沖方丁 『天地明察』読了。
何度も涙あふれてしまいました(T-T)。
これ、仕事の合間や電車内で読んではあかん奴だ。
主人公の渋川春海の生き方は、すごく素直でまっすぐ。
しかも、何度も挫折するし、失敗して落ち込むし、実に人間くさい。
でもその人柄にいろいろな人が惚れ込んで、たくさんの協力者に恵まれ、改暦という大事業に挑んでいく。
その人と人とのつながりの描き方が実に素晴らしく、いろんなシーンで何度も泣いてしまいました(T-T)。
こんな風に生きていけたらと確かに思いました。
沖方さんのSF作品「マルドゥック・スクランブル」も読みましたが。
沖方さんの小説は、イメージがしやすく展開がスムーズ。スラスラ読めて引き込まれてしまう。
ひさしぶりに、小説で何度も泣いたなぁ(T▽T)
岡田くんの映画版『天地明察』は未見なので、観てみたくなりました。