伊東潤「城をひとつ」読了。
戦国北条奇略伝と副題があるように。
関東の北条家、その北条家に仕えた軍略家、大藤(だいとう)一族の話。
同じ時代の小説は、信長秀吉家康にまつわる東海~近畿にかけての話はたくさん読みましたが。
関東の戦にまつわる話はあまり読んでませんでした。
太田道灌の攻城戦や、古河公方の攻防戦や、上杉謙信が下総まで攻めてきていたこと等は、今作で初めて知りました。
それに、伊東潤さんの城に関わる戦の描写が面白い。
千葉県出身なので、城の位置関係など興味深い展開も多く、関東にこんなに城があったことにも驚きました。
伊東潤さんの作品はまたいろいろと読んでみます。