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透明人間たちのひとりごと

ダ・ヴィンチの罠 西遊記

 歴史if はないと言われますが、

    
           出典:commonpost.info

 もし、恐竜絶滅せずに進化し続けたのならば、
現代の地球はどうなっていたのでしょうか

    
          出典:stat.news.ameba.jp

 絶滅するまでの約2億年の間、大繁栄していた彼らには
仲間同士での生存競争を除けばこれといった脅威も苦労
もなく頭を使う必要性もなかったので、知脳的にはさしたる
進歩は望めないという意見もありますが ・・・

         

 地質学による年代区分で中生代と新生代の境にあたる
白亜紀末期のおよそ6500万年ほど前のことでした。

 
      
                      

 青緑色に輝く惑星を目差して突き進む巨大な隕石が …



 われらが地球を僅かにかすめて通過して行きました。



 間一髪のところで衝突せずに飛んでいく巨大な隕石、



 「ん! 何だ?」とばかりに一瞬、空を見上げる恐竜たち



 しかし、すぐにいつもの瑠璃色と闇の静寂の世界の中で



 何事もなかったかのように草を食む恐竜たちの日常が



 ムシャムシャと咀嚼する音とともに再開されていました。

 そう、

 何の変哲もない草原のルーティンさながらに ・・・




 トイ・ストーリーやファインディング・ニモなどのCGアニメ
を制作してきたディズニー/ピクサーが 「もしも恐竜が絶滅
しなかったら」 を描く 『ザ・グッド・ダイナソー』
予告編より画像を抜粋してアレンジしてみました。

 このアニメ映画は地球隕石が落下しなかったと
仮定して、その後、恐竜たちが文明を発展させていくという
架空の世界での物語です。

 アーロという名前のアパトサウルスがスポットと名付けた
原始人の少年をペットとして家で飼うことからストーリーが
展開されていくようですが ・・・




 symbol2 日本での公開は、2016年3月の予定とのことですが、
日本語タイトルは『アーロと少年』になりそうです。

 ところで

 ノーベル文学賞の有力候補として村上春樹氏と共に毎年
のように名前が挙がる米国のユダヤ系作家フィリップ・ロス
の作品に『プロット・アゲンスト・アメリカ』
(アメリカへの陰謀)と題した小説があります。

 1940年の米大統領選挙で、それまでの慣例を破り3期目
を目指して出馬した民主党のルーズベルト大統領ではなく、
大西洋単独無着陸飛行英雄 リンドバーグが、
共和党から出馬して大統領になっていたならば ・・・ という
仮想歴史小説です。

 自伝『翼よ、あれがパリの灯だ』でも有名な
リンドバーグは反ユダヤ主義者で、ヒトラーとも親交があり、
「欧州戦争への米国の介入反対」を訴えていました。

 小説では、第33代リンドバーグ大統領がハワイで日本の
近衛文麿首相と会談し、「東亜新秩序」を承認して、
東南アジア全域への日本軍の侵攻を座視したりもします。

 「if …」 と言えば、

 16年前の米大統領選で共和党のブッシュ候補が民主党
のゴア候補を大接戦の末に破ったことが思い出されます。

 ブッシュ候補の弟が知事を務めるフロリダ州での極めて
僅差の勝敗がすべてを決めてしまったかのような出来事で
、同州の票集計に疑念が生じ、再集計継続を求める訴訟を
起こしましたが裁判所が訴えを退けてしまいます。

 確かに歴史「if」 はないとは言っても、全米での
得票総数ではゴア候補の方が上回っていたわけですので
「もしも」の場合の先の先を知りたくなるわけです。

 もし、ゴア大統領が誕生していたら

 不明な点はたくさんありますが少なくともイラクへの侵攻
がなかったことは、ほぼ確実ですし、中東の情勢も世界の
状況も、現在とはまったく違ったものになっていたでしょう。

 米ハーバード大学のジョセフ・ナイ教授〈国際政治学〉も、
一定の条件下で、事実とは異なる「反実仮想」
学問的価値を認めています。 

             ― 以上 ―

 静岡新聞朝刊(2016年2月5日付)の『核心核論』
参考に加筆編集してみました。


 さて

 カナダの古生物学者デイル・ラッセル氏が提唱する説に

           

 集団で狩りをしたり、ワナを仕掛けて獲物をさそう程度に
までは進化していただろうと推測されている小型の恐竜が
現代まで生き残っていたなら、人型の知的生物(恐竜人間)
に進化したかもしれないという「ディノサウロイド」
なる理論があります。

 そうした

 候補のひとつが中生代(約2億5000万年前~6500年前)
まで生息していたトロオドンと呼ばれる恐竜です。

        
            トロオドン(Troodon)

 カナダにある博物館には「ディノサウロイド」のフィギュア
(想像模型)が展示されていて、


       出典:www.thinkaboutit-aliens.com

 それが見れば見るほどダ・ヴィンチが『モナ・リザ』
に隠したミラーイメージ(鏡絵)とそっくりに見えて ・・・

     


 どうにも驚きを禁じえませんが、あまりにも似ているので
それを通り越して噴き出してしまいそうなくらいです
 
     


 これもまた、偶然の偶然にすぎないのですが、peace

        

 前回のゲノム(DNA情報)についての内容のなかで、

 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/453.html

 実は裏にカラクリがあったとは言え、人間とチンパンジー
とは解析されたゲノムのうえでは、1.23%の違いしかない、
つまりは、98.77%同じである ・・・

 言い方を換えれば、

 人間は98.77%チンパンジーで、チンパンジーは98.77%
人間なのだとも言えるわけですが、現実にはその間には
大いなる隔たりがあって人間とチンパンジーとはまったくの
別物で、そこに何の接点も分岐もないのかもしれません。

 DNAの塩基配列が近いことと身体的能力や特徴が近い
こととは一致しないと言いましたが、ハトとダチョウはハトと
コウモリよりもずっと近縁の間柄にあるわけですがダチョウ
は空を飛べずコウモリは飛べるわけです。

 同様にイルカやクジラと類人猿や人間は、マグロやカツオ
と比べるまでもなく、近縁にあるわけですが、泳力で見れば
イルカやクジラの方がマグロやカツオの方に近いのです。

 裏を返せば、

 人間がサルとブタと爬虫類系の異星人たちとの異種交配
の結果であるとするトンデモ説にしても、

 一笑に附すのは簡単ですが、

 我々(人間)とブタとは、似ても似つかわない存在
だからといって、見てくれ(見た目)だけでゆかり
ないなどと判断するのは危険であるとも言えるのです。


 ここでひとつ、興味深い話をしましょう

 誰もが知っている『西遊記』ですが、

 ご存知のように、孫悟空が大活躍する伝奇小説
で16世紀の中国、明の時代に大成したとされています。

 唐僧・三蔵法師〈玄奘〉が白馬(玉龍 right 龍神の子)
に乗って三神仙(神通力を持った仙人)、孫悟空、猪八戒、
沙悟浄を供に従え、幾多の苦難を乗り越えて天竺(インド)
への取経(仏教の経典の取得)を目指す旅の物語です。

 この物語に登場する主要なキャストを

 三蔵法師(人類の代表)、孫悟空(土着の猿人)、猪八戒
(野生の猪豚)、沙悟浄(爬虫類系の異星人)と仮定すると、
先のトンデモ説であるサルとブタと爬虫類系異星人の
異種交配の話と奇遇にも符合することになります。

 孫悟空は天界の乗っ取りを目論んで下界の妖怪たち
を引き連れて叛乱を起こしますが、釈迦如来(神)
の策で五行山に五百年間拘束されるという前段話は、

 天界におけるルシファーと天使たちの叛乱堕天
思わせる内容ですし、

 猪八戒が天界から地上へと落とされる際に、人間に
転生するはずが、うっかり雌ブタの胎内に入ってしまった
(人工的受精の)ために容姿ブタとなる件にしても、

 沙悟浄(異星人)が孫悟空(サル)と猪八戒(ブタ)との
間を取り持つ(異種交配する)役柄となる前は、天界から
流沙河に追放されて、そこで人間を襲う妖怪となるわけ
ですが、流沙河天の川銀河だと想定すると妙に
辻褄が合ってくるから不思議です

 『西遊記』の原型となる説話は宋代からあり、現存
する最古のものは元代の逸話を収録したもののようです
が、そもそも沙悟浄河童(かっぱ)の妖怪である

       
      日本の想像上の動物 河童(かっぱ)

 とする日本の伝承は、ディノサウロイド的な異星人


    ディノサウロイド        シュメール人

 存在を臭わせますし、何よりも『西遊記』が完成した
時代が16世紀の東洋ならば、ルネサンスで花盛り
の西洋(ヨーロッパ)はレオナルド・ダ・ヴィンチの時代です。

 『西遊記』の作者のひとりとされる呉承恩にしても、
ダ・ヴィンチにしても、洋の東西において、奇しくして
特別なインスピレーションが働いたということでしょうか

       
 
 三蔵法師玄奘(人間)と孫悟空(猿人)、猪八戒(猪ブタ)、
沙悟浄(爬虫類系宇宙人)の人類創世物語 ・・・

       

 そう思って『西遊記』を読み直すとまったく違う新鮮な
イマジネーションが湧いてくるかもしれません。

 特に経典が何を意味して、如意棒筋斗雲とは

 一体全体、何だったのか 

 そんなふうに想像をめぐらすだけでも、当分の間はお腹が
いっぱいになるくらいに興味が尽かない話題です。

 さて

       

 次回こそは地球への訪問者『西遊記』でいう
ところの沙悟浄なる爬虫類系異星人の正体
について探ってみたいと思います。

       

  「そりゃあ、地球の神さまだった
           ピッコロじゃろうて」


     

 「ドラゴンボールじゃないですよ !!


    

   


 … to be continue !!


 

コメント一覧

小吉
受け手側からしてみればさして疑問を持たないけれど制作側から見てみると西遊記の登場人物をサルと豚と河童(?)と人間にしたところが「すごいな」と思う。
発想がすごい。
自分が物語を書くならたぶん登場人物は人間にして敵をモンスターにするけれどたぶんそれだとつまらない。
西遊記が面白いところはやはりサルと豚と河童(?)と人間だからだろう。
宝島の管理人
歴史にIFはないとしても、仮にブッシュではなく、ゴアが大統領になっていたらイラクへの侵攻はなかったにしても、中東は現在より悲惨な状況下にあるかもしれない。

ブッシュもゴアも偽善者であることに変わりないが、戦争は概ね民主党政権下で起こることを考えれば、異星人の存在と民主党やDSとの関りは単純に陰謀論では片づけられないIFであると思う。
ジャンカーキッド
確実にダチョウは恐竜の流れを汲んでいる。
だから歴史にifはないが、恐竜は絶滅していないとも言える。

最新の遺伝子研究によれば、ジャンクDNAの解析が進めば、ゲノム配列の編集技術で、ゲノムの刷り込み(ゲノムインプリンティング)を利用して、我々がマユツバだと感じるくらい容姿の違う、つまり、極端に言えば、牛や豚、もっと言えば、爬虫類系の容姿をした人間(果たして、人と呼んでいいかどうかは疑問だが)の創造も不可能ではないというが・・・。

(注)うろ覚えの情報にて、眉に唾を付けて読むこと。
PCCP
もしも、アル・ゴアが大統領になっていたなら、それこそが「不都合な真実」が現実化していただろうな!

そもそも、ジョセフ・ナイ自体がいかがわしいと思えるし、「反実仮想」などは余計な混乱と誤解を引き起こすだけで、「百害あって一、二の利」程度の「ないものねだり」みたいなものさ。
みのむし
本当の主役は爬虫類系宇宙人(沙悟浄)で、人間(玄奘)
と猿人(孫悟空)と猪ブタ(猪八戒)とが絡む人類創世
の物語を示唆する話との解説には共鳴します。
チャッキリス
一番、影の薄い沙悟浄が、実は主役ってのもいいね!
岸部シローが落ち目なだけにドラマ性を感じるよ!
むらさき納言
う~ん、「西遊記」ですか?
三蔵法師はイメージが先行しすぎて天使としか思えません。
あくまでもフィクションの世界での話ですが・・・

でも、意外性があって斬新ではありますね。
小吉
 そういうふうに西遊記を見てみるのもおもしろいですね。
 偶然なのか、「サイン」なのか。
 モナリザのミラーイメージの中にいる絵とディノサウロイド(?)も、似ています。
 
ドドンパ
えっ、孫悟空が猿人だって!
何、言うてまんねん。
悟空がサイヤ人だったことは常識でっせ!
餃子ライス
ピッコロは戦闘タイプだけど言われてみりゃあ、龍族の要素
を持った爬虫類系だわな!
ナメック星人のモチーフはナメクジやら両生類系らしいけど
デンデは龍族だって言うし・・・
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