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透明人間たちのひとりごと

ダ・ヴィンチの罠 訪問者

 地球上の生物の最大多数はバクテリア(細菌)ですが、

 目に見えない細菌や微生物の世界は、さておくとして ・・・

 地表を席巻する能力と支配力においては、いかなる動物
も植物の前に尻尾を巻くしかないのが現実でしょう。

 特に雑草の「しぶとさ」と「したたかさ」は最強で、生き残る
ことへの逞しさと強靭な精神力(そうした意識や知性がある
ものとした場合の力)を感じないわけにはいきませんが、

 雑草に限らず植物全般の特徴としては、身体の一部分を
動物に食べられたり、切り取られたりても、また復活すると
いう再生産システムあるいは取り換えが可能なモジュール
構造(接ぎ木が可能)などが、その遺伝情報としてDNAに
書き込まれていることが最大の強みとなっているのです。
 
 今から46億年前、誕生したばかりの地球には太陽
からの強烈な紫外線など生物に有害な宇宙腺が容赦なく
降り注いでいました。



 ほどなくして、地球「海」が出来上がります。



 暫(しばら)くの時(数億年)が経過するうちに彗星の塵や



 隕石の落下、さまざまな宇宙線や落雷が絶え間なく地上
に降り注がれ、いつしか生物に不可欠なタンパク質の成分



 であるアミノ酸DNAの基となる核酸などが海水
の中に含まれるようになります。



 そうした生命の材料から約38億年前に「最初の生命」と
言われるものが海の中で誕生したと考えられていますが、

     

  そうそう都合よくコトが運ぶものなのでしょうか

     

 植物の起源については、

      

 約35億年前のシアノバクテリア(光合成細菌)の出現から

   
      珪藻類と藍藻類シアノバクテリア(右下)

 約27億年前に現れたとされる藍藻類にまで遡るわけで、

   
            珪藻(ケイソウ)類

 彼らの活躍によって二酸化炭素(CO2)に覆われていた
大気の中に徐々に酸素が供給されるようになっていったと
いうわけなのですが ・・・
      



 そうしたアカデミーな見解については後日、詳しく述べる
ことにして、ここはイマジネーションの世界です。

 『ダ・ヴィンチの罠 遺伝子』のページで
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/449.html

 「シリアの難民問題」に絡めて、何らかの事情で故郷
追われ、宇宙難民となった異星人が、やっとの思いで
辿り着いた場所が地球(太陽系の第三惑星)であって
、まだ未開の地だった地球において「神々」として
崇められた異星人(宇宙難民としての爬虫類人)たちの
苦難に満ちた物語『ダ・ヴィンチの罠』
プロローグになっていたとするならば ・・・



 「そりゃあ、三流の三文SF小説にもならない」 とばかり
の自虐的なオチをペテロ風の爺さんに語らせましたが、

 「超古代に宇宙人が地球に飛来し、超古代文明を授けた
とする説」は、今日ではペテロ風の爺さんの言を待たずとも
比較的にポピュラーなものになっています。

 そのなかでも代表的なものが、言語学者にして考古学者
のゼカリア・シッチンによる「古代宇宙飛行士説」
通称「アヌンナキ説」とクロード・ボリロン・ラエルに
よる「異星人エロヒム説」です。

 太陽系の成り立ちと地球誕生に関する
架空物語にして真実かもしれないシナリオとしての
『テラとティアの物語』を前回に紹介しましたが、

 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/456.html

 元ネタは、シッチンの「アヌンナキ説」に登場する
惑星ニビル惑星ティアマトがモデルです。

 シッチンの唱える「アヌンナキ説」によると、
惑星ティアマト衛星ということでしたが ・・・

 しかし、そこはそれ、

 「二つがひとつ」であるとするプラトニズム
を信奉するダ・ヴィンチですので、元々ひとつの惑星だった
「テラティア」「テラ」「ティア」分離…

 つまり、

 地球(テラ)と(ティア right ルナ)に二分割された
とするストーリーを創作してみたというわけです。

 シッチンは粘土板に記述されていたシュメールの神話を
もとに、古代シュメール文明はアヌンナキ(ネフィリム)
によるものと考えたわけですが、彼が読み解いた粘土板の
記述を大まかにまとめると ・・・

 惑星ニビル(交差する星という意)に住むニビル人
(アヌンナキ right シュメール語で、天より降り来たりし者)が
暮らす惑星の大気が徐々に減少していく状況に見舞われ、
それを食い止める手段として金(ゴールド)の遮蔽シールド
(エアゾール状にして大気中に噴霧するため)の原料(金)
を探して、およそ44万年前に地球を見つけ出し降り立った
のだと記されていたそうです。

 その後、30万年前に地球での金の採掘のための労働力
(奴隷)として、地球の猿人とアヌンナキとの遺伝子操作で
「人間」を創造したとされています。

 俄かには信じられない内容ですが、ダ・ヴィンチが絵画に
仕組んだ「罠」「謎」を紐解いていくと微妙にそれらと
関連する所見と共通性が見られて驚かされるわけです。

 たとえば、

 現在、江戸東京博物館で開催中の特別展で展示されて
いる『糸巻きの聖母』 (または『糸車の聖母』)や



 『聖アンナと聖母子』に見られるように岩石や
地面の描写は極めて精緻で、ダ・ヴィンチが地質や地層
にも精通していた様子が窺えますし、今で言う地質学や
考古学的な知見も相当なものだったと思われるのです。



 ところで、

 学術的分類としての地質年代は、地層の重なりやそこに
含まれる生物の化石などの特徴から地球46億年の歴史を
「代」「紀」「世」など大小に区分して分類したもの
で、生物の化石の他にも気候や環境なども特徴づけられ、
コンクリート、プラスチック、大気汚染の原因となる微粒子、
核実験での放射性物質など … これらはすべて20世紀に
入って人間が政治や経済や社会の活動によって生み出し、
地球上に広めた物質ですが、
 
 地層に残るこうした痕跡は、地球の歴史の中でも人間が
自然を無視し凌駕・圧倒しようした一種の傲慢なる特別な
時代を裏付けるものとして、地球の歴史を示す地質年代に
新たな区分として「人の時代(人新世、アントロポシーン)」
を設けようという検討が国際学会で進んでいるそうです。

 ちなみに、

 「人の時代」が始まった時期としては第二次大戦に
伴ない世界の社会経済構造が激変した「20世紀の半ば」と
する方向で吟味されているようですが ・・・
 
 さて、ダ・ヴィンチが、

 ガリレオやコペルニクスに先駆けて「地動説」を手稿
に記していたことは『ダ・ヴィンチの罠 地動説』

 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/420.html

 のページでも紹介しましたが、ダ・ヴィンチは形成された
地層の中から真実欠片(かけら)としての化石
をすでに見つけ出していたということかもしれませんpeace

 
 シッチンの「アヌンナキ説」では金採掘という
明確な目的があって地球飛来したわけですが、

 『ダ・ヴィンチの罠』におけるプロローグ
しての人類創世物語宇宙難民のイメージ
去来していたとするならば、

 それはパトロンである実力者に身を寄せ、奉仕するだけ
の日々のなかで、イタリアの都市国家の間を彷徨する自身
の境遇と漂流者としての異星人の来訪とを重ね合わせて
見ていたからなのかもしれません。

 いずれにしても、

 NASAの宇宙服のヘルメットに装着された遮蔽バイザー
は金でコーテイングされているそうで、これは強烈な太陽
からの光や宇宙線を防ぐためのものです。

 その意味からは、惑星ニビルの大気を金のシールドで
遮蔽して保護するという「アヌンナキ説」を簡単に
唾棄してしまうのは危険ですし、シュメールの粘土板は
6000年以上も前に作られたものであるにも関わらず太陽
を囲むように大小11個の星が回る様子が描かれています。

          

 以前に取り上げた太陽系第9惑星冥王星
を加えれば太陽を含め12が揃いますよね。




 「Project Vega」というサイトでは下図のように
No.10惑星ニビルであると解説しています。



        出典:www.project-vega.org


 粘土板には右下のような円筒印章を粘土の上で転がして
作ったもの(印刷)と楔形文字を記録したものがあって、



 下の粘土板を何の予断もなく素直に見れば太陽を中心
とする惑星を描いたものだと誰しもが思うはずですが

         

 小さな白い矢印で示したのが惑星ニビルとのことです。




 そこで、俄然として、気になってくる存在が、
先般、発表されたばかりの太陽系の9番目の惑星です。


 米カリフォルニア工科大が公表した第9惑星の想像図

 米カリフォルニア工科大学の計算によると、第9惑星は
海王星の20倍以上も遠いところを1万年から2万年かけて
公転し、質量は地球の10倍と推測されていますが、ニビル
は約3600年の周期で太陽系に飛来するとされています。




 どうやら長楕円軌道の惑星の存在は確実のようですが、
公式には惑星ニビルをNASAは認めていません。

 しかし、第9惑星とシッチンの解析による惑星ニビルの
軌道は太陽を中心に円を描くのではなく




 どちらも楕円軌道で周回すると説明されていますが、

 


 果たして、真実はどこにあるのか


 『ダ・ヴィンチの罠』に見え隠れする爬虫類的
な容姿の存在が、シッチンの言う「アヌンナキ説」
にそのまま投影されるわけではありませんが、



      

 似たようなプロットでのシナリオがダ・ヴィンチの脳内で
展開されていた可能性は否定できません。

         


 ただ、決定的に違うのは、スキームの問題と現実です。

 計画段階での比重に対する結果としての現状という風に
置き換えてもいいかもしれませんが、何故に金を採掘する
プラントやエンジニアリングにばかりに拘(こだわ)って、



 テラ・フォーミング惑星地球化計画)のような
地球自体をニビル化(ニビル・フォーミング)して多数
の移民による移住計画を実行に移さなかったのか

 甚だ疑問でしたが、アインシュタインの相対性理論から
導かれる「ウラシマ効果」がアヌンナキ(ニビル人)
に影をおとすかたちで影響していたのかもしれません。
   
 その話は長くなりそうですのでここでは割愛しますが、
 
 それが異星人かどうかは別にして、人間とは異質の存在
(偉大なる何か)が人類誕生の秘密に関わっているとの
直観を得ていたダ・ヴィンチですが、彼のインスピレーション
と想像力はそれだけに止まるものではありませんでした。

 もちろん、ダ・ヴィンチ自身に惑星ニビルとか、アヌンナキ
とかの発想はありませんし、シュメールの存在も粘土板の
内容も知る由がありません。

 ただ、「二つがひとつ」になるというプラトニズムを
無限にまで深く掘り下げ、繰り返し探求し続けていけば、
やがては「すべてのものがひとつ」収斂
(しゅうれん)されるはずだとの強い思いに突き動かされて
いたのではないでしょうかpeacenose7

 それは、

 ローマ・カトリック教会へのアンチテーゼでもあり、
自分自身(人類)のルーツに対する飽くなき思いとして
渇望的なモチベーションだったのかもしれません。

 そのなかで、人間は、 

 少なくとも、教会が説くような「神」による被造物
ではなく、かといってダーウィンが明らかにするような進化
といった概念でもない、「異質で異形なる何か」
の根源的な力によって一度は引き離され、再度、また結合
させられたかのような潜在的な記憶がつくる幻影です。

 symbol2 潜在的無意識の結晶と言い換えてもいいでしょう



 それはそのまま、共通の祖先から枝分かれしていく生物
の進化のプロセスを示した系統樹の逆のイメージです。



 およそ38億年前に最初の地球生命が海の中で誕生した
と考えられていますが、それは偶然の結果でしょうか

 植物の実質的起源は27億年前に出現した藍藻類にまで
遡りますが、ダ・ヴィンチの見る幻影(インスピレーション)
の先駆けとなった出来事を再現(イメージ)するとすれば、

 太陽系において

 ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)にある誕生して
間もない地球を見い出した「偉大なる何か」



 地球リフォーミング(母星化)するうえで
酸素が必要となり、二酸化炭素で充満する地球

        

 大気に酸素を生み出すべく地上にシアノバクテリア類
を大量に撒布して光合成を起こさせようとした結果、



 まだほとんどがで陸地の少なかった地球の上に

        

 撒かれたバクテリア類によって酸素と同時に多数
生命タネで産声をあげることになったのです。

       

 ダ・ヴィンチを突き抜いたインスピレーション



 それから、さらに数10億年が経過した頃の幻影ですが、



 それを天空からの『訪問者』であると理解したのは



 師匠のヴェロッキオの工房で『キリストの洗礼』
の制作を手伝っていた西暦1473年、画家としての第一歩を
歩み出したばかりの21歳の頃でした。


    ヴェロッキオ『キリストの洗礼』1470~1476年


 さて、冒頭での植物生命力に鑑みて言えば、

 彼らの強みである再生能力やモジュール的構造の
「接ぎ木」システムは、新天地でのフロンティア
に欠かせない精神的なバックボーンになり得るものである
だけでなく実質的リフォーミング(私的仕様)の
一形態であると言えなくもありません。

 つまり、極めて利己的で独善的な

 ルネサンス(再生・復活) なのです。
 


 「不信心な奴ばかりがのさばりおって
    何がルネサンスじゃあ
!!



   「雷神さまは怒り心頭なのじゃ」

     

  「へぇ~そぅ? って、ヘソを盗られても知らんぞ



     古(ふる)~ぅ !!

 そんなこと言うモンだからヘソに雷が
     落ちて、大噴火って


  

     まっ、まさか !!
  
  

  富士山じゃないよねえ


 

     「・・・ ・・・ ・・・ 」


  メソポタミアの半人半魚オアンネス(アプカルル)



     

     東京上空に出現した訪問者(2012年)
          (龍神&オアンネス?)

 … to be continue !!

コメント一覧

やぶにらみ
自然はまさに、神秘的な芸術家で、東京上空に現れた訪問者は、龍神やオアンネス以外にも白い雲の爬虫類人らしきものが龍の背に乗ろうとしているようにも見えますな!
きくらげ
かれこれ30分の浅漬けのキュウリと河童にしか見えない
アヌンナキを掛けているのに・・・

誰にも理解されないようですね? 小吉さん!!
透明人間2号
土人、いい響きだと思うけど、差別用語として今ではめったに
使われることはありません。
変わって全盛なのが「ネイティヴ」なる横文字です。
こちらもそのうちカタカナ語の氾濫とかでケチを付けられる
ことになるのかもしれませんが ・・・

ぬか床にきゅうりを漬け込めるなんて、なかなか出来る芸当
ではありませんよ!
関心、歓心、感心です。
小吉
 んー、ダメだ! かれこれ三十分考えているけれど何も浮かんでこないー!!!
「カッパにしかみえないー」
 ぬか床にキュウリを漬け込むことしか僕にはできない!!!!!
進撃の土人
シッチンのアヌンナキ説を紹介したり解説したりしてるサイトは
大抵がスピリチュアル系だよね。
プレアデス星人だとか、オリオン星人だとか、アセンションが
どうたらこうたら、とか・・・・・・・

HNが「進撃の小人」じゃないところがミソなんだけど、

そんなことシリウスってか ☆☆☆
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