の作品は、「ゆれる」もそうでしたが、
男性が作るものよりもしっとりと体温が低い感じがします。
殯(もがり)の森
をBSで観ました。
放映されたの早かったですね。
映画館では観れなかったので、じっくり観ました。
さてさて、やっぱり、
映画は映画館で観る方がいいですね。
美しい茶畑の緑も、暗闇で燃える火も、逆光のシーンも、
みんな明るい我が家のリビングでは存分に楽しめなかった。
とはいえ、映画そのものはとても好きな映画です。
テーマは重いのですが、淡々と静かにつづられていきます。
時折胸が締め付けられるようなシーンが出てきます。
そのたび自分もそこに居合わせているような気持ちになったり。
殯(もがり)
というのは、どうやら人が死んで、埋葬されるまでの間、
その人と別れを確認して送り出すまでの期間のことを言うらしいです。
喪が明けるがなまってもがりとなったのかもしれないんだとか。
で、私が勝手に思ったのですが、
主人公の真千子さんが幼い我が子を亡くし、
喪が明けないまま日々の生活を送っていたのだけど、
痴呆(?)老人のしげきさんと出会い、森へ迷い込み、
そこで喪が明ける・・・明けた?んではないかと。
古びたしげきさんのオルゴールを回しながら、
空に向かって解き放たれたように笑う(微笑む?)彼女の顔が
とても印象に残りました。
不思議な映画です。
こんなこと現実には起こらないだろうから、
ある意味ではファンタジーなのかもしれません。
風景が美しい。
風、水、木、人の手、陽のひかり、火・・・・、
生きている今こそ大切なのだと訴えかけてくるんです。
河瀬直美監督のほかの作品も観てみたくなりました。
女性監督の作品は、「ゆれる」もそうでしたが、
男性が作るものよりもしっとりと体温が低い感じがします。
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