透明人間たちのひとりごと

わが闘争と躓きの石

 今年3月に、ベルリンにあるアパートの前の路上に2つの
「つまずきの石」 が新たに埋め込まれました。

 ここで言う 「つまずきの石」 とは、新約聖書に
ある同名の石とはまったくの別物です。

 1933年にナチス(国家社会主義ドイツ労働党)が政権を
握るとユダヤ人への迫害は公然化します。

 強制収容所に送られたり、亡命を余儀なくされたりした人
は数知れず 「つまずきの石」 は、こうした人たちが
かつて住んでいた家の前に置かれる敷石です。

 真ちゅう製のプレートが付いた石で、そこに氏名と生年、
強制退去させられた年、その後の運命等が刻み込まれて
いるのだそうです。

 「つまずきの石」 が埋め込まれるとセレモニーが
始まり、学生たちによって白いバラが次々に手向けられて
いきます。

 犠牲者を悼む路上の石に人々からの共感が集まり、教育
の現場においても一役買っているとの話です。

  「歴史は机の上で本を広げて学ぶもの
 ではない。 日常生活から学んでいくべきだ」


 芸術家のグンター・デムニヒさん(66)が1990年代半ばに
始めた活動で …

 「アウシュビッツの強制収容所跡には、ガス室に送られた
収容者の髪の毛や靴が展示され、訪れる人の胸をえぐる」

 「ドイツにも追悼碑はたくさんあるが、普段の暮らしの中で
 ナチスの犠牲者に思いをはせる機会は少ない」

 「街を歩いていて 『つまずきの石』 に気付く nose8

 「そこではナチスの絶滅政策の対象になったユダヤ人や
 少数民族ロマ、同性愛者が生活していた」

 「ユダヤ人だけで 600万人 といわれる犠牲者全体は
 もちろん、一人一人を悼みたい nose3

 デムニヒさんはそう話します。

 活動は共感を呼び、ドイツだけでなく欧州全体に広がり、
これまでにドイツ国内を含め計16カ国、約4万5千人分の
「つまずきの石」 が埋められました。

 ベルリンでは、「つまずきの石」 を若者に対する
歴史や反差別教育に役立てていて、3月に行なわれた石
を埋め込む行事には、日本でいえば、中学・高校に相当
するギムナジウムの生徒20人ほどが出席しました。

 『平和国家 どこへ ドイツの戦後 と題する
静岡新聞の特集記事はそう伝えていますが …

    1 ナチス犯罪捜査
    2 戦犯捜査変えた判決
    3 強制労働 官民で補償
    4 犠牲者悼む路上の石
    5 ヒトラー「わが闘争」

 
 この特集は、上記した 1 から 5 の主旨でまとめられ、
それぞれに意義深い内容の記事になっていますが、今回
はドイツの戦後処理の対応などについてそのエッセンスと
問題点を探りながら、主に 45 にフォーカスして2号
の考えるところを綴ってみたいと思います。


 さて、聞くところでは、

 ナチス とは 国家社会主義ドイツ労働党蔑称
ですが、日本人的にはそうした侮蔑の意味を持った呼称で
あるという認識や感覚は正直に言ってあまりありません。

 もちろん、日本人的と一括してしまっては、とんでもないと
怒り出す人たちが少なからず、いやいや、大多数なのかも
しれませんが … ase2

 とにかく 2号にはという印象希薄なのですnose7 

 シンボルマークのハーケンクロイツ(逆鉤十字)と
相まって、見映えや耳障り(ナチスという響き)も決して悪い
ものではありませんでした。

 GS (グループサウンズ)の全盛期で街なかを闊歩する
ミリタリールックがファッションを牽引していた時代に青春を
むかえた2号には、どの国よりもナチスドイツの軍服
ヘルメットイカ して見えたわけで、合理的で洗練
された機能性のあるカッコよさに思春期の憧れは抗う術
(すべ)など持ち得ませんでした

 だからと言って、いわずもがなのことですが、ナチスドイツ
を賛美するものでも、ユダヤ人その他の犠牲者を冒涜する
意図もありません。 

 一応、念のために言っておきますが、2号は、ナチスの
擁護派でも、ヒトラーの崇拝者でも、ネオナチでも、狂信的
共産主義者でも、ファシストでも、反ユダヤ主義者でもなく、
ただのノンポリ素朴疑問ブログにそ~と
認(したた)めるだけの市井人です。

 ですから、

 ナチスによる ユダヤ人の迫害 はもちろんのこと、
ユダヤ人に対する差別や非人道的な行為がナチス政権下
で行なわれていたことを否定するものではありません。

 されど、

 「600万人のユダヤ人が虐殺された」
いう数字には、南京大虐殺同様幾重にも
誇張された「嘘」があるのだろうと訝ってしまいます。

 ヒトラーの著書 「わが闘争」 は、1920年代に
刊行され、反ユダヤ主義を掲げるナチスのイデオロギーの
絶対的支柱となっていきます。

 著作権はヒトラーが住民登録していた南部バイエルン州
が所有し、これまでは出版を認めてこなかったわけですが、
2015年末で著作権が切れて、2016年以降は第三者による
出版が可能となるのです。

 そこで、新たな法令を制定して出版を禁じるべきか否かで
意見が分かれているようですが、前述した新聞記事では、

 「『わが闘争』はネオナチのバイブルだと言っていい

 だから、

 「再出版には絶対に反対だ」 との趣旨に
貫かれているように感じられますが …

 現代史研究所(本部ミュンヘン)はヒトラーの主張は人種
差別そのもので、重大な誤りだとの注釈付きで出版をする
準備を進め、著作権切れを見越したバイエルン州の全面
支援を受けてきましたが、今年の7月に退任するイスラエル
のペレス大統領やホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)
の生存者たちから 「わが闘争」 の再出版に懸念
示されるとバイエルン州は一転して著作権切れ後の出版
阻止を決めるわけです

 2016年以降に第三者が出版した場合には、ナチス称賛を
禁じる刑法の民衆扇動罪で告発することを検討し、当初に
予定されていた現代史研究所の出版計画への50万ユーロ
(約 7千万円)に上る補助金の支給も取りやめたのです。

 研究所のマグヌス・ブレヒトケン副所長は、社会が敏感に
なる問題だと認めながらも「われわれの計画はナチズムを
研究し、再発を防ぐうえで意義深い」と強調し、予定通りに
16年初めの出版を目指す構えのようです。

 「わが闘争」 の発禁継続は表現と学問の自由との
兼ね合いからも議論を呼ぶところですが、そもそもネット上
では自由に読めるため、発禁はナンセンスとの意見も多い
のも事実です。

 日本の公安調査庁に当たるドイツ憲法擁護庁によると、
ネオナチを含む極右組織のメンバー数は、計 2万2150人
(2012年)ほどで、かつての勢いこそはないものの、ドイツ
内務省は反ユダヤ主義に基づく事件は増加傾向にあると
指摘しています。

 ところで

 言わば、公然の事実として認知されている「ガス室」
によるユダヤ人の大量殺害も伝えられるままに信じるには
根拠が希薄で曖昧だと思われます。

 事実、下記に示す疑問点にも納得のいく答えが見つから
ないままなのは一体どうしたということなのでしょうか

  死因が毒ガスによるものと断定できる死体が一体も
  見つかっていない。
  使用されたとされている「チクロンB」の毒ガスとして
  の殺傷能力と事後処理における合理性の欠如。
  後に再現用につくられたものは現存するが、死体を
  焼却した焼却炉が見つかっていない。 
  焼却時に発生する煙を偵察機が捉えた記録はなく、
  場所が特定される恐れのある煙を発生させる死体の
  焼却方法をあえて選択するということは考えにくい。
  死体の大多数は「餓死」、「チフス」によるものだった。
  迫害を受けていたユダヤ人側から「ガス室や焼却炉
  など見たことも聞いたこともない」という趣旨の発言が
  裁判であったが、一方的に破棄されている。

 これらの話を丸々とそのまま信じるわけにはいきません
が、これらが事実の一端を伝えるものなら 「嘘」 をつく
必要性があったということになります。

 時代の経過とともに真実はどんどん闇のなかに消え去り
我々が目にし、耳にするもののなかで、はたしてどの程度
までが真実を伝えているのかわかりません。

 戦勝国は敗戦国の非を高らかに謳い自国の行為を正義
としなければ敵国の兵士や敵国民の多くを殺害した自国の
軍隊をも糾弾しなくては「義」は成り立ちません。

 すべてがプロパガンダであると認めてしまえば自国民を
騙して戦場に送ったことになるわけで、で固めて 
敵国非人道性強調すること以外に有効的
な手立てがないのも、また自明のことなのです。

 先の静岡新聞の特集によると …

 1ナチス犯罪捜査」では、強制収容所に勤務していた
 看守たちの捜査に精力が注がれているようで、昨年9月
 には殺人ほう助罪で、アウシュビッツの元看守たち30人
 の起訴が勧告されています。

 2戦犯捜査を変えた判決」では、ジョン・デミャニューク
元被告(2012年に91歳で死去)は、ナチス占領下にあった
ポーランド・ゾビブル強制収容所の看守だったことを理由に
2万8060人の殺害を手助けしたとして、禁錮5年の刑を言い
渡されました。

 判決は戦犯捜査を劇的に変えます。

 それまでは戦犯が虐殺に直接加わったことを第三者らの
証言で示す必要があったわけですが、判決は強制収容所
の看守を「殺人装置の一部」とみなし、看守だった
ことさえ証明することができれば、殺人ほう助罪が成立する
と結論づけたのです。

 デミャニューク元被告はナチスに捕らえられたウクライナ
出身のソ連兵で、看守になることを拒めば彼を待ち受けて
いるのは死であったことは明らかであり、選択の余地など
はなかったものと思われますが、米国に渡った元被告は、
89歳で体調が悪かったにもかかわらず、医療ジェット機で
ドイツに移送され被告席に立たされたわけなのです。

 これは今もなお、ナチスを糾弾し追及するドイツの姿勢を
世界に知らしめるための大掛かりな移送劇で、見世物
にされたのは間違いないでしょう

 ホロコーストの生存者や親族は 「法による正義」
を求めます。

 ナチスの犯罪を忘れてはなりません。

 ただ、その正義に「誠」はあるのでしょうか

 行き過ぎた正義は「悪」と大差はありません

 末端の看守が大量の殺人をほう助したのですか

 「彼は小物の中の小物、裁判は政治ショーに過ぎない

 「これでは収容所の料理人も馬の世話係も有罪になる

 デミャニューク元被告の弁護人であるブッシュ氏は怒気
に満ちた言葉を吐き捨てます。


 政治ショーやパフォーマンスなら、日本の戦犯を裁いた
東京裁判 も負けてはいませんが …


 symbol2 『極東国際軍事裁判1』(参照)
 exclamation url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/349.html

 symbol2 『極東国際軍事裁判2』 (参照)
 exclamation url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/350.html

 

 戦後70年を数えようとする今もなお、旧日本軍が行なった
とされる悪行の数々を喧伝する中国・韓国に対して ナチス
ドイツの悪行を大袈裟に宣伝するロシア(旧ソ連)や連合国
やイスラエルの思惑は … 

 通底、ではであれであれ 「歴史の修正」
を断固として許さないという一点で合致します

 symbol2 歴史は勝者によって作られることに
 疑いの余地はありません。


 symbol2 それらは、勝者に都合のいいように
 歪められるのも事実でしょう。


 何が真実で何が嘘なのか !!

 史実とされる出来事を正しい歴史とする側も否定修正を
迫る側のどちらにも利害が発生します。

 しかし、その利害はと、その度合いが多いほど、
バレた時のダメージと衝撃は大きく、世界中を揺るがすこと
になってしまうわけなのです

 冒頭の 「つまずきの石」 は、紛れもなく事実
一端を示すものですが、それをモチーフにシナリオ
描き、脚色演出を施し、歴史創作する作業は
これからも延々続けられていく ことでしょう。

 そこで、

 どうして 「ガス室」 での殺戮については、一切
検証がなされないのか

 検証もされずに 「ユダヤ人を大量にガス室で殺害した
ことが歴史上の事実となっているのは何故なのか

 どうして、こうも腫れ物扱いなのか

 なぜ検証もなく盲信させられるのか

 … と、いくら疑問をぶつけたところでムダなことなのです。

 ドイツばかりか、オーストリア、フランス、スイスなどでは、
ナチスの「ガス室」「ユダヤ人絶滅計画」
に疑惑の目を投げかけることは法律で禁じられていますし、

 日本でさえも、その史実に疑問や疑念を差し挟むことは
タブーとされているようで …

 たとえば

 ※ 「ユダヤ人絶滅計画」 および 「ガス室」の存在を証明
  する物的証拠がないこと。

 ※ 「ガス室」での殺害が科学的に辻褄が合わないこと。

 この点を述べただけで、とてつもなく猛烈執拗

 言論弾圧が起こりました。

 そして、それを載せた「マルコポーロ」
いう雑誌はすぐさま廃刊になってしまったのです。

 これは紛れもない事実です。

  ちなみに、

 「ガス室」による大量虐殺結構(計画)する
ための換気システムの構築は現代でも不可能だとか 

 でもまあ、だからといって、シナリオライターとしては …

 「それがどうした」 という感じなんですね


 宇宙から見た地球には国境線はありません。

 すべての国境が日本で言うところの県境か、せめて
米国並みの州境のような世界になることを乞い願い夢を
見て、ワールドカップを楽しみましょう。

 初戦のコートジボワール戦では、ものの見事に

 「つまずきの石」 を踏んづけてしまったので

 あとは、ただひたすらに 勝利 あるのみですpeace

 symbol2kirakirakirakira2日本 、チャ、チャ、チャ

 
 これが、本当の「わが闘争」ですネっ

コメント一覧

皮肉のアッコちゃん
ついに朝日新聞が従軍慰安婦の捏造記事について謝罪しましたが、これで少しは日本の汚名が返上され名誉が回復されるのでしょうか?
透明人間2号
先日、河野談話の検証結果の発表があり、慰安婦問題に関して日韓での文言調整があった事実が判明し、談話の信憑性があらためて問われることになりました。
しかし、事前にいかなる検証結果が出ようとも河野談話の撤回はないとする日本政府の姿勢には落胆すると同時に韓国側には忸怩たる思いがないのかと憤りを禁じえません。
自ら恥じ入る気持など持ち得ないのが韓国・朝鮮人だとはいえ、情けなくはないのでしょうか?
竹島問題での国際司法裁判所への提訴の見送りに続き、またしても譲歩してしまう日本という国は一体、何なのでしょう。
それほどまでに東京裁判の呪縛と敗戦による屈辱と辛酸を嘗め続けなくてはならない理由とは何なのでしょうか?

ヒトラーが「わが闘争」をしたためた気持のいくらかかは理解できようというものです。
おいら
http://sin-sei.at.webry.info/
「ガス室はなかった」か、事の真偽は調べようもないけど、タブーに挑んだ思い切ったエントリーですな。

中韓はホロコースト並のタブーを創作してるけど、世界的な受け取り方がこうならないうちに手を打たにゃならんとあらためて思うわ。
皮肉のアッコちゃん
コートジボワール戦で「つまずきの石」を踏んで、ギリシャ戦では地雷を踏んづけて自爆しっちゃた感じ…
W杯「わが闘争」への道は限りなく遠く果てしない道程のようです。
江戸川ドイル
確かにナチスはユダヤ人に対する迫害や虐殺やなど差別政策を実行しましたが、それは絶滅計画を立てたわけではなく、国内から排除したかっただけなのです。
予算も計上されていないし、命令文書も見つかっていないそうですよ。
命令文書がないからと言って、そうした事実が存在しないとは言えないけど、ガス室で殺されたと実証できる死体の発見もないといいます。
半熟マン
有名な「マルコポーロ事件」ですね。
ホロコーストに介入するのはタブー中のタブーですよ!
くわばら、くわばら・・・。
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