歌バカトークと「初ハモ」の夜

たびたび日記に登場する、混声のＮ嬢。
張りのある、安定したソプラノ。

（実は、かつてほとんど出会ったことのない
「普通にうまいじゃん」・・・と私を感心させる人（？笑）が
この合唱団に数人いた！ことは
入団時の私にとって、一番の感動だった・・・そして
彼女こそが、その一人）

以前、知り合いのコンサートで独唱したのを聴きに行って
プロフィールに中学・高校合唱部、と書いてあったのを見て
私と同じ～！と思った。
てか、私と同じ、「それだけ」にしては、かなり上手だなあと。

混声の練習は、集まったらすぐ歌に入って
休憩は五分そこそこで
帰りは公民館の閉まる時間になるので
係のオジサンに追い出され（笑）
・・・アルトの私は、ソプラノの人とはほとんど話す機会がない。

けれど、いつぞや、県の合唱祭で
待ち時間に少しだけ話して、彼女が昔８人ほどの仲間と
キングズシンカーズのコピーを歌っていた、と知り
「今度一緒に歌おうよ！」と、意気投合。

あーあんな安定した人と、ぜひ歌ってみたい！

それから、しばらく何の話もないまま数ヶ月がすぎ・・・

ある時、彼女が持ってきた楽譜の、表紙に見覚えが。
「やだ、私、このＣＤ持ってるよ！～楽譜があったんだ！」
「私は楽譜はあるけど、ＣＤ持ってないの」
ということで、お互いに交換（笑）

ぜひ一度、ハモりましょう！・・・・と

それから数ヶ月・・・
やっと、実現。
彼女が夜、うちにやってきた。

４～６声の譜面を二人で歌う、のだから
どの音入れる？出来そうな曲はどれ？と、そこから。

一曲選んで、何となく歌ってみたら
・・・意外とイケるかも！という感じに。


そして、

実は、歌い始めるまでに時間を要した。
お互いのことを話したり、雑談で親しくなる必要があった。

けど、その雑談が・・・・
まさしく歌バカトーク全開！（笑）
私もかなりのバカだけど、彼女も負けてない。
混声の先生の、音程に対するコダワリ（混声あるある）では
特に盛り上がった～～

あー楽し。

ちょっと遊びに来て、初見でチラッと歌って、
でも、なんか、とてもハモれてて。

いつも、シルキーの譜読みを、
昔に比べるとかなりラクになった～と感じていたが
さらに早い。
しかも、間違えた瞬間、
「あっゴメン！５６小節からいい？」
「いいよー」「ワン、トゥー♪」と
間髪入れずに始まるところ・・・・ツーカーだ！（笑）



以前、「新たに、考えてることがある」と日記に書いたのは
彼女とのデュエットだった。
ポピュラーに向いてない自分の声、にコンプレックスを持つ私。
少しクラシカルな響きで、美しいアカペラを歌ってみたい野望、を
やっと叶えることができるような予感。

そしてもう一つ、
「かざぐるま」のコーラス隊であるゆっちんとかりんちゃんと、
女声三部の数曲を練習中。
練習にも、本番にも、フルメンバーが揃わないシルキーで
長年やりくりしてきた経験を生かし
「フルメンバーじゃなくても対応出来る」曲を準備しておこう！と
思ったのがきっかけ。
コチラも「ようやく出会えた」相思相愛の？ヴォーカリストに
私の歌えない歌を歌ってもらおうという、長年の夢を
形にすべく、活動開始。

・・・私には時間がないのよ！

引っ越したら三年くらいはさみしい。
その後は、以前にも増してパワーアップできる、ことは
経験からわかっていても
「最初の三年間」のぽっかり感も知ってるだけに
楽しいことは、今やらなくちゃ！という思いが
私を駆り立てる。

・・・・歌える場所ならどこでも行こう、と。
そしてそのための準備を、万全にしなくては。
・・・・なんていうのは大袈裟だけど・・・・
「歌って遊べる」仲間なんて、そうそう出会えない。
人見知りで自分に自信のない性格上、どうしても。

・・・この頃いつもこの話（笑）
「帰郷」に関しては、何の計画も出来てないけど
ホントに帰るのかしらん？私・・・。