好評につき、続編としての『絵画展』を開催いたします。
今回は、過去における展示作品(主に人物像)とは異質
となる建築物(主にサン・ピエトロ大聖堂)を取り上げて
みることにいたしました。
参考までに、
第1回:『ダ・ヴィンチの罠 絵画展』
第2回:『ダ・ヴィンチの罠 展覧会』
第3回:『ダ・ヴィンチの罠 展示会』
第4回:『ダ・ヴィンチの罠 母子展』
の案内を貼っておきます。
最後は〝コロシアム〟なのか!
どうやら、この男は。まったく、何も、
わかっていませんな!
〝コロシアム〟は、英語で闘技場や競技場のことを指す
言葉でもあるのですが、〝コロッセオ〟は、イタリア語で
ローマの円形闘技場のみを指す固有名詞です。
両者の意味合いは、まったく違うのです。
英語で〝コロシアム〟という場合、もとになった建築物
そのものを指すことがほとんどで、アリーナやスタジアム
が使われます。日本人のほうがむしろコロシアムを競技場
などと一緒くた(一即多)にしているようです!
イタリアでは競技場はアリーナやスタディオと呼ぶのが
一般的で〝コロッセオ〟は競技場全般を指す言葉としては
定着していません。
〝コロッセオ〟のもとになった〝コロッセウム〟も本来
は円形闘技場の名前でもなんでもなく、巨像(コロッサス)
がもとになっています。
もともとはフラウィウス円形闘技場という名前でしたが、
その闘技場の前にネロの巨大銅像が建っていたので、市民
たちが「フラウィウス円形闘技場」と何の変哲もない長い
名前を嫌って勝手に俗称として「コロッサス」と呼び始め
たのが始まりです。
従って、〝コロセウム〟や〝コロッセオ〟が競技場全般
はおろか古代ローマの円形闘技場の中でも、このローマに
おける唯、一カ所だけの呼び名であることが分かります。
そうなの?
ま、まさか、お前さん!
「知らんかったのか?」
「だって、教わってないもん!」
・・・ って、おい、おい、
画像元: domani.shogakukan.co.jp
「だよね!」 う~む (^▽^;)(^^ゞ
なんだかなぁ!
古代建築物と高層ビルディング
世界の建築物の寄せ集め(エトセトラ)
… to be continued !!
ダ・ヴィンチの推理は続きます。