こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!
転んだ赤ちゃんゾウを両親が窮地から救いました(save the day)。
「主語が長い場合の倒置」について、「The Sun」をもとに解説します。
▷今日のテーマ
主語が長い場合の倒置
▷今日の例文
英文▷ A cute video has emerged of a baby elephant tumbling onto its back before being helped up by two adult elephants at a zoo in Switzerland.
訳例▷ スイスの動物園で赤ちゃんゾウが背中から転がって2頭の大人ゾウ(両親)に助け起こされる様子を撮ったキュートな映像が登場しました。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!
転んだ赤ちゃんゾウを両親が窮地から救いました(save the day)。
「主語が長い場合の倒置」について、「The Sun」をもとに解説します。
▷今日のテーマ
主語が長い場合の倒置
▷今日の例文
英文▷ A cute video has emerged of a baby elephant tumbling onto its back before being helped up by two adult elephants at a zoo in Switzerland.
訳例▷ スイスの動物園で赤ちゃんゾウが背中から転がって2頭の大人ゾウ(両親)に助け起こされる様子を撮ったキュートな映像が登場しました。
▷実際のニュース映像はThe Sun
▷解説
「今日の例文」では、もともとの主語が大変長いため、一部で倒置が起きています。
「of a baby〜」以下はこの文では「emerged」の後に来ていますが、本来は冒頭の「A cute video」を説明するものです。
つまり「A cute video of a baby elephant tumbling onto its back before being helped up by two adult elephants at a zoo in Switzerland」が主語で、「has emerged」が動詞という構造です。
あまりに主語が長いため倒置が起きて「has emerged」を先に持ってきて、後でビデオの内容を説明する形になっています。
一見、「emerged」と「of」がつながっているように見えますが、実はつながっていません。
さて「今日の例文」にはこの他にいくつかの重要文法ポイントがあります。
①主語のついた動名詞句
of以下の部分は主語のついた動名詞句です。
そして動名詞がここには2つあります。
動名詞の主語は「a baby elephant」で、動名詞は「tumbling〜」と「being〜」です。
この部分を日本語にすると「赤ちゃんゾウが背中から転がること」と「赤ちゃんゾウが2頭の大人ゾウに助けられること」となります。
これがビデオの内容の説明になっています。
②受動態の動名詞
上記①で説明した動名詞のうち「being helped」は、受動態の動名詞です。
「helping」だと「助けること」となりますが、「being helped」で「助けられること」という受動態の意味になります。
現在分詞か動名詞かでわかりにくいことがありますが、例えば今回の場合は、前置詞「before」の後に来ているので、前置詞の後ならば名詞や名詞句であると判断できます。
③「その後で」と訳した方がいい「before」
前置詞・接続詞の「before」は、「〜の前に」と習うことが多いのですが、文脈によっては前から訳してきて「before」は「その後」「そして」とする方がいい場合もあります。
例▷ I woke up before washing my face.
これは「顔を洗う前に起きた。」よりも、「起きて顔を洗った。」と訳す方が自然です。
「今日の例文」の場合も、「before」は、前から訳してきて「そして」「その後」などと解釈するのが自然です。
▷その他の単語
cute video: キュートな映像
emerge: 明らかになる、現れる
baby elephant: 赤ちゃんゾウ
tumble: 転ぶ、倒れる、転がり落ちる、転落する
help up: 転んだ〜を立たせてあげる
adult elephant: 大人ゾウ
zoo: 動物園
▷今日の例文は「The Sun」から
Baby Elephant Has a Tough Day