足立裕志が京都の人気スイーツを紹介

足立裕志が京都の人気スイーツについて紹介します。

「満月」の京都を代表する和菓子「阿闍梨餅」

2021年04月15日 | 日記
足立裕志が、京都の銘菓「阿闍梨餅」をご紹介します。

知らない方は読めない!とおっしゃる方もいる“あじゃりもち”。
大正期に登場し、100年以上たった今でも多くのファンがいる京都を代表する甘味です。

このお菓子は比叡山の修行僧にちなんで命名したのが発祥。阿闍梨とは、天台や真言宗の高僧のことをあらわします。
比叡山の、千日回峰というたいへん厳しい修行を行う阿闍梨が被っている網代笠を象った阿闍梨餅は、修行僧が餅を食べて耐え忍んだことを由来に誕生したと言われています。

菓子司の「満月」さん、本店は京都市は左京区の田中大堰町139。
なんとその歴史はとても古く、創業したのは江戸時代末期なんですよ。

今尚、のどかな下鴨の町で営業中です。

阿闍梨餅の食べ方についてですが、私のオススメは“揚げ”ていただくというもの。
実はいただきもののお菓子にありがちなことですが、阿闍梨餅も箱でいただくと食べきらず、数日後には固くなったりしなっとしたり・・・。

そんな時、ふとネットで調べると「揚げるとおいしい」というコメントを発見し、試しにやってみたところとても美味しくいただけました。

もともとが大変素朴な味わいのため、油で揚げてもくどくはなりません。

ぜひ阿闍梨餅を購入したりいただいた際は、いくつか残して、“揚げ阿闍梨餅”をお試しいただければと思います。