aCappella好き♪

被害妄想、の迷惑。2

ぷんぷんしながらリビングに戻り、
夫に今の出来事を報告。

まあー、でも、
ほっとけないよねー

少し我慢したけど、
「迎えに行ってくるわ。」と
車のキーを手にした。


どこまで行ったのかー?と見渡すと、
ほんの3軒先の石垣に、疲れて座っていた。

やれやれ。

車を出して義母の前で泊まり、
「迎えに来ましたよ、帰りましょ。
この暑いのに、熱中症になっちゃうよ。」と
腕を取って車に乗るように促すと

手を振り払い、テコでも動かない。

イラッ。

「私、何かしましたか?
一体どうしたの。
とにかく乗ってください」と 

やや強引に体を引っ張ると
痛っ、と小さく抵抗したが、車に押し込まれた。

急いで運転席に座って
シートベルトを付けながら後ろを見たら
閉めたはずのドアを開けて
降りようとするのか、しないのか、というところだった。

もう〜〜!!

「わかりました、私が出ていくので
おばあちゃんは家にいてください。
おばあちゃんの良いようにしますよ。
自分で考えて。
どうするの?車に乗るの、乗らないの。」

と言い放ち、数秒待つと
自分でドアを閉めたので、すぐ出発。

家に着いて、車から義母を降ろし、
(…いつもなら手を繋いで介助するが
本当は散歩にも一人で行くくらいなので
歩けるのだ。
ヨタヨタしながらも)

手を繋ごうとしたら指をグーにして開かないので
しーらん、と手を離すと
一人で階段を登って玄関前まで行き、
重いドアを自分で開けた。

義母が玄関に入ると、
私が抑えなかったので、
ドアはそのまま閉まってしまった。

はーあ、とため息ついて、
玄関ポーチで佇んでいると

しばらくして、どうしたのだろうと
義母がドアを開けたので

仕方なく、私も家に入った。
(…本当はこのまま離れていたかったけど)


リビングのいつもの椅子に座り
置物のように動かない義母はほっといて

夫の退職に関する書類をスマホで入力しながら
小上がりで、あーでもないこーでもないと
二人で作業を進める。

…この辺りになって夫がようやく義母に

「寝てるのかと思って声かけなかったんだからね!」と言ってくれたが
「寝てなどいないよ。
今か今かと待ってたんだ。」と言う。

…寝てたじゃん!
起きてたらすぐ来られたはず。
なんで嘘をつくのか〜、と
彼も呆れて取り合わなくなった。


まあー、仕方ないか、年だもん。

何か勝手に勘違いして
悲しくなったのか腹立たしかったのか
義母の目に涙が光った。

泣きたいのはこっちだよ!

(続く)




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