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透明人間たちのひとりごと

ダ・ヴィンチの罠 異星人

 今までに、ただの一度も何かに対して祈ったという経験
のない人間が果たしているのでしょうか

 おそらくは、無神論者不可知論者でさえも、
なにものかに縋(すが)った経験があるはずです。

 結局のところ

 人間が無意識のうちに霊的なものを拠りどころにしている
という事実はいったい何を物語るものなのでしょう。

 
 アメーバなどの単細胞生物は単純に自分の遺伝情報を
コピーして分裂するだけの無性生殖ですが、動植物
の大半は、からの遺伝子情報が組み合わされる
有性生殖を採用しています。

 1つの単細胞生物が2つに分裂し、それが代々に亘って
受け継がれていく仕組みも、不思議ですが、そうした生殖
システムがさらに発展して、別(2つ)のもの同士(雌雄)が
組み合わさって1つ生命体を形成するシステムになったと
いうのはどういうことなのでしょう

    
         出典:cstyle.tistory.com

 遺伝子情報を雄から半分、雌から半分ずつ受け継いで
いくメカニズムは非常に複雑で、何らかの知性の存在なし
に自然が偶然に選択したとは、とても思えませんが …

   
   スウェーデンの写真家 レナート・ニルソン氏による胎児の写真

 人間は単細胞生物としてのひとつの受精卵からスタート
して、1つから2つ、2つから4つ、4つから8つ …… という
ように徐々に細胞分裂を繰り返して最終的には約60兆個
(最新のデータによると37兆2000億個とも言われています)
の細胞を持つ人間の姿となるわけですが、

       

 その過程において、あるときは魚の胚であったり、次いで
両生類の胎児、さらに爬虫類の胎児といった具合に、非常
に似かよった形態を辿る様子は、まさに進化のプロセスを
母体のなかで再現しているようでもあります。

    
    

 『進化論』によれば、地球生命はいくつもの
幸運「偶然」によって発生したとされていますが、

    
    

 幸運「偶然」地上での出来事だけではなく、
天の川銀河のなかで太陽系の属する領域

     

 ハビタブルゾーン生命居住可能領域
と呼ばれ、生命生存最適位置にあり、



 太陽系のなかの地球もまた絶妙理想的
位置にあるのです。


       出典:nagasaki.peugeot-dealer.jp

 太陽を周回する軌道に、適度な地軸の傾きと自転速度、



 ほど良い大きさの月に、地球を守る磁場や大気の存在
等の条件も完璧で、まさに、これ以上の場所はないという
ポジションと防御システムのなかに我々はいるのです。


         地球を守る磁場のシールド

 さらに言えば、人間の有するさまざまなテクノロジーから
作り出された物質は、リサイクルできない有害な廃棄物を
大量に発生させるのに対して、地球がもっている水や空気
(酸素や二酸化炭素や窒素)などの循環システムは見事な
化学処理プロセスによって、自らが作り出す出す廃棄物の
すべてをリサイクルしています。

 こうした地球のメカニズムやシステムが人間や動植物の
生存を保障してくれているというわけなのですが、

 それに引き換えても … と、思ったのです。

 カナダの通信衛星を載せた改良型H2Aロケット29号機の
打ち上げ成功の記事(11月25日付の朝刊)を読みながら、

 ふと、感じたのですが ・・・

 時折、巷を騒がせる迷惑なゴミ屋敷の住人たちと、我々、
地球人類とは一体どこが違うのだろうかという疑問です。

 軍事目的の衛星のみならず気象や通信放送衛星などの
商業衛星(人工衛星)は、耐用年数が過ぎると宇宙のゴミ
(スペースデブリ)になります。


          出典:ESA(欧州宇宙機関)


 しかも、ここ数十年で宇宙ゴミは爆発的に増加し、地球の
周りはゴミ屋敷も同然の惨憺たる状況にあるのです。



 このことは、



 宇宙の住人たちからすれば、近所迷惑だという意味では
ゴミ屋敷のそれと同等ですし、地球人たちの物に執着する
性質(たち)もそれらを助長する要素となっているようです。



 そのほとんどは地表に落ちてくる衛星本体と部品や破片
などの危険物の問題で自業自得ではあるものの、
宇宙人(異星人)の町内会や自治会があるのだとしたなら、
やはり深刻クレーム対象となるでしょう

 もっとも、それには地球以外に知的生命体が存在
するという大前提が成り立つうえでの話ですが …

 要するに、ロケットの打ち上げ成功の背景には、こうした
事実があることも知っておくべきだということですnose7

 この問題については、いずれかの機会にもっと詳しく追求
してみたいと思いますが、本稿の趣旨からは外れますので
きょうのところはこの辺にしておきます。

 ところで、

 宇宙人(異星人)やUFOというとSF世界
オカルトでの話のように聞こえますが、我々、地球人も
46年前にに降り立ち、現在では火星の土を踏むべく

    
       火星上のオポチュニティの想像図

 2003年に無人探査機 「スピリット」及び「オポチュニティ
火星に派遣し、彼らの任務終了すると、2011年
11月には後継の探査機として「キュリオシティ」
新たなミッションを託されて打ち上げられ、現在もなお鋭意
なる探査活動をつづけています。

       
       火星上のキュリオシティの想像図

 このように

 NASAでは、人類の火星着陸実現するべく
何度も無人探査機を送っていますし、民間による火星
の移住計画マーズワン(Mars One)も発表されて公募
による移住民の人選もおこなわれたようなのですが ・・・

 もし、火星などの惑星生命体が存在していたと
すれば、彼らも無人の探査機を見て「UFOが来た」
と大騒ぎをするのかもしれません。

 我々の知りえない未知のテクノロジーで広大な宇宙空間
を移動中に何らかのトラブルに遭遇し、漂流の末に太陽系
に迷い込み地球に緊急着陸したとか、

 惑星間を航行中に時空の歪みや亀裂が生じて予期せぬ
かたちでの時空間移動やタイムスリップが起こって地球
に到達してしまったとか、

 はたまた、明確な意思と目的を持って地球に飛来した
とも考えられるような超古代の遺物のひとつが、前回の

 symbol2 『ダ・ヴィンチの罠 異端児』で紹介した
url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/442.html(参照)


   ドイツで発見された約32,000年前の象牙彫刻

 「ライオンマン(ライオンレディ)の像ですが …

  

 もし、古代人が何らかの理由で地球に降り立った異星人
たちを見たならば、彼らを「神」だと思い込んだとしても
何の不思議もないわけです。

       

 さらに想像を廻(めぐ)らせば、

 サルや猿人レベルでしかなかった太古の人類の祖先に
遺伝子操作をしたとか、あるいは異星人との間の交配に
よって、現代に至る現生人類が誕生したという可能性さえ
も完全には否定できないわけです。

 果たして、

 生命の生存に最適な位置にあり、且つ、磁界(磁場)と
大気の二重の防護壁に守られ、絶えず水と空気を浄化
して供給する循環システムが備え付けられている我らが
「宇宙船地球号」を設計したのは誰なのか

   ソーラーストーム(太陽風)と地球の磁気シールド

 出典:Victoria Jaggard in Sun Francisco for National Geographic News

 宇宙がつくり出した偶然産物なのでしょうか、
それとも何者かのデザインによるものでしょうか

 人類を始めとする地球上生物(動植物)は
自然発生による進化過程にあるのでしょうか、
「神」意思による完成された被造物でしょうか

 はたまた、

 地球外生命体との異種交配遺伝子
操作による産物なのでしょうか

 この点に関するダ・ヴィンチの考え方を知ることは、彼の
仕掛けた「罠」紐解くうえからも、重要事柄
あると思われますが、 

 建築技師にしてデザイナー(設計家)でもあるクリエイター
としてのダ・ヴィンチはどのように考えていたのでしょうか

 彼の手稿から察するに、

  「解剖して分かったことだが、人間は
         死ぬようにできているのだ」


 つまり、新約聖書にある復活や永遠の命を否定している
ことからも「神」による生命などの創造については
懐疑的であったと思われます。

  「自然は自己の法則を破らない」

  「理解するための最良の手段は、自然の
    無限の作品をたっぷり鑑賞することだ」


 換言すれば、たとえ知的であっても人為(人工)的なもの
は最良足りえず、無為自然が一番だとしています。

  「人間は古代人によって小宇宙と呼ばれた。この言葉
   は実に当を得ている。 なぜなら、人間には肉を支え
   る枠組みとしての骨があり、地球には土を支える岩が
   ある。   人間は血液という湖を持ち、そこでは肺が
   膨らんだりしぼんだりして、呼吸作用をしているように
   、地球には海があり、四六時中 潮の満ち引きが宇宙
   の呼吸作用を繰り返す。    血液の湖からは静脈が
   出ており 体中に枝分かれしていくように、海は地球に
   無限の水脈を広げている」

 『ダ・ヴィンチの罠 小宇宙』に書いたように
url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/429.html(参照)

 今で言う『ガイア理論』に通じる考えを持っていた
ダ・ヴィンチは、などの浸食による地形の変化
を経年変化による容姿の変容として捉え、人間にとっての
「血のめぐり」を地球の「水の循環」に、呼吸を
「空気の循環」、つまり、酸素や窒素や二酸化炭素
サイクル・システムとして見なしていたばかりで
なく、宇宙までもが巨大なひとつの「生命体」である
と考えていたふしがあるのです。 

 この完璧に保たれていた「水と空気」循環
近年、危機的な状況にあって、アラームが鳴らされ続けて
いるにもかかわらず一向に改善の方向へと足が向かない
でいることは忌々(ゆゆ)しきことで、先の宇宙ゴミ
同様に物質 至上の拝金 主義が蔓延(はびこ)った
末の「今が良けりゃあ症候群」を思わせる
無責任体質は今後も「工夫(炭鉱)のカナリア」
を殺し続けることになるのでしょう

 少なくとも、「水の循環」興味を持ち、研究
続けていたダ・ヴィンチが知り得た未来は、彼の期待
するような希望に輝くものではなかったのです。

 そこで

 ダ・ヴィンチが未来の人類に向けて発した警告
絶対に死なない「カナリア」としての作品の数々で、


『聖アンナと聖母子』  『モナ・リザ』   『洗礼者聖ヨハネ』

 そのメイン・キーとなるものが、『モナ・リザ」
始めとする終生、手もとに置いていた3枚の油彩画で構成
されたドラゴンレーダーだったのです。


   3枚の油彩画を合体・合成したドラゴンレーダー

 ドラゴンレーダーについては、

 smile 『ダ・ヴィンチの罠 パズル』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/416.html
 smile 『ダ・ヴィンチの罠 地動説』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/420.html
 smile 『ダ・ヴィンチの罠 羅針盤』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/427.html

 などを参照してください。

 そして

 ダ・ヴィンチの最大「罠」(トラップ・メッセージ)は
精緻な計算に基づいて『最後の晩餐』のなかに
いくつものとともに仕掛けられました。



 symbol2 そのひとつがイエスの正体です。


『最後の晩餐』でのイエスのミラーイメージ(反転合成画像)


  
     ズームアップしたイエスの顔のミラーイメージ
        

  「私は奇跡をなし遂げたいのだ」

   

 ダ・ヴィンチはどんな奇跡を起こそうというのでしょう


  「多くの人は、私を非案(非難?批判?)する正当な
   理由があると考えるだろう。判断力が未熟なために
   、権威ある人々の考えと見解が正反対であると
   断じ、私の仕事が単純で平易な経験から得られた
   問題提起 だとは考えないのだ」


 ルネサンス期の人々は中世から受け継いだある考えに
熱中しました。

 つまり、プラトンのそれと類似したある方法での
生殖システムについてですが ・・・

 それにしても、

 子宮内の胎児の変化変容には驚かされます。

       

 ウーパールーパーや河童(カッパ)にそっくりだったりase2
       
 有名な宇宙人(異星人)グレイの姿にも似ています

    

 そうなるとなんらかのかたちでの彼ら異星人たちの介在
も否定できないことになりますが、プラトンのアトランティス
大陸などの超古代文明には、どこかしら懐かしさにも似た
ロマンを感じずにはいられないのはそのせいでしょうか

      

 キリスト教でいう「神」には懐疑的なダ・ヴィンチも
大いなる(チカラ)としてのサムシング・グレート
の存在は認めているようですし ・・・


  

       
       『胎児のスケッチ』 1509年~14年

 子宮内の胎児を描いたダ・ヴィンチのスケッチですが、
実際の胎児は子宮内では頭を下にしています。


     『立ったまま性交をする男女の解剖図』


 こちらも直接、子宮内に射精するような描かれ方で正しく
はありません。

 だからと言って、ダ・ヴィンチの天才性と意外性は少しも
殺(そ)がれることはありません。

 むしろ、このことである決定的事柄雄弁
物語っていると思われるからですが ・・・

 何を物語り、何を示唆するのかは、また次回に。


 … to be continue !!


   「勿体振る奴はどうも好かんな」

     

 「ポールシフト(極移動)でも起こるんかい」

           

 違います。



 鉄壁な防御システムが邪魔をするのです。

コメント一覧

小吉
 確かに宇宙から見ればゴミだらけ、、
「ゴミ屋敷」のことを悪く言えないですね。

「決定的なことがら」とは「クローン技術」でしょうか?
 それとも「性」そのものが無くなる、とか? 謎は深まるばかり、、、 
むらさき納言
本文とは関係ないことですが、なにかささやくような手振りの
カッパ似の赤ちゃんもウーパールーパーも可愛いですね。
最初の絵画のような色彩の写真もレナート・ニルソンさんの
写真も神秘的で感動ものです。
おいら
役目を終えた人工衛星はゴミか、回収方まで考えて打ち上げにゃならんな。まぁ、打ち上げ費用をどう抑えるかが商業化のカギになっててる間は回収まで考えられないだろな。
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