性質。

私達の性質は三つのカテゴリーに分類される。

1.タマス(無感動、無気力、無反応)

2.ラジャス(攻撃性、活動性、個別性)

3.サトワ(至福、柔和、純粋)

これらは、外形的に存在している社会や他人への関わり方の違いとなって表れる、私達の内的な性質の違いである。

雲が太陽を覆い隠すように、マナス(思念する心)がアートマ(神性そのものの自己)を覆い隠していると言われる。

それ故、マナスは取り除くべきもの、消滅するべきものである。

本当に、想念が私達をこの世に縛り付けているのだから。

そして、想念の性質はタマス、ラジャス、サトワという三つのグナ(属性)が決めている。

スワミの気分。

“私はいつもとても素晴らしい気分です”

というのがスワミの気分です。

“私のとても素晴らしい笑顔をあなた達は堪能することができます”

すると人びとは自然と笑顔になります。

“私はいつもあなた達の心の中に居てあなた達のためにダルシャン(神の眼差しという恩恵)を授けています”

それ故、私達はソーハム マントラ(彼は私というマントラ)を唱えて自らの心の掃除をすることができます。

生命エネルギー。

生き物の体は生命エネルギーの容器。

宇宙にある３つの偉大なもの、意識、エネルギー、至福の結合したものが生命エネルギーと呼ばれる。

生き物の特質は、意識があり、活動することができ、幸福であることだから。

言うまでもなく、意識もエネルギーも至福も不滅である。

お釈迦様の味わった甘露の果実とは、自己は単なる容器ではなく容器を満たす不滅の甘露であるという悟りの体験のことでした。

御名の力。

飲み薬や塗り薬があるように、神の御名は唱える薬です。

飲み薬は飲まなければ効果を発揮しません。

塗り薬は塗らなければ効果を発揮しません。

それと同じように、神の御名は唱えなければ効果を発揮しません。

御名の響きには神の御力が宿ります。

ナマスマラナム(御名と御姿と御力に意識を集中すること)はカリ(暗黒)の時代に生まれた私達への神様からの愛の贈り物です。

ダルマという光明を復活することが、この時代に生まれた私達の使命です。

ダルマというのは、悪人を善い人間にする神の働きのことです。

御名を唱え、御姿を浮かべ、御力を受けて働くことが私達に課せられたダルマの実践です。

神の御名を唱えることは、神の御名に秘められた神の御力を解放します。

その力は人間が今まで手にしたどんな力よりも勝ります。

スピリチャルとは？

スピリチャルとは、全ての生き物への思い遣りを持ち、甘く柔かな言葉を語り、苦しむ者に仕えることです。

純粋で清らかな思いで愛を捧げます。

心の内に神を抱いているなら、如何なる悪に染まることもできません。

あなたが神を思う時、神様はあなたの胸の内におられるのです。

神様への愛に熱中することは善良な人の徴しです。

何故なら、善良でなければ神への愛を掻き立てることができないからです。

どのくらい自分が純粋で清らかなのか確かめたければ、どのくらい自分が神を愛しているのかを自らに問い質して見れば良いのです。