aCappella好き♪

生きづらかろうに…

東京は、いろんな人がいる。

昨日電車の中で見かけた光景…
あれっ、前にも同じことあったぞ??
あの時と同じ女性?
いや、そんなことまさかないでしょ、と
記憶を辿った。

たった一つ空いていた私の向かい側の席に、
乗り込んできたばかりの中年男性が座った。
体が結構大きいが。そんなに幅を取る感じではない。
カジュアルな服装で、髪は短く刈り込まれて
いくつか大きな紙袋を持っていた。
彼が腰を下ろした瞬間、
左側の痩せた中年女性が、少し体を避けるようにしながら
あからさまに眉間にシワを寄せて、横目で彼をジロジロと見た。

…ん?
今の、一体何が気に障ったのか?
私にはまるでわからなかったが
(もしかしたら匂いでもしたのだろうか?
酔ってるようにも見えないし、身なりも汚れてはいない)

マスクから出た彼女の責めるような目と、眉間のシワは
なかなか緩むことなく、不愉快を全身で表現していたが
あのアピールは一体、誰に対して?(笑)
そんな目で見たところで、何か変わるんだろうか。

程なくして、次の駅で斜め向かいの座席が空くや
意地悪にも思える速さで、女性はそこに移った。

鈍感な私には、何があったのか全くわからないし
たとえば相手が、たまに電車で居合わせる
とっても汚れてとっても臭うような
おじいさんだったにしてもよ、
あんなあからさまに嫌悪感を表すことはしない。
むしろ、何事もなかったように
なるべく無表情で自然に席を立つだろう。

…前にも確かに、こんな人を見たぞ。
潔癖症なのか、なんらかの病気なのか、
精神的に余裕がなくて病んでいる状態なのかもしれないが
こんなままでは、さぞや生きづらかろう。
周囲との人間関係も難しいだろうな…なんて
余計な心配をしてしまった。


また別の日。
やはり駅で、地下道を歩いていた時のこと。
久しぶりに会って話が弾んでいた私と夫と娘の前を
団子になって何人かの人が先を急いでいた。
突然、先頭の白髪のおばあさんが振り返り
「いい加減にしてよ、さっきから!
なんだってそんなくっついて歩くの!!」と
大声で怒鳴り出したのでびっくり。
その瞬間「あっすみません…」と小さく女性の声が聞こえて
「もっとそっち歩いてよ、ほんとにもう!」と
おばあさんの大声は続いた。

…??何が起きたの?
あの女性はただ、普通に歩いていただけに違いない。
「びっくりしたー」と怖がる娘に
「きっと認知症の気でもあるんじゃないかなぁ」なんて声をかけながら
早足でその場を離れた。

何もしてないでしょ。
何が気に障るのか。
そんなに敏感だったなら、毎日辛かろう。


人を許す、キャパが広いと
毎日が穏やかで楽しいよ。
相手にもそうしなさいと求めることは出来ないから、
時々誰かに怒られたり傷つけられたりもするけれど
私はなるべく相手を理解して生きようと思う。
腹の立たない人生、こそが幸せへの道だもんね。

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