今、何が起きたか
耳を疑った。
夫が二週間ぶりに帰って来た昨夜のこと。
私と義母は先に食事を済ませていたので
夫は9時ごろテレビを見ながら遅れて食べて、
やがて義母はいつもの時間に
いつものようにお風呂に入って、就寝。
私たちはそのままだらだら過ごしていた。
…と、1時間ほどして
「起きて来たの。」と義母がリビングに来た。
(軽く姿勢を正すヨメ)
椅子に座るなり、タイトルの言葉。
「…。」
夫と顔を見合わせて、
何と言葉をかけようか迷った。
無理だと思うなあ、と私が言い
もう、一人で暮らすのは難しいと思うよ。
今のままじゃ、何もできないでしょ、
何かあった時にどうするの、と
夫が静かに続けた。
「そうなの、それも心配なんだけど…。」
いつまでもいられない、という義母に
そんなことはないよ、
いつかはそうなるんだから、と夫が説得。
「るかさんには悪いけど、
お世話になります。」と、義母が言った。
「るかさんにお客さんが来るの、私楽しみなの。」とも言っていた。
いつも言わないじゃない、そんなこと。
楽しいのかつまらないのか
美味しいのかまずいのか
ただ黙って時間を過ごしてるのが
私にはストレスだった。
「我慢する自信ある」なんて言われたあの日から
一体何をそんなに我慢するのか、
言いたいことは言えばいいのにと
義母の奥ゆかしさを、性に合わないと感じていた。
今夜はどうしたのか。
まあ、明日からはまた
何も変わらず
いつもの生活が始まるだけだけど。
私の中には、モヤモヤが残った。
わかっているけれど、確定ではなかったこと。
義母がずっとこのままここで暮らすこと。
それが良いとか悪いとか、考えても仕方なく
なるようになるよと
昨日も書いたばかりだったけど
お願いします、と言われると
ああ、そうなんだ、と改めて覚悟して
いよいよだなあーと
思うのだった。
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