三寒四温の「寒」が「肌寒い」ではなく「極寒」のほうで、上着に困ってしまう今日この頃。
暑さ寒さも彼岸まで、とはいかなくなってきているのでしょうか。少し寂しく思います。
ですが暦の上ではれっきとした春なのですから、せめて気持ちは春に切り替えて過ごしていきたいものですね。
そんな今日ご紹介するのは、日本の春の甘味と言えばこれでしょう「桜餅」。
一口に桜餅と言っても、関西と関東では見た目もお味も異なりますよね。
私は関西出身なので道明寺粉が馴染み深いのですが、薄桃色の皮でくるんだ「長命寺」が好きな方もおられますよね。
そんな桜餅、京都でももちろんピンク色のものが一般的なのですが、こと嵐山「鶴屋寿」さんの桜餅は「白い」んです。
(画像は公式サイトから引用)
しかもこちらのお店はなんと「桜餅専門店」。
すごいですよね、そもそも桜餅の専門店があるなんて知りませんでした。
お店はJR嵯峨嵐山駅から少し歩いたところに。
あの高級料亭「吉兆」の手土産として古くから親しまれてきたこちらの桜餅は、化粧箱入りでたいへん高級な風格をたたえており、私たちがいつもイメージする桜餅とはちょっと違うかも・・・?
上品な甘さと桜の葉のなんとも風雅な香りが特徴です。
桜が見ごろを迎える頃、嵐山にお出かけの際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。