薄の穂

笑える系テキストサイトを目指す笑われる系駄文サイト。いいたい放題やりたい放題の日々を記録していきます。

坂の上の雲を見る

2009-12-21 22:06:56 | Weblog
坂の上の雲を15分くらい見ました。
さねゆきがもっくんで、それがどうしても納得できないので、(原作が好きすぎる)見てないんですが、M-1見て、チャンネル回してたらやってたので、しばらく見たのです。

3話目にして、もう既に日清戦争は開戦していて、
1話1巻分くらいのスピードなのかなぁと思いました。
小説だと、3巻までが面白い(幼少期から兄弟の同居、日清戦争くらいまで)のですが、もっくんじゃぁそこを掘り下げるのは無理だし、いい判断じゃないかなぁと思いました。

NHKはさねゆきを中心に進めるみたいですね。
小説ではよしふるの方が記述が多い(気がする、なぜなら自分がよしゆきびいきだから、大好きすぎて写真が見れない、がっかりしたくないから)し、
司馬さんは、情をあおる記述はホント最小限で、
淡々と冷静に書くことで泣かせたりするので、
だから、さねゆきが、初陣の日清戦争で、部下が死ぬところに唖然としたり、いり豆を配ったりというエピソードは多分小説にはなかった。
さねゆきは晩年、坊さんになるのですが、司馬はおそらく、そういうしみったれた男は好きじゃないので、何で坊さんになるのかってところはほとんど触れないんですよね。
でもドラマでは、これ見よがしにやってて、冷めた。
ふーんって感じ。別にいいけどさ。

のぼさん最高!!!!!!
いいわ。
出てる。
のぼさん役の香川さんは本当にいい役者だと思う。
小説で、司馬が描いた、教科書にのってるまじめそうな横顔の印象とは違う、子供っぽい好奇心の塊みたいな子規像が、ほんと、ありえないくらい出てる。
のぼさんいいわ!!!

のぼさんが従軍するところをやるんだけど、
日本人が作る戦争物の欠かせない描写、
お約束の「日本兵は中国韓国にとてつもなくひどいことをしたんです」がしっかり差し込まれるわけです。

私と、彼氏はテレビ見ながらもううんざりなわけですが、
そのひどいことやる偉そうな兵隊役が、
かの「森本レオ!」なわけです。

テレビに出てる人で、島田紳助より、大嫌いといえば伝わるでしょうか?
森本レオは、まぁ「森本レオ レイプ」ででも検索してください。
とてつもないロリコンで、有名人であることを使って、未成年者略取を繰り返してたとんでもない男なんですよ。

レイプ魔くらいだったら別になんとも思わないけど、18歳未満にそういうことするやつは本当に死んだらいいって思いますから。

私の死んだらいいリストの結構上位に位置してる奴なわけです。

それが、日清戦争で清に乗り込み清人の子どもに暴言を吐くひどい役をやるわけです。
近代史の勉強を学校で習うもの以外で少しでも勉強した人間なら、こういう描写は不必要だってわかってるわけです。
でも、テレビの人としては「戦争賛美」と、ぽっぽとかの人たちに言われて続けられなくなったら困っちゃうから、実際どう思ってるか知らないけど、(すすんでなのか、しょうがなくなのか)そういう描写を出さなくちゃいけないわけです。

それを森本レオにやらせるところが秀逸!だと思いました。

これを見た自分は
「そうだよねぇ、日本人にも森本レオみたいなどうしようもないのがいるから、その時代にも居たかもしれないよね、確かにねぇ」と思うと同時に、なんかむっちゃわらけて来るわけです。
さっき見てたM-1なんか目じゃないくらいの笑いで爆笑してしまう自分がおりました。

おそらくね、坂の上の雲のドラマ制作チームは、さねゆき周りとのぼさん周りでまったく別だと思います。(よしふる周りは、見てないから知らん)
さねゆき周りはね、目立ちたがりや系で固められてますよ。
でもね、のぼさん周りは、おそらく自分と同じくらい原作大好きな人たちですよ。
ぽっぽさんたちの毒牙から開放されたとってもいい大人たちが、自分らのやりたいこととやらせてもらえることのぎりぎりの線を攻防してる!!!

まぁ、お約束のシーン見て、彼氏の機嫌が悪くなり、チャンネル変えたからその先知らないんですけどねw

森本レオをキャスティングして、お約束のシーンを何とかしようと努力した人に、「私には完璧伝わったよ、お疲れ」と言ってあげたいです。

どうせ的外れでしょうけどwwww