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透明人間たちのひとりごと

ダ・ヴィンチの罠 脱真実

 『想像上の生き物を、
  本物のように作るために』


 というダ・ヴィンチの「短いレクチャー本」に
次のようなことが書かれています。

 もし、

 「想像の動物を本物のように見せたければ、
 たとえば、ドラゴンを取り上げてみると ・・・

  頭はマスチフかセッター、目はネコ、耳は
 ヤマアラシ、鼻はグレーハウンド、ライオン
 の眉毛に、老いた雄鳥の額、ミズガメの首
 を使うとよい」

 「カンブリア大爆発」なる出来事は
地球という惑星舞台に実践された


 冥王代の地球 提供:NASA国際研究チーム

 大実験の結果かもしれないとの思いに
至ったのは、彼が架空動物描写
について、こんな話しをしていたからですが、

 exclamation マスチフは、主に番犬や闘犬用として、
 セッターは猟犬、グレーハウンドは狩猟犬
 から速く走るために改良されたドックレース
 などに使われる犬種です。

   
   ナポリタン・マスチフ ameblo.jp

   
 アイリッシュ・セッター 画像提供:愛犬の友


 イタリアン・グレーハウンド dogphotos.exblog.jp

 およそ5億5千万年前、それまではわずかに
数十種類を数える程度にしかなかった生物の
種類が突如として1万種を超えるという大事件
(カンブリア大爆発)の発生は ・・・


 カンブリア紀の生物 cambrian-cafe.seesaa.net

 地球生命巨大実験場
あったことを物語るものでしたが、

    

 「大実験」の試験場として地球
選ばれたのは偶然ではなく必然の結果
であるとダ・ヴィンチには思えたのでした。

 
 
 
  出典:cambrian-cafe.seesaa.net

 ちょっと待ったあnose7 par

 そもそも彼は、生物のビッグバンたる
「カンブリア大爆発」なる出来事を
知っていたわけ ・・・
 
 ダ・ヴィンチの生きたルネサンス期は太陽
の周りを地球が回っているという事実を
公言するのも憚(はばか)られる、と、言うか、
「地動説」のチの字でも口走ろうものなら
火あぶりの刑に処されるような時代でっせ。

 

 それを

    
    パンゲア大陸の分離 wikiperia

 「地動説」「大陸移動説」やら



    パンゲア大陸の移動 jamstec.go.jp

 創造論的進化論に与(くみ)する
「カンブリア大爆発」に至るまで、


  人類進化 grace-church.or.jp

 なんぼ万能大天才言うたかてやで、
ようけ知り得んことやろや。

 「ホンマの話 ・・・

 てか、いきなりにして、

 何かヘンテコな関西弁になってますが ase2


 なお

 exclamation 「地動説」及び「大陸移動説」
「カンブリア大爆発」などについては、

 それぞれに、

 『ダ・ヴィンチの罠 地動説』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/420.html
 『ダ・ヴィンチの罠 超大陸』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/493.html
 『ダ・ヴィンチの罠 大実験』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/496.html

 などを参考にしてみてください。

 要するに

 ダ・ヴィンチは、そのすべてを若き日に見た
「幻視」によって知ったのですが

 symbol2kirakira2 「幻視」については、

 『ダ・ヴィンチの罠 松果体』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/480.html
 『ダ・ヴィンチの罠 白日夢』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/481.html

 などを参考にしてください。


 幻視体験は、

 彼にとって摩訶不思議なる経験
ひとつでしたが、

 それが「天啓」なのか、脳内で疼く
松果体が引き起こした悪戯なのか

 はたまた悪魔仕業だったのかは、
誰にもわかりません。

 ただハッキリと言えることは、

 それがダ・ヴィンチには十分に納得できる
事柄であり、内容であったということです。

 おそらくは、

 古代ギリシャ・ローマの時代から、否、もっと
ずっと以前から、番犬や牧羊犬、猟犬、犬ぞり
や荷物引きなどの作業犬、等々、それぞれの
目的に応じた様々なタイプの犬種が人の手に
よって作り出されていたことを引き合いに、

 この新種マルキテリア・・・


    新種の誕生 出典:bokete.jp

 別名、

 イヌキゲニア(ハルキゲニアのもじり)
は、もちろん、合成された画像ですが、


    カンブリア紀の有爪動物 ハルキゲニア
     出典:www.geocities.jp

 架空の動物(実験的生物)を描く(創造する)
(わざ)と(わざ)とは、


  ダ・ヴィンチによる架空の生き物の素描

 つまり、それは、

 「カンブリア大爆発」での試行錯誤
と同じ技術作業であるとの思いから、

 ダ・ヴィンチは、想像の動物の描き方として、



  頭はナポリタン・マスチフかセッター犬で

     

  鼻はグレーハウンドなどと犬の品種を



 例に挙げての「たとえ話」(架空動物の
描き方の教授)をしたのではないでしょうか。


 なにしろ、

 世界のさまざまな地域の在来種や絶滅した
犬種まで含めると犬の種類は、700~800とも
数千を数えるとも言われます。

 当然ながら、このことは「種の創造」
などではなく、単なる亜種の誕生(品種改良)
の結果に過ぎないことは自明ですが ・・・

 それでも、なんとなくダ・ヴィンチには
プログラマーの介在とサムシング・グレート
なるものに内在する大いなるパワー
エネルギー存在証明自然
のなかで強く感じ取っていたのでしょう。

   
  ダ・ヴィンチによる猫(動物)?の素描

 

 猫の動作や仕草のデッサンとされていますが、



 よく見ると、

 どうしても猫とは思われない奇妙な姿をした
奇怪な生き物が数匹ほど混じっていますよね。



 ところがですよ、

 あれだけ夥(おびただ)しい数量の素描を
残しておきながら、肝心の犬に関する素描
が少ないというのはどうしたことでしょう。

 漸(ようや)くのことに、見つけ出したのが、
下のデッサンですが、左下に描かれた犬は
完全に端役にもならないチョイ役です


    騎兵とドラゴンと馬と犬の素描

 「神」(アダム)の助け手となるように
(エヴァ)を造ったと聖書にはありますが、


 『イヴの創造』ヨハン・ハインリヒ・ヒュースリー画

 真の意味で人間の助け手となっているのは、
犬たちであることに異論はないでしょう。

 だとしたら、

 ここにも何か秘密が隠されているの
かもしれません。

 「神」GODで、「犬」DOG
逆さに読み書きをすれば同じになりますが、

 それは英語の場合であって、イタリア語では
 「神」DIOで、「犬」CANE
ですので、そこに何らの秘密関連性
見つけることは出来ません

 そこで、仮に、

 「幻」によってダ・ヴィンチが我々の時代
である未来(現代)を見ていたとしたならば、
英語が国際語(世界共通語)になっている
という事実を知っていたことになります。

 そうなると、

 話はまた少し違った展開を見せることになる
のですが、ここではもうこれ以上は、踏み込む
ことをやめましょう。

 ただ、奇しくも、現代という時代に一般化した
通常のテクノロジーを使用すれば、シロウトで
ある我々にもダ・ヴィンチの絵画に秘められた
秘密にチャレンジすることが可能ですが ・・・

 ほんの少し前の時代ならば、

 たとえ、名探偵コナンでも金田一耕助でも
明智小五郎でもシャーロックホームズでも、

 そこには自ずと限界があったはずなのです。

 まるで誰かが 「0」「1」とが共存できる
量子コンピューターに向かってプログラムして
いるかのように、

 

 カンブリア大爆発隕石落下

  

 も恐竜の絶滅人類の誕生も、

 

    
    ホモ・エレクトス 出典:webry.info

 イエスの神性リリスの魔性



 マリアの欺瞞宗教戦争も ・・・

 そして、

 「ダ・ヴィンチの罠」謎解き
我々の存在も ・・・

 そうです。

 「自然界」森羅万象のすべてが
「神」の名のもとにプログラミング
されているだけのことかもしれません。

 

 すべては未来の時代における少年の如き、
あるいは、また、次元の異なる意識体の如き
プログラマーやゲーマーたちによって発現
させられるキャラクターやイベントの数々が、

 実体として存在する「真実」なのか、
それとも 真実もどきの「脱真実」なのか
は、当事者には知る由もありませんが、


    「PHOTO] gettyimages

 昨年(2016年)、世界の流行語となった
「ポスト真実」と、「脱真実」とは、 
似て非なるものだけど、「ポスト真実」
が何かを企んで意図的に流布させるもの
ならば、



 「脱真実」には真実超えるもの
というニュアンスを内包する「超真実」
という概念があるのかもしれません。


 さてと、これらのことを踏まえたうえで、

 次回以降の『最後の晩餐』における
舞台劇の鑑賞を楽しみにいたしましょう。

 ところで

 ダ・ヴィンチはこんなことも言っていますが、
その真意は誰にもわかりません。

 「絵描きというものは 神様のようなものだ」



 「驚くほど気味の悪いものでも、おかしくて
 笑ってしまうようなものでも、見たいものは
 何でもつくることができる」

 「暑い時に涼しい場所が、寒い時に暖かい
 場所が見たければ、自由につくりだせる」

 「同じようにして、山の頂上から海や野原を
 見下ろすことだってできるのだ」

   

 「そんな小さな空間に全宇宙の姿を抱える
 ことができるなど誰が信じるだろう」

 そうそう

 ひとつ言い忘れていましたが、ダ・ヴィンチ
にとっての「美と醜」「両性具有」
と並び称される重要ファクターでも
ありますので、前言撤回します。

 申し訳ありませんが、次回では、

 

 「美と醜」についての解説をしてから



 『最後の晩餐』観劇することにします。



 symbol2 RENAISSANCE STORY symbol2

       【L'Ultima Cene】
   脚本・演出・助演 レオナルド・ダ・ヴィンチ
  



 「美と醜なら、わしとアンタじゃ」

   

  「そう、見た目そのままにね」


  今年の言葉(2015年度)は絵文字でした
 
 「見栄えはそのとおりだが、
  心(真実)はサカサマじゃあ」




 こいつのように ・・・



 … to be continue !!



コメント一覧

小吉
この世の中はあまりにも「出来すぎている」ように思えなくもない。
神様がこの世を作ったとして、あまりにも「理的」である。

例えば絵を描くとなると、どんなデタラメな生き物だって描くことができるけれど、世の中はデタラメではない。

ある一定のルールというか、合理的に説明できるものがある。

そこのところがまた不思議なのである。
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