見出し画像

透明人間たちのひとりごと

ダ・ヴィンチの罠 外来種

 生命力の強い「外来種」の登場により、
固有の「在来種」生態系の隅っこ
に追いやられ 絶滅危機に瀕している
という内容の記事をときどき見かけます。

 そして、そこでは必ずと言っていいほどに、

 「外来種」駆除しなくてはならない
悪者であって嫌悪の対象にされています。

 そうした見方が世の中の大勢を占めるのも
無理からぬことではあるのですが、



 ひょっとしたらそれも「ポスト真実」
ひとつかもしれません

 2016年の流行語(注目を集めた英単語)
としての「ポスト真実」については、

 『ダ・ヴィンチの罠 流行語』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/492.html

 参考にしてください。

 さて、ここ最近になって、

 地球上出現し、ありとあらゆる
場所地域にわがもの顔で進出しては
生態系を破壊してゆく最大にして最強の
「外来種」がいますが、彼らは自分たち
のことをどのように考えているのでしょう

 地球上のすべての生態系は絶えず流動的
に変化していて、現在の状況はそのプロセス
におけるワンシーン(一場面)であり、パズル
のワンピース(一片)にすぎないのですが、

 それにしても、その旺盛なる繁殖力
脅威とも思える浸食力には目を見張る
ばかりで、共食いが得意であるにも拘わらず
彼らが増殖を続けていられる裏側には 何か
特別な理由(わけ)でもあるのでしょうか

 どうやら、

 そのヒント、否、「答え」となるものは、
旧約聖書 『創世記』にあるようです。

 なるほど、

 古(いにしえ)の始めに「神」なる存在が

 「生めよ、ふえよ、地に満ちよ」
とは、よくぞ言ったものだと感嘆しきりです。

 しかも、それにつづけて

 「地を従わせよ」とは ・・・

 果ても、つくづく、

 「神」に似させたというエゴイスティック
な一面を否応なく実感させてくれるのです。

 そうです。

 その最大にして最強の「外来種」とは、


        出典:cotree.jp

 霊長類ヒト科に分類されるホモ・サピエンス
と呼ばれる現生人類です。


      出典:grace-church.or.jp

 生物学的にはサル目ヒト科ヒト族なる動物
で、アフリカ類人猿の一種なのですが、正式
な分類学のカテゴリーでは真核生物ドメイン、
動物界、脊索動物門、哺乳綱、霊長(サル)
、ヒト科、ヒト族、ホモ・サピエンス種のなかの
ホモ・サピエンス・サピエンスなのだそうです。


    ゴリラとヒトの歩行姿勢の違い
      提供:国立科学博物館

 「ホモ・サピエンス(Home Sapiens)
が「知恵のあるヒト」を意味しますので、

  
       出典:wikiperia.org

 人間の学名「ホモ・サピエンス・サピエンス」
は「知恵がある上にさらに知恵のあるヒトquestion2
ということになるわけですが、

 本当にそうでしょうか

 「われわれにかたどり、われわれに似せて
、人をつくり、これに、海の魚、空の鳥、家畜、
地の獣、地を這うものすべてを治めさせよう」

        (創世記 1:26)

 
 『アダムの創造』システィーナ礼拝堂天井画

 「神は自分に象(かたど)って人をつくり、
に模(かたど)って創造された人類は
とに創造されたとあります。

       (創世記 1:27)


     『アダムとイヴ』 ルーベンス画
 
 人間が自然や動物の支配者であり、特別
な存在であるという西洋的自然観
(人間観)=弱肉強食なる共食いの人類史
は、こうした『創世記』記述に因る
ところが大きいと思われるのですが ・・・


   エデンの園 出典:blog.goo.ne.jp

 悲しむべきことには

 それを聖典と崇める世界人口の約半分を
占めるアブラハムの二大宗教(キリスト教と
イスラム教)が世界の主流派であることが、

     
   アブラハムの宗教のシンボルマーク
   (ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)

 我らが地球にとっての悲運であり、
悲劇であったというべきかもしれません。

 
   アブラハムの3宗教(パープル)と
    東方諸宗教(イエロー)の分布図
 
 ところで、我々、人類「外来種」
したのには根拠がないわけではありません。

 ひとつには、

 人類を地球の特定の地域、たとえば
アフリカが原産地の「在来種」であると
すれば、それ以前にヨーロッパ周辺に生息
していたネアンデルタール人を絶滅の淵へ
と追いやり、尚も、


 ネアンデルタール人の想像画像 webry.info
 
 現在、地球上のほぼ全域において
その地域の「在来種(動物)を駆逐して
専横の限りを尽くす姿は紛れもなく嫌われ者
「外来種」に他ならないわけですが、


 世界に広がる人類の移動:国立科学博物館

 そうした人類に限らずとも、ほとんどの生物
は、もともとはどこかから移動してきた動植物
であって長期間にわたる大きな時間の流れで
見れば、どれもが「外来種」であると断言
しても然したる問題はないわけです。

 そして、もうひとつには、

 我々の遺伝子(DNA)に隠された秘密、



 それは、アフリカ原産とされる我々人類にも
適用されるべき、れっきとした事実であって
「ポスト真実」ならぬ「ポスト虚構」
とも言うべき、のような真実であることを
レオナルド・ダ・ヴィンチは知っていたのです。

 尤(もっと)も、

   

 ダ・ヴィンチの場合には松果体活性
によるDMT(ジメチルトリプタン)の影響
によるものなのかもしれませんが、彼はそれを
(黙示的啓示)として知覚するわけです。

    

 それが人間のDNAの97%を占めるとされる
「ジャンクDNA」(非コード配列)として
知られるもののなかに隠されている秘密の鎖
(宇宙由来=地球外生命の痕跡)なのですが

 

 ここでの解説は紙面の都合上、割愛します。

 exclamation DMTについては、

 『ダ・ヴィンチの罠 松果体』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/480.html

 参考にしてください。

 さて

 前述したように、

 地球生命の生態系は絶えず変化していて、
人類が蔓延(はびこ)る現況も連続する過程
のなかのワン・カット(一過性的な出来事)に
過ぎないわけで、



 ダ・ヴィンチが描く 『最後の晩餐』
そうした一場面を切り取ったいくつもの物語
の断片集であって、ジグソーパズル
のワンピース(カット)の集まりなのです。

 これからその断片をひとつひとつ紹介して
いくわけですが、

 正直、どこから手を付けたらいいのやら、
思案に暮れています。



 七変化以上の多重な役を演じる影の主役
たる、この人物のメインの役柄は使徒ヨハネ

 

 ではありませんし、表の主役であるイエス
も裏切者とされるユダも何役かの兼任です。

  
バルトロマイ   ユダ      イエス

 やはり時間軸にしたがって、アダムであり、
イエスであり、ダ・ヴィンチ自身の目も兼ねる
バルトロマイから始めましょうか


 「そもそも論」になりますが、

 何故、ダ・ヴィンチは『最後の晩餐』
究極「罠」を仕込んだのか

 そして、

 配役陣を横一列に並べて描写した理由は
どこにあるのか



 すべては人類の歴史と時間の流れと未来
の選択に地球運命を委ねた結果だと
思われるのですが ・・・

 

 次回以降から、おいおいではありますが、
それらを紐解いていくことにしましょうpeace

 … to be continue !!


さてと ・・・






 『アダムの創造』部分 システィーナ礼拝堂天井画

 E.Tって、そういう話だっけ」

  

   「さあ、どうでしょう」

 「Extra=外の、Terrestrial=地球の」という
意味のタイトルですが ・・・

 それが何か


      出典:maruzen.co.jp

 

コメント一覧

小吉
すごく初歩的なことだけれど、「晩餐会」で横一列になるのはどうもおかしい。

という点と、

どうしてネアンデルタール人は絶滅したのか、なぜ共存できなかったのか、

という点と、

人間(ホモ・サピエンス)が外来種という観点は面白いと思いました。
江戸川ドイル
ETに登場する宇宙人の目的は地球の植物サンプルの
採取だったけど、ラストシーンは完全に“約束の虹”
をイメージさせるものです。

主人公の少年とその家族たちのような優しい心がある
うちは、「決して滅ぼさない」というノアとの約束は
守るみたいな神の意思表示ですね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ノンジャンル」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事