
早朝五時に

洗濯機や炊飯器のスイッチを押した後だったり。
一泊か、せいぜい二泊くらいのつもりでいた娘の入院生活も
一週間となってしまった

病院では、ベッドの横で一緒に昼寝

数日前のようにオムツの交換にあわただしいこともなく
そうハードな時間を過ごしているわけではないが、
「付き添っている」時間の長さに反比例して
今まで好きに使っていた「自分の時間」はなくなった


かといって、何もしないではいられないヒトだから
娘が眠っている間に、ちゃっかり
何年もしていないパッチワークなどを始めてしまうと
これがまた、楽しいしやめられなくなる・・

トーゼン、昼寝に比べれば体は疲れるけれど
これこそが、「私らしい」生活だと言える。
さっき、言えない自分を書き捨てていたページを開くと
どーでもいいような事で悩んでいた自分がいた。
今考えると、アホらしい

私は余程の暇人だったんだ~と、今更ながらあきれる。
「ギリギリ」の今の生活の中では、
そんなことに心をとらわれているヒマはない。
「考える」コト自体、忘れてしまってる有様だ。。
・・・これが、本来、人間が「生きる」ということなのかな。
あんなに夢中だった歌もピアノも、
なんか、どうでもいいやって気になって・・
いつも頭の中のほとんどを占めていたシルキー

しばらく離れていたら、意欲も意識も色あせて。。
なんであんなに躍起になってがんばっていたんだろう・・
何のために私は歌っていたんだろう・・・
・・・そんな気が、どこかでしてる。
昼間、少しだけピアノを弾いた。
弾きたいから、弾いた。
それだけで、いいんじゃん・・・

趣味は趣味で・・・。
ああ、だけど、ずっとこうして生きていくのは、いやだな。
しょーもないことに夢中になれる自分が好きだった。
何の得にもならないことを、好んでした。
他人から見たら、きっとおかしなヤツだったと思う。
ギリギリ・・・。
こうやって毎日を生きてる人も、きっといるんだろう。
・・この上、もうすぐシゴトが始まる・・・


・・やっていけるのかしら、とちょっと不安

