まず、長男が帰ってこない

受験生は部活もないし、ウチは塾にも行ってないから
だいたい5時前には帰ってくる。
たまに7時過ぎるのは、本屋に寄ってたり
駅で誰かと(。。。そう、誰だよ

ご飯はそんなわけで普段から8時近いから、
そのくらいまでは黙って待ってたんだけど・・・
「どうした~


ご飯食べちゃうぞ~」(→実は食べてた・笑)と最初のメール。
・・・反応なし

もしかしたら、カラオケ行ってるのかな

あの子が携帯を離さないワケないけど(笑)
気がつかないのかも・・・。
夫が、珍しくお早い帰るコール。
私は結構話の分かる親だけど(笑)彼がいるとややこしくなる。
もう9時か~再びメール。
「お父さん、帰ってくるよー

・・・またもや、反応なし。
この辺で、何かトラブルでも

9時45分。
「こら~ッ、連絡くらいしなさ~い


・・・効くなぁ(爆)、返事が来た。
「公園で話してる、もうすぐ帰るから」
・・・こ、公園で

暗いでしょうよ~、どこの公園だよ~、
補導されンなよーーー

10時、10時半。
「もう限界、帰ったらお仕置き~

次男を寝かせに行った時(まだ“寝かせて”いる・笑。
彼は嫌がるんだけど、私がふざけて布団にもぐりこみに行く)
「お兄ちゃん心配だね~」と、彼が口にした。
・・・この子は優しくて、結構心配性なのだ。
「どこにいるか見に行くか

「どんな人か、見てきて」「えっ・・・彼女かなあ?やっぱ」なんて会話。
チビは夕方ドラマの再放送を見てるらしいので(笑)
見かけによらず、耳年増。
10時45分、とうとう電話。
「どこにいンの


早く帰ってらっしゃ~~~いッッ


「え~、なんで~

・・・・20分くらい待って、ようやく帰宅。
不機嫌モードで説教開始。
「連絡してよー


サツに捕まるなよ

「こんな時間、みんな塾だしね」
(・・・そっか、確かにそうだ。
塾という免疫がない我が家には、ドエライ深夜に思えるが・・・。)
「公園なんて危ないでしょ~よ、ファミレスとか行けば

「・・・金ない」
「ね~、誰か悩んでるとか

「ま~それも含めて・・」
「キミ、何か悩みあるの?」
「いや、ない」
「じゃ~友達か。困ってる友達を捨てては帰って来れないね」
「・・・さっき捨てて来たよ

ここで突如、夫のツッコミ。
「時間を考えろ

ご飯まだなんだけど、と食べ始めながら
いたってフツーに、・・普通以上に
TVを見つつ、この前の定期考査の成績のことなど
話してくれた彼。
(この、成績が悪くなかったらしいことに
夫も私もホッとしてちょっとだけ機嫌が直る)
「ブランコ乗ったから、制服汚れたよ~、これって落ちる?」と
ワイシャツに付いたサビを気にしてた。
彼が二階に上がってから
「あの子、可愛いね。普通は、遅く帰って来て怒られたら
プイッと部屋に行ったりしない?」と夫に言うと
「悪いことしたとは思ってないから」と夫。
確かに。彼の中では、悪いことではなかったのかもしれない。
多感な時期、みんないろいろ抱えてるのはわかる。
長男もそうなのかな?
いつもマイペースで、ポーカーフェイスで、
親には同じ側面しか見せない・・・ように見える彼。
今まで、これといってなんの心配もなかったけど・・・
そう、そしてもう一人の困ったちゃん。
イライラ長男を待ってる8時ごろに見せられた娘の成績表。
・・・・かなり順位が落ちてる

こりゃ~もう、無理じゃん

NK高行くなんて、この偏差値じゃ夢のまた夢。
「やったんだけど、落ちた」とふてくされる娘。
確かに、夏休み毎日図書館通ってた、あの頃のテストだ・・。
運動部引退して、ブラスはコンクールに明け暮れて・・
毎日眠くて、ソファーで爆睡してた、ついこの間。
その辺の差が出たのかな。。
さらに、この後のテストも悪かった・・・と聞いてショック

もう~シッカリ、理詰めで説き伏せた。
やったやったと、1、2時間机に向かっても
何問やったのか、範囲の何%やったのかを冷静に見てごらん。
足りてるの?・・・・云々。
こっちはプイッと部屋に行って
しばらく二階からドタン



物音が聞こえてたけど、やがて静かになった・・・(爆)
夢のあるのはいいことだけど
それをかなえるためにも、もうちょっと努力がいるな、と
どうにも出来ない、ただ見守るしかできないことの
もどかしさに悶々とした。