羊の見る夢

霊性。

三人の自分。

2023-06-22 16:36:06 | 日記
私達がシャンティ(平和)を三度唱えるのは三人の自分が居るからです。
1. 身体が自分だと思っている自分。
2.精神が自分だと思っている自分。
3.アートマが自分だと思っている自分。

身体(デーハ)が自分だと思っている自分は、いつもの自分です。自分を思い浮かべようとすると自分の身体を思い浮かべてしまうからです。
精神(マナス)が自分だと思っている自分は、他者の目に映っている自分です。他者の目には自分が精神的な存在だと見えているからです。
アートマ(本当の自分)が自分だと思っている自分は、身体や精神を越えている自分です。
アートマは至高の芸術家のようなものです。
芸術が芸術家の中にあるうちは、誰の目にもその芸術は見えないのです。
私達の霊魂や精神や身体は表現されて目に見えるようになった芸術作品のようなものです。
アートマという至高の芸術家が居るのです。
アートマという至高の芸術家の中にあるうちは、私達はその芸術を見ることも聞くことも触れることもできないのです。
表現されたものだけが、私達の感覚によって捉えられて私達の心を動かします。
私達が完全に純粋になればアートマの意図は明瞭であり、自分とアートマを隔てる隙間(距離)は無いのです。自分がアートマとして存在しているとき、もはや知るものと知られるものという二者択一は存在しません。
万物はアートマに内在しており、アートマは万物に浸透しています。





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