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「主語のついた動名詞」か「現在分詞の形容詞的用法」か【第801回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

パンダが雪の斜面を滑って遊んでとっても楽しそうです。
「「主語のついた動名詞」か「現在分詞の形容詞的用法」か」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 「主語のついた動名詞」か「現在分詞の形容詞的用法」か

▷今日の例文

 例▷ Pandas playing in the snow is what happiness looks like.

 訳例▷ パンダらが雪の中で遊んでいることは、幸せがどのようなものなのかです。(パンダが雪の中で遊んでいるのを見ると、幸せというものが何が何かを感じられます。)


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 「今日の例文」は主語が何であるかを把握するのが難しいです。
 
 動詞に「ing」がついたものには動名詞と現在分詞があります。
 
 動名詞は名詞のような役割をするものです。日本語にすると「〜すること」「〜したこと」という意味になります。
 
 例▷ I'm looking forward to meeting you.(あなたにお会いできることを楽しみにしています。)

 この場合、動名詞「meeting」の意味上の主語は、文の主語と同じ「I」です。
 ちなみに「意味上の主語」とは、不定詞や動名詞に着目した場合に、その動作を行っている、つまりその動作の主語になっている人や物のことです。

 そしてもし文の主語と動名詞の意味上の主語が異なる場合は、意味上の主語を動名詞の前に置きます。
 
 例▷ I'm looking forward to Tom coming to my home.(私はトムが私の家に来るのを楽しみにしています。)

 この場合、動名詞「coming」の意味上の主語は「Tom」です。「Tom coming to my home」で「トムが私の家に来ること」という意味になります。
 
 この「意味上の主語+動名詞」の形は「現在分詞の形容詞的用法」の場合と似ているため注意が必要です。
 文の途中に「people looking at the star」とあった場合、「looking」を現在分詞とみると「星を見ている人々」という意味になりますが、動名詞とみると「人々が星を見ていること」という意味になります。実際にどちらであるのかは、文全体や文の前後をみて判断しなければなりません。

 「今日の例文」では「Pandas playing in the snow」の部分の「playing」が動名詞なのか現在分詞なのかが問題になります。
 つまり「パンダら雪の中で遊ぶこと」(playingが動名詞)という意味なのか、「雪の遊んでいるパンダら」(playingが現在分詞の形容詞的用法)という意味なのかを判断しなければなりません。

 後ろの部分を見ると次に「is」という動詞が来ています。これは単数形ですので、主語も単数形のはずです。「playing」が現在分詞の場合、主語が「pandas」になり、これは複数形ですので「is」とは合いません。動名詞だと「遊ぶこと」という意味で、これは単数形として扱われますので、「is」に合っています。ということで「Pandas playing in the snow」は、「意味上の主語+動名詞」の形なっていると判断できます。

 またその後の「what happiness looks like」は「幸せがどのようなものなのか」という意味ですので、これに対応する主語としては、「パンダ」そのものよりも、「パンダが遊んでいる姿」の方が適切のように思われます。
 
▷その他の単語

 panda: パンダ(ジャイアントパンダ)
 happiness:  幸福、幸せ、喜び、満足
 what ~ looks like: ~がどんなふうに見えるのか、~はどのようなものなのか

▷今日の例文は「The Sun」から
Giant Pandas Frolic In The Snow



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