「人間とは何か」
使い古され、言い尽くされた感のある問いではあっても、
常に、古くて新しい永遠のテーマです。
人間については、
「道具を作るための道具を作る人」 と
定義したフランスの哲学者アンリ・ベルクソンが提唱した
「ホモ・ファーベル」やリンネが名付けたことでも
有名となった「ホモ・サピエンス(知恵のある人)」
という表現の他にも「人間は考える葦である」
としたパスカルもいますが ・・・
「考える」のは何も人間だけに限られるのではなく、
イカでもタコでもカラスでも …
5号の人気記事『イカの心とタコの気持ち』
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/388.html
1号さんの記事『都会と田舎のカラスたち』
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/389.html
で紹介されているように彼らも立派に考えているのです。
しかも、驚くほどに見事な学習能力を発揮して人間どもを
困惑させるわけです
道具の使用に関しても自然を観察すれば、彼ら以外にも
鳥やサルも道具を使用しますし、社会性をもった集団行動
も報告されています。
ただ、確かにアンリ・ベルクソンの言うように「道具を作る
ための道具を作ることができる」のは今のところ人間だけ
なのかもしれませんが ・・・
さらに言えば、
「道具を作るための道具を作る目的の道具を開発する」と
いう入れ子式の永遠ループでさらなる道具を開発する能力
や「我思うゆえに我あり」と思索したデカルト
のように「考える」ということを考えている自分について
考えるというような無限の思索を楽しみながら思考する力を
有することは、人間に突出した独特の能力なのでしょう。
しかしながら、年明け早々からの世界情勢を見るに
つけても、「考える」ことを考えられる人間が、歴史から
何の教訓も学べないでいる現状に対して、
「人間は何という愚かな動物なのか」
と落胆せざるを得ないわけです。
ダ・ヴィンチもローマ・カトリック教会の強権や横暴
や腐敗の複合汚染の構造に失望し落胆したに
違いありませんが、彼は知り得た秘密の数々を未来
の人類に託す目的で自身の作品に「罠」と「謎」
を埋め込みました。
その最初の仕掛けはデビュー作の『受胎告知』に
始まり、いくつかの作品を経た後の『最後の晩餐』
でピークに達し、あとは謎解きのためのヒントや参考書
となる青写真や「鍵」となる作品作りに邁進します。
それらの概略は『ダヴィンチの罠 近似値』
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/447.html
を参考にしてください。
さて、
『モナ・リザ』と『レダと白鳥』は、同じ目的を
秘めた極めて重要な「鍵」を隠し持った作品です。
まずは、2つの作品を見比べてみてください。
まるで違う絵画のように見えますが、モチーフは別々でも
目的は同じひとつの事実を訴えようとしているのです。
『モナ・リザ』は複合的で次元を超えた内容を包含
した「聖書」的な作品で、一言すれば、地球の時間的な
流れと物理的進化を表現しています。
具体的な解説については、以下を参考にして下さい。
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/426.html
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/427.html
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/428.html
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/429.html
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/430.html
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/431.html
『レダと白鳥』はギリシャ神話を基調に人類の起源
と遺伝子(DNA)操作による生物的進化を意図しています。
卵から産まれる人間の赤ん坊と白鳥にしては異様に長い
首に着目してください。
レダと白鳥の習作
『レダと白鳥』のオリジナルは現存していませんが、
レダの頭部と髪の習作
ダ・ヴィンチ自身の習作の幾つかとラファエロや弟子たち
による模写が数点残されています。
レダの素描
ラファエロの描くドローイング(デッサン・スケッチ)では、
白鳥の首が異常に短くアヒルやガチョウのようですが、
ラファエロによるドローイング
反対に、弟子たちの白鳥では異様 とも思えるほどに
首が長く描かれています。
弟子たちの模写の別バージョン
その理由については、次回に説明したいと思いますが、
レダの頭部と髪の習作
レダの複雑に編み込んだ独特の髪がトグロを巻いて
鎌首を持ち上げるヘビのようにも見えてしまうのは
先入観や思い込みの所為なのでしょうか
いや、
これは潜在意識を刺激するサブリミナル効果を
狙ったダ・ヴィンチの心理作戦に相違ありません。
なぜなら、『モナ・リザ』の左右の肩越しに隠されて
いるのがドラゴン(龍)と蛇だからです。
そして、
同じものが『レダと白鳥』の絵にも描かれています。
青丸印がドラゴン(龍)で赤丸印がヘビの頭です。
白丸印の白鳥の足はどう見ても猛禽類のそれにしか
見えませんが、そのことはあとで触れることにします。
つまり、
『モナ・リザ』のモデルと『レダと白鳥』に表現
される人間の女性レダと白鳥である主神ゼウスは
同一の対象(異星人的な超越した存在)としてのメタファー
(暗喩)が込められているということなのです。
さらに、
ヘビの頭は「罠」を解く青写真(設計図)としての
『聖アンナと聖母子と幼児聖ヨハネ』 では
白丸内にいる2匹の隠された大看板としての主役で
ある洗礼者聖ヨハネとイエス・キリストを示唆することは、
前回の『ダ・ヴィンチの罠 青写真』のなかで
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/448.html
紹介しましたが詳細なる解説には予備知識が
必要となりますので、もう少しだけ先送りにさせてください。
ところで、『レダと白鳥』の白丸内の足ですが、
どう考えても白鳥の足ではありませんよね
水掻きのある白鳥の足
そこで思い出されるのが、デビュー作『受胎告知』
でのフクロウを彫り込んだ書見台の脚にこっそりと現れる
奇怪な3本指の肢(あし)との奇妙な符合です。
この奇妙で奇怪な3本指の謎の肢について
興味のある方は『ダ・ヴィンチの罠 謎の肢』
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/405.html
を参考にしてみてください。
さてさて、
国連は12日、経済的理由や紛争などのために生まれた
国とは別の国で暮らす移民と難民の数が2015年時点で、
世界で約2億4370万人に上り、2000年からは実に41%も
増加していると発表しました。
地球に暮らす
全人口に占める割合は2000年の2.8%から3.3%に上昇
し、そのうちの約2000万人が難民なのだそうですが ・・・
ここで、
ガラッと視点を変えてみましょうか
何らかの事情で故郷を追われて、やっとの思いでようやく
のことに辿り着いた安住(約束)の地が天の川銀河の
端っこにある太陽系第三惑星だったとしたなら ・・・
そして、
そんな未開の地球において「神々」となった
宇宙難民(異星人)たちの苦難に満ちた物語が
『ダ・ヴィンチの罠』のプロローグになって
いたとするならば ・・・
「そりゃあ、三流の三文SF小説にもならんわな」
「ですよねぇ~」
ところで、
遺伝子(DNA)が生物の設計図であるならば、
『ダ・ヴィンチの罠』の青写真(設計図)である
『聖アンナと聖母子と幼児聖ヨハネ』 の
デッサン画には ・・・
まだまだ解明されない大きな謎と秘密が眠っている
のかもしれません。
「なんちゃってね」
人間はどこから来てどこへ行くのか
… to be continue !!
コメント一覧
ココナン
ココナン
小吉
ココナン
最新の画像もっと見る
最近の「ノンジャンル」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事