一週間のデイの夏祭りが終わり、トボトボと橋を渡る。重い足取りに空を見上げる。月がボクを労るように輝いている。「ありがたいな」と思った。欄干に寄りかかり、両手を合わせる。「祭りのあとの淋しさは~」思わず、吉田拓郎の『祭りのあと』を口ずさんでいた。人は、連続した時間を過ごしているんではなく、一過性の時間のなかにいるんやろな?祭りのあと、そんな想いが降りてくる。