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透明人間たちのひとりごと

ダ・ヴィンチの罠 太陽系

 太陽系の外れに、新しい9番目の惑星がありそうだという
研究結果を米国の大学チームが発表したばかりですが…

    
     観測衛星が捉えた青い太陽 NASA提供


  米カリフォルニア工科大が公開した太陽系第9惑星の想像図

 今回はその辺りから話を起こしたいと思います。



 太陽を中心にその周りを回っている地球などの惑星
と惑星の周りを回る衛星などの集まりが太陽系を構成する
わけですが、この宇宙に太陽系が誕生したのは約46億年
ほど前のことで、塵やガスが集まり、回転をしながら大きな
円盤状になって、真ん中に太陽が、周りに惑星が出来たと
考えられています。
 
         現在の太陽系の惑星

 もう少し詳しく言うと、

        
           原始太陽系の想像図

 ある時、巨大な分子雲が収縮を始め、収縮した質量の
大部分が集まって太陽を形成し、残りは扁平な原始惑星
などが散らばった円盤が形成されます。

    
         原始惑星系円盤の想像図

 ここから惑星やその衛星、小惑星、その他の太陽系に
属する小天体などが出来たのですが ・・・



 この宇宙に存在する天体のすべては、銀河団も銀河も
太陽系地球も、常に進化し続けているわけで、



 多くの衛星は惑星の周りのガスや宇宙塵の円盤から
形成されたり、惑星の重力に捉えられて出来ました。

            

 そして天体同士の衝突は今日でも続いているのです。


 ところで



 これまで太陽系の惑星は9個であるとされてきましたが、





 9番目の惑星とされていた冥王星の大きさが小さいこと



 などから10年前(2006年)に準惑星に降格になって以来、



 太陽系の惑星は8個であるとされています。

    

 太陽に一番近い惑星は水星で、日中の表面温度は摂氏
400度を超えますが、大気がほとんどなく夜間にはマイナス
180度を下回るので平均では摂氏200度前後のようです。


 
 平均気温が一番高いのは二番目に近い金星で、分厚い
大気(二酸化炭素と二酸化硫黄の雲)に覆われている関係
で昼夜を問わず摂氏470度近い温度を保っているようです。

  

 最も冷たい惑星は常識的には一番遠い8番目の海王星
のはずなのですが、こちらも7番目の天王星が一番冷たく、
その差はほんの僅かながらも中心核の持つ温度差の違い
で、表面の平均温度は海王星のマイナス220度に対して、
天王星ではマイナス240度以下にもなるそうです。



 そして地球の10倍の質量が予想されている第9惑星が
見つかれば、きっと太陽系で最も冷たい惑星になること
は間違いなさそうなのですが …


        太陽系外縁部の星の想像図

 さらにその第9惑星の外側にも知られざる星がまだまだ
彷徨っているのかもしれませんnose4


   太陽系外縁部の星から見た風景の想像図

 殺風景で限りのない孤独感だけが漂う世界です

            
              太陽系外縁部


 結局、太陽系でハビタブル・ゾーン(生命居住可能領域)に
属しているのは唯一、我らが地球だけということです。

 現在、民間火星への移住計画(マーズワン)
が進められていますが、現状では実現不可能なようです。
 
 まず、生命の維持に必要不可欠な水の問題です。

 火星の土の中に含まれる水分から得るとしていますが、
この技術を実際に活用するとなるとさらなるテクノロジーの
開発・改良が必要で、植物の栽培にしても、酸素が過剰に
放出されると火星が炎につつまれる危険性もあるようで、



 火星にひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバル映画
『オデッセイ』(1人分なら問題はないのかも)のような
わけにはそう易々とはいかないようです。

 尤(もっと)も、生存可能領域といっても、実際には大気の
組成などの条件次第で気温は変わるし、地球的な炭素系
の生物ばかりとも限りませんので、それ以外のパターンで
の生命の可能性も否定はできませんが ・・・

 但し、

 高度に発達した生態系を予想するとなると、おそらく液体
としての水の存在は必要不可欠かと思われます。


 それでは

 ここからは、ダ・ヴィンチが仕掛けた「罠」を読み解く
ことからも類推しうる架空物語にして、一方での
真実かもしれない歴史履修といきましょうか。

 およそ46億年前に、天の川銀河の中心から約2.5万光年
から3万光年程離れた辺りにある恒星系やガスなどで構成
されるオリオンアーム(オリオン腕)の片隅に誕生
することになったのが我らが太陽系です。



 太陽系天の川銀河の中心を約2億4000万年
の周期で公転することになります。
 
  

 分子雲の収縮によって形成された太陽には、幾つもの
原始惑星となる星々があって、それらがお互いに衝突
(ジャイアント・インパクト)を繰り返しながら徐々に現在の
かたちに集束されてくるわけですが、その過程でふたつの
大きな事件が起こります

 当時、まだ地球は存在せずに地球となるべく
して生まれた原始惑星(仮称テラティア)が衝突を繰り返し
ながら大きく成長して、現在の小惑星帯がある火星と木星
の間の軌道上に位置していました。



 この頃、月や火星程度の大きさの原始惑星が50~100個
ほどあって、それぞれに衝突や融合を繰り返しながら現在
の姿に近づいていくわけです。

 原始水星は太陽に一番近い位置にあって、一度大きな
衝突を経験しますが、その時に外殻を失ってしまいます。

 その後、そのままの状態で現在に至りますが、金星の卵
は幾度かの衝突を経験しながらも成長していきました。

 約45億5500万年前に、原始惑星「テラティア」
に太陽の重力に引き寄せられた惑星X(ニビル)が衝突
し、三つに引き裂かれた「テラティア」のうちの二つが
火星の軌道の内側にまで吹き飛ばされてしまったのです。

 ひとつは金星くらいの大きさに、もう1つは火星くらいの
大きさに分かれた惑星「テラティア」の大きい方を
「テラ」、小さい方を「ティア」と呼ぶことにします。

 残ったもうひとつの(かたまり)は、その後バラバラに
分裂してその場に漂い、現在の小惑星帯を形成する



 わけですが、なかでも比較的に質量の大きいもの同士
が引き付け合って融合し、準惑星ケレスを形成します。



 このようにして双子の原始惑星「テラ」「ティア」
が金星と火星の中間の軌道をまわることになったのです。

    

 これが一つ目の大事件でしたが ・・・

 続いて、二つ目の事件も時を置かずして起こります。

 「テラティア」惑星X(ニビル)との衝突で木星
や土星の軌道が大きく変化して惑星間の引力バランスが
崩れ、バラバラに分裂した小惑星帯の破片火星
「テラ」「ティア」のうえに降り注いで来たのです。



 そればかりではなく、

 「テラ」「ティア」の軌道と引力との関係にも変化
が起こり、「テラ」の前面、すなわち小惑星帯の破片が
降り注ぐ方向にまるで身代わりのとなるようなかたちで
「ティア」が移動してきたのです。

 そして、小惑星帯の破片のシャワーをまともに浴びた
「ティア」は傷だらけになりながら、無理心中でも
するかのように「テラ」に向かって衝突してきました。

      
     ジャイアント・インパクトの想像図NASA作成

 これが世に言う「ジャイアント・インパクト説」
真実なのです。

            

 こうして

 衝突し、融合分裂した「テラ」「ティア」



 現在の地球(テラ)と(ルナ)になったのです。


      アポロ12号から見た月面 NASA提供

 これが巨大クレーターがいくつもある理由
であり、だけに小惑星帯破片が降り注がれた
という秘密暴露するものでもあるのですが ・・・


 激しい隕石の衝突を物語るクレーターの跡 NASA提供

 先カンブリア時代(46億年前~5億4200万年前)
の初期に起こった、それはそれは悲惨な運命を辿ることに
なった惑星「テラティア」「テラ」「ティア」
双子星美しく悲しい物語でしたnose3ase

 そしてこの物語は、

 古生代カンブリア紀に起こるような今日見られる動物種
のほとんどすべての出自となる生物の体制が、突如として
出揃うことになる“カンブリア大爆発”と呼ばれる
奇怪なる現象とも決して無関係ではなかったのです。

 むしろ、偶発的question2関与が起こした奇蹟としての ・・・

 否、だからこその“大爆発”なのですが、

 それはまた、次回以降にお話しましょう。


 さて

 発表された第9惑星が果たして惑星X(ニビル)なのか



 どうかは不明ですが、推定された軌道を見る限りでは




 非常に似通ったコースの軌跡と周期を予感させます。

  

 いずれにしても、

 かつて太陽系に存在した惑星の数はもっとずっと
多かったことだけは確かなことのようですね




 そんな太陽系地球(テラ)に、
 
 およそ7000万年前、霊長類の先祖が誕生します。



 そして、6550万年程前に

        


 現在のメキシコ・ユカタン半島の付近に直径約10~15km
小惑星(隕石)が落下し、直径約160㎞のクレーター
が出来て、地球寒冷化して恐竜やアンモナイト類
など数多くの生物が死滅したとされています。



 諸説ある中で、この衝突が白亜紀末に起こった大量絶滅
(K-T境界)のもっとも有力な原因と考えられていて、2010年
にサイエンス誌に掲載された説では、衝突速度は約20㎞/s
で、衝突時のエネルギーは広島型の原子爆弾の約10億倍
の破壊力があり、衝突地点付近で発生した地震の規模は
マグニチュード11以上で、津波の高さは300メートルにまで
達したと推測されています。

 その痕跡が「チクシュルーブ・クレーター」
ですが、それまで生態系(食物連鎖)の頂点に君臨していた
恐竜が滅び、空白となった地球の土地に哺乳類
急速に広まることになるわけです。

      
         チクシュルーブ・クレーター

 さらに、

 およそ3000万年前になると、分類学上のヒト科とされる
類人猿祖先が出現します。

 ヒト科は哺乳類サル目(霊長類)のひとつで、ヒト亜科と
オランウータン亜科で構成されます。

 symbol2 関連記事 『ダ・ヴィンチの罠 DNA』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/453.html 
 を是非にも参照してみてください。

 ヒト(現生人類)が、チンパンジーと枝分かれしたとされる



      

 600万年~800万年前頃にダ・ヴィンチが示唆する問題の




 爬虫類人(レプティリアン)が地球にやって来たのです。




  ・・・ が、しかし ・・・


  「そうだ、タロウが言っておったわ」

     

    「進化は爆発だ !!

    「それを言うなら、『芸術は爆発だ』でしょ

            

         

 … to be continue !!



コメント一覧

タロウ
ビッグバン・アタックに始まった。この世界の根源は爆発にあって、進化の謎も、すべては爆発にある!
江戸川ドイル
奇跡っちゃ、奇跡だけど。
奇跡を装った必然ということも十分にありうることです。
小吉
 難しいことはわかりませんが、奇跡としかいいようのない星に生きていることだけはわかりました✩
デッキブラシ
まあ、どっちみち出来すぎた話だと思うから気にしないで下さい。

それより気になるのは惑星Xの“X”は謎を意味するXなのか、
それとも10番目の惑星を意味するローマ数字のXなのか?
こりゃ、Xファイル行きかもね!
ハテナマン
デッキブラシさん、ごめんなさい。
コメント間違えと言うか、言葉足らずでした。
正しくは、月の裏側には大きなクレーターが少なく、です。
それと、裏側にこそ大量の大きなクレーターがあるはずだと、
そう言う意味だったのですが・・・

クレーター自体は裏側の方が多いのです。
デッキブラシ
なるほどね、隕石の集中砲火をこれでもかと浴びたあとで、
地球のモトとなる原始惑星とジャイアント・インパクトした
原始惑星が、その影響で反転して衝撃を受けた面を地球側に
向けた月となって、地球自体は無事だったという訳か!
まっ、出来すぎた話だけど …
ハテナマン
月の裏側にはクレーターが少なく、地球に面した表側にだけ
集中しているのが不思議でならなかったけど、この説なら
納得できます。
つまり、地球と月が出来た後で月が隕石の盾となっていた
なら、むしろ、地球から見える面にはクーターが少なくて、
裏側にこそ大量クレーターがあるはずだと思っていたもの
ですから・・・
ルート1/2
なんだか、スケールがデカくなってきている気がするけど、
もはやSFの世界観ですね!
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