人類は心を一つにしたとき覚醒する。
個別的な魂という観念への囚われから解放されて、私とかあなたとかの区別が意味を成さなくなる。
覚醒とは夢から覚めることであり、無知の眠りが終わりを告げることでもある。
体は無数でも生命は一つである。
心は無数でも意識は一つである。
自我(アハム)は無数でも真我(アートマ)は一つである。
虚偽は無数でも真理は一つである。
神達は無数でも神性原理(ダイヴァ タットワ)は一つである。
道は無数でも行く先は一つである。
人間は意識を拡大することのできる生き物であり、私の現実とかあなたの現実とかではなく、私達の現実ということを理解し受け入れ共に造り上げて行くことができる。
人間は一つの目的に向かって共に力を合わせて働くことができ、欲望を犠牲にして他者の幸せのために尽力することもできる。
個我性は取り除かれねはならない足枷であり、遍在のアートマ(パラマートマ)への信仰が足枷を打ち砕くハンマーである。
どんな川から流れ込んだ水でも海の中ではその区別を失う。
私やあなたや彼や彼女は、その川であり、パラマートマはその川が流れ込む大海だ。
名前も姿形も失うとき大きな意識の中に溶け込んで一つになる。
神と一つに成るとき、何処の誰それという個我性は消失する。
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