目覚まし時計の音ではありません。
grrr―grrr―grrrrn―n タキオン粒子の電磁位相による
相転移の際の潜熱探知のシグナル音です。
この時代では、理解不能の物理概念のひとつですが …
未来では実用化されている量子重力のテクノロジーです。
時空間移動 の 転送用 に、開発された技術で
携帯型タイムコントローラー のエラー探知や
救難信号の送受信の確認などにも応用されています。
どうやら、
『アダムとイヴのへそ <1>』
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/239.html から
緊急発信されたと思われる状況ですが …
一時的に元の時空間に戻れなくなっているエラー状況を
確認し再計算をしていますので、修正・復旧までのしばらく
の間、アダムとイヴのへその話をつづけることにしましょう。
休憩も十分にとれたし、ここからは、前稿のつづきです。
皆さんが 『アダムとイヴのへそ<1>』 の内容
を把握しているものとして話を進めますが、分からない方は
上記 印の をクリックしてみてください。
さて、
アダムとイヴの長男であるカインの妻の正体は後に譲る
として、地球の発掘で発見・解読した旧約聖書の『創世記』
の記述をもう少し先まで読んでみましょう。
24億年前の地球では、有名だったという 「悪魔の囁き」
『創世記』の失楽園 の場面です。
神に敵対するものとして蔑(さげす)みの対象とされている
サタンの化身であるヘビが、女を誘惑して、禁断の木の実
(善悪を知る木)を食べさせ、女は男にもそれを食べさせる。
するとふたりの目が開け、自分たちが素っ裸であることが
わかったので、イチジクの葉をつづりあわせて腰に巻いた。
何のことはありません。 あわてて恥部を隠したのです。
イチジクの葉で覆い隠したのは腰のまわりだけ、胸(乳房)
も腹(へそ)もあらわなままだったはず …
そこが、どうもよくわからないのです。 妙にセクシーだとは
思うけど、女にへそがなかったとしたらどうなんだろう
余談になりますが、マネキンには、へそはありませんよね。
キューピーにはへそがあるけどカエルにはない。
ついでに言うと、宇宙人にはへそがないのが普通ですし、
神にはあろうはずもない代物でしょう。
ちょっと想像してみてください。
マネキンにへそがあったら、生々しいものになってしまうし、
キューピーからへそをとったら、そらぞらしい印象です。
カエルにへそをつけると、何とも奇妙キテレツな生き物に
見えるはずです。
それは、おそらく宇宙人(地球外生命体)も同じでしょう。
つまり、それは、
世の中にはそれらしい姿 とそれらしくない姿 があって、
へそは、その決定因子のひとつです。
たとえば、<足>はどうでしょう。
天才的に早描きの絵師が蛇を描くのに時間を持て余して
しまい足まで描き入れたことから<蛇足>という言葉が
生まれたわけですが、蛇に足があってもそれほどの違和感
はありません。
それはそのかたちに似た別の生き物がいるからです。
同様に、馬や虎や人間に翼を与えても奇妙なものとは
映りませんが、牛や山羊だと 悪魔の使い のように
なってしまいます。
多分にイメージの世界の話なので、それこそ 蛇足 に
ならないうちにやめましょう。
ここでは、へそは是非もないものではなく、是 と 非 を
つけるものだと思ってください。
話を 失楽園 に戻します。 人間が善悪を知るという
ことは 「恥を知る」 ということです。
スッポンポンでいる 全裸の姿 が恥ずかしかったわけ
ではありません。生まれたままの純粋で無垢な身体を恥じる
理由はどこにもないからです。
では何故、
ふたりはイチジクの葉っぱで恥部を隠したのでしょうか
そこが、やっぱり<恥部>だったからです。
シンボリックに表現された恥部に他ならなかったからです。
もっとも愛すべき場所であって、いちばん人間的なパーツ
だったからです。
神のように 善悪を知る者 になりたいとリンゴを口にした
結果は、惨めなものだった。
それは、エデンの園から追放されたからではなく、本当の
自分の姿を知ることになったからです。
善 を知っても、善 を行なうことができない。
悪 を知っても、悪 をやめることができない。
その恥ずかしさをもっとも知る部分として、人間的な快楽を
つかさどる器官に、つまり、もっとも 男 であり、女 である、
その部分を 象徴 させているのだと思います。
男(アダム)はその妻の名をエバ(イヴ)と名づけた。
彼女が 「すべて生きた者の母」 だから …
人間のルーツは、イヴであると言っています。
アダムはともかくとして、少なくともオッパイがある以上に
おいて、イヴは哺乳動物のはずです。
しかし、それだけでは、へそがある理由にはなりません。
しかも、彼女は母親を介しては生まれていません。
神は、「エデンの園の中央に、命の木と善悪を知る木とを
生えさせられた」 そうしておいてからアダムの為の助け手を
土で造ったが、アダムの気に入るところではなかったので、
その肋骨からイヴをつくった。
土 や 塵 からではなくアダムの 骨 からつくられたもの
が、人類の祖先、すべての母であるイヴなのです。
すなわち、
アダムとイヴとでは誕生の仕方、その仕様が違うのです。
簡単に言えば、クローン技術(肋骨からDNAを採取して、
シャーレーの中で培養した分裂細胞からクローン胚をつくり、
ある卵から核を取り除いて、この胚を移植した核に置き換え
られた卵を、子宮内に戻す方法)を進化させて、母親の胎内
を必要としない方法で、神はイヴをつくったのでしょう。
そして、彼女が、へそを介してつながり続ける 原罪 を負う
人間として、人類の 最初の母 となったのです。
神は、エデンの真ん中に、二本の木を置いて、そのうちの
一本の木の実を食べてはいけないと禁じました。
「明日(あした)という字は、明るい日と書く」
「人の為と書いて、偽(いつわ)りと読ませる」
「儲かるとは、信者と書きますが信じる者が諸人こぞりて
いったい、何が、どこが、誰が、儲かるのでしょうか」
答えは言わずもがな … でしょう。
禁じていた<善悪を知る木>と、禁じられていなかった
<命の木>、そうして、神は、「二本の木を示しておいて
禁じる」と言う。
まさかとはおもうけど、「木と木を示して 禁 じる」 とは、
漢字的にも、なかなか意味深い気がします。
そろそろ、結論を急ぎましょう。
アダムとイヴにへそがあったのか、なかったのか
言わば、神にとって、アダムはプロトタイプ(原型・基本型)
であって、そこからパイロットタイプ(試作・実験型)のイヴが
つくられ、セックスを介しての生産システムが構築される。
その段階で、イヴ以降のタイプには量産(神の意志として
の生めよ、ふえよ、地に満ちよ)の都合上、へその存在が
必要となったのではないだろうか
そして、
快楽 こそがそのための大事な エサ というわけです。
従って、アダムとイヴのへその行方(有無)を結論づける
とすれば、アダムにはなく、またイヴにも標準装備はされて
いなかったということになります。
ただし、アダムのクローンタイプとしてのイヴをつくる際に
神が用意した卵(ミトコンドリアDNA)に哺乳・臍帯システム
がプログラムされていて、イヴ以降の人間には、自動的に
標準装備となっているわけです。
つまり、神が人間のルーツは アダム ではなく イヴ
だと宣言したのも、原罪をその子孫に負わせつづけるのも、
「すべて生きた者の母」 である イヴ が犯した
罪に因るものなのです。
さて、残る 謎 は … …
長男のカインの妻である女(イッシャー)の正体ですね
それは、元の世界に帰ってからにしましょう。
そのまえに、宿題として 「神なるものの目的」 について
のレポートを提出してもらいますのでまとめておくように
えっ、なに、まだまだ復旧のメドが立たないって …
どこかで聞き覚えのある言葉だなぁ
仕方ない、この時代の人気ドラマ 『JIN(仁)』 でも
みながら、しばらくは地球暮らしをエンジョイしようっと
まさか、
永久に戻れない
なんてこと …
ないよね !! …
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