木曜日は、ちょっと悲しい。

朝ドラを観たあと、テレビを消して

昼にまた点けた時に


あっ、今日は木曜だったんだ・・・と気付く。


毎週木曜日のお昼には
「被災地からの声」という番組をやっていて

被災された方へのインタビューと、
今後の希望や決意など
スケッチブックにご本人の手書きで紹介される。

四年半が経った今でもまだまだ
元には戻れない被災地の人々がいることを

本当はわかってはいるけれど、
関東に住んでいた私は、実感していなかったと思う。

震災時に住んでいた千葉県Ｋ市も
液状化の被害が出て、電柱や家々が傾き

・・・家は無事だったけれど、それでも
五週間の断水を経験した。

あの時は、、、
大変だったけど

少しずつ、遠い日のことのように感じられて


昨年、仙台に引っ越して
毎週木曜日のこの番組を目にしたとき

再びの悲しみがこみ上げてきた。

昔のことじゃないんだ、
この人たちにとっては、今なんだ。

忘れちゃいけない、
でも、木曜ごとの悲しみは、
とてもつらくて・・・いたたまれない。

こんな放送があることを、
東北以外の人たちはきっと知らないだろうな。
少なくとも関東にいた頃の私は、知らなかった。