だいぶ前・・・,
2014年頃だったと思うが,アルインコ社の特定小電力トランシーバー「DJ-P221L」という無線機を個人で2台購入した。
この無線機は当時,仕事で使用する目的で購入したものだ。
本来であれば,仕事で使用するということで会社側で用意し貸与するべきなのだが「予算不足で」とか「無線とかよくわからないから」とか「必要なら個人で・・・」など色々と理由を付けられて結局貸与されなかった。
まぁ~何というか,正直,ご都合主義というか「???」がたくさん付くような部署だった。
しかし,仕事をする(指示・伝達事項を伝える)うえで,(当方自身)長短距離を毎回ダッシュで行き来するような体力や気力はなく,効率を考えたところ「やはり必要だろう」と考え,当時の職員数人で個人購入に踏み切った。
そう,無線は「個人的な趣味」でもあるということ,アマチュア無線機のハンディ機と比べ特定小電力トランシーバーは安価に購入できるということで,購入に躊躇することはなかった。
無論,無線機を使用することで,無駄に動き回ることもなく,業務も効率的に進み,当時やっていた仕事では,この無線機が毎回大活躍していた。
そんな部署を2年前に離れ・・・,
離れるとき,当方が使用していた無線機を,その利便性を知ったのか,所属していた部署の上司から「安価で引き取る」なんて言われたが,無論断固お断り!
以来「DJ-P221L」はずっと家で眠っていた。
・
前置きがかなり長くなってしまったが・・・。
そんなこんなで今日・・・,
何気に保管庫から「DJ-P221L」と取扱説明書を引っ張り出し,電池を入れて電源を入れ「あ~だったかな?・こ~だったかな?」と懐かしくいじってみた。
すると,とあるチャンネルで,何やら独特な掛け声と「キィィ~・トンテンカン・トンテンカン」という音(音声?)が入ってきた。
「おぉぉ~!?」と思い聞いてみると,内容から工事現場で使用している様子。
また,この通信は双方向通信を行っているのか,通信は途切れることなく入ってきていた。
そこで「DJ-P221L」を持って,無線通信をしていると思われる場所の近くへ行ってみたところ,通信内容とその動きから,建設現場で使用されている「クレーン作業」の通信のようだった。
「こんな通信をしているんだぁ~」と面白く聞いていて,何気にふと付近を見ると・・・,
現場入り口に立っていた警備員からの目線が・・・,少し(?)気になった。
まぁ~,一般人が工事現場前の路上で,無線機を片手に居たら異様に見える・・・,か?
異様な目を向けられていたか否かは別にして,この「DJ-P221L」を購入以来,この無線機で初めて他の通信を耳にしたことや,アマチュア無線とは違う通信が聞けたたことに,ある意味感動(?)した。
最近(だいぶ前から?),特定小電力トランシーバーを「ライセンスフリーラジオ」という位置づけ(?)で,近場だけでなく遠距離通信も出来るということで,趣味の一つとして楽しんでいる方が多いようで・・・。
たしかに,ハムフェア会場でも「フリラー」という文字をよく目にする。
先にも書いたとおり,当方が所有する「DJ-P221L」は,当初仕事目的で購入した物だが,その出番も無くなったことから,第二の活躍の場として,今後「フリラー」という世界を見てみる,楽しんでみるのもいいかもしれない。
とりあえずは,アマチュア無線ではないので,自身の「コールサイン」から設定して(考えて)みようかな?
そして,少し遠出するときにも持って行ってみようかなと思う。
12月に入り,誰もが口をそろえて言うように今年も1カ月を切った。早い早い!
さて,前回ここで書いたとおり「第三級海上特殊無線技士」の試験を受けた。
受験後一定の合格ラインが見えたので,今度は1つ上の資格「第二級海上特殊無線技士」の免許取得へとチャレンジした。
「第二級海上特殊無線技士」の試験の方式も,これまでと同様「CBT方式」で試験時間は1時間。
試験内容は法規12問,無線工学12問の計24問と,各科目5問以上間違えると不合格となり1問1問がこれまた非常に重く感じる。
前回の「第三級海上特殊無線技士」受験前に,ネット上にある「第二級海上特殊無線技士」の過去問題をダウンロードして解いてみたが,これまで受験してきた各種無線試験の知識はそれなりに生かせそうだが,個人的には無線工学で,若干ハードルが高いように思えた。
それ相応な事前準備をして試験に臨む必要がありそう,とのことで,早速参考書をネットで注文した。
到着した参考書の表紙には「改定2版」と記載されていて,簡単に内容を見てみると,過去問題には出題されていない新しい問題も載っていた。
過去問題と新しい参考書が揃ったところで「第三級海上特殊無線技士」受験時と同様「なめたら落ちる!,なめたら落ちる!」の意気込みで取り掛かった。
試験日は10月後半。 試験会場はこれまでと同じ東京都内某所だ。
試験会場内に入ってみると・・・,今回当方が受験する「第二級海上特殊無線技士」以外の試験を受けている人が結構いた。
試験が開始され試験問題に目を通すと,幸いというべきか,過去の問題とほぼ同じで類似問題・新問題が3~4問でていた(と思う)。
試験中,四苦八苦はしなかったものの,一通り解答を終え見直しをして,向かっているパソコンの経過時間を見ると40分が経過していた。
解答した内容に若干不安を残しつつ,パソコン上の試験終了ボタンを押し,試験結果(即報結果)を見てみたところ,トータルで115/120点の結果が出てきた。
一応合格ラインは超えていたので一安心。
間違えた1問について,出題内容を思い出し,参考書と過去問題を見返してみると無線工学で1問ミスっていたのが確認できた。
試験が終わり,これまでは10日前後で正式な結果通知が届いていたが,今回は3日後には届いていた。
★ 受験者が少なかったのかな?
正式な結果通知には「合格」と記載されていて,これまた一安心。
その日のうちに免許申請を出した。
そして,免許申請をして1カ月が経過した昨日,郵便受けを見てみると,無事に「第二級海上特殊無線技士」免許が届いていた。
・
少し振り返り・・・。
今年8月に開催された「ハムフェア2023」へ行ったあと,長期に紛失していた「第三級陸上特殊無線技士」の免許再交付申請からはじまった「特殊無線技士」の免許取得。
とりあえずここで一区切りかな。
今回「CBT方式」という新しい方式で取得できた無線免許は「第二陸上特殊無線技士」と「第二・三海上特殊無線技士」免許の3種。
これで当方が持つ無線免許は・・・,
「電話級アマチュア無線技士(現:第四級アマチュア無線技士)」
「電信級アマチュア無線技士(現:第三級アマチュア無線技士)」
「特殊無線技士(レーダー)(現:レーダー級海上特殊無線技士)」
「第三級陸上特殊無線技士」
「第二級陸上特殊無線技士」
「第三級海上特殊無線技士」
「第二級海上特殊無線技士」 (※ 取得順) の7つになった。
毎回無い頭を絞り「なめたら落ちる!」の意気込みで受験した資格取得だが,仕事に生かせる・生かせずは多々あると思うけど,個人的な趣味の範囲内では生かせそうかな・・・?
いずれにせよ,それなりに苦労して取得した資格が手元に来るのは本当にうれしいものである。
そうそう,取得した免許を見て「ふっ!?」と思ったこと2つ。
1 過去に取得した無線免許の写真・・・若え~!生意気そう~!
2 おぉぉ~「航空系」が一つもない。
写真の更新は,免許証の再交付を受けない限りないので,ずっとこのままだ。
無線に関する資格取得については,今後「航空系」を含めた上位資格についても目指したいが,数学的方程式の解読が苦手な当方の「文系の頭」が,どこまで理解できるかが問題。
まぁ~,夢だけは大きく持っていようと思う。
前回・・・,「第二級陸上特殊無線技士(以下「二陸特」という)」免許取得について書いた。
じつはじつは・・・,というところで,
「二陸特」について勉強を進め,ある程度勉強が軌道に乗ってきたところで,「同じように「CBT方式」で受験できる特殊無線技士資格はないのかなぁ」と思い探してみた。
すると「陸上」以外に「海上」と名の付く「特殊無線技士」の受験ができることが分かった。
「海上」と名の付く特殊無線技士は「第二級海上特殊無線技士」と「第三級海上特殊無線技士」の2種類。
とりあえず「二陸特」の勉強の合間に,2つの海上特殊無線技士の過去問題をダウンロードして内容を見てみた。
「第三級海上特殊無線技士」は,この時勉強していた「二陸特」の基礎知識がある程度生かせそうで,海上特有の問題を少し勉強すれば合格できそう。また,出題方法も2択問題。
しかし「第二級海上特殊無線技士」は,参考書や過去問題をある程度勉強して覚えなければ難しいことがわかった。
また,「第二級海上特殊無線技士」の参考書が(この時点で)新しいものに切り替わるとのことで,書店にもネット上にも在庫がなかった。
ということで「第三級海上特殊無線技士」の免許を先に取得にしようと決意し「二陸特」の時と同様,ネット上から試験の申し込みを行った。
「第三級海上特殊無線技士」の参考書・・・?,参考書・・・?,とネット上を探してみたが,運悪くどこも在庫なし状態。
これも新しいものに切り替わる時期だったのだろうか?
無いものは入手ができないので,この他に参考書となるものはないか,と探したところ「養成課程の標準教科書」を見つけたのでネットで注文した。
標準教科書は早々に送られてきて・・・,まずは受験日が刻々と近づいてきている「二陸特」の勉強を優先的に。
「二陸特」試験日1週間くらい前から(だったか?)合間を縫って「第三級海上特殊無線技士」の勉強に着手しはじめた。
「二陸特」の試験が無事に終わり,翌週に「第三級海上特殊無線技士」を申し込んでいたため,かなりハードでタイトなスケジュールの中,「なめたら落ちる!・なめたら落ちる!」と自身に言い聞かせ,標準教科書と過去問題を何度も解き,書いて覚えた。
試験会場は「二陸特」と同じ東京都内の某試験会場。
試験会場内に入ってみると,当方以外誰もおらず・・・。
パソコンがたくさん並ぶ広い試験会場は貸し切り状態だった。
試験時間は1時間で,法規20問,無線工学10問の計30問で,配点は各5点。 法規は9問以上,無線工学は5問以上間違えると不合格となる。
「第三級海上特殊無線技士」の勉強中,ネット上でこれまで受験された方々の書き込みを見てみると「案外簡単だった」という意見を多数目にした。
しかし,先に書いたとおり「なめたら落ちる!・なめたら落ちる!」の意気込みで試験に臨んだ。
試験が開始され試験問題に目を通すと,過去問題とほぼ同じ問題だったと思う。
一通り解答を終え見直しをして,向かっているパソコンの経過時間を見ると20分強が経過していた。
それでも30分経過までは見直しをしようと。
最後にパソコン上の試験終了ボタンを押して試験結果(即報結果)を見てみたところ,トータルで145/150点と,一応合格ラインは超えていたものの,1問ミスっていたようである。
どこを間違えたのか,出題内容を思い出し,教科書と過去問題を見返したがわからず。
合格ラインは超えていたもの,少々(?)悔しい結果だった。
試験が終わって10日後,メールで「合格」と記載された正式な結果通知が届き,その日のうちに免許申請を出した。
そして,免許申請をして1カ月が経過した昨日,郵便受けを見たところ「第三級海上特殊無線技士」の免許証が届いていた。
今回の「第三級海上特殊無線技士」の受験を振り返ると・・・,
受験発起から試験日までが約3週間,勉強時間は「二陸特」の受験も重なったことから実質2週間弱といったところ。
そして「試験内容は簡単」とのネット情報を目にしていたが「なめたら落ちる!」と自身に言い聞かせ臨み,結果は合格ラインは越えたけど1問ミスをしてしまった。
その後も,ミスった個所を見つけ出そうと何度も見直したけど結局見つけられず。
でも,免許が取得できたことは正直嬉しい。一生モノの資格ということで大事にしようと思う。
今回も・・・,
前回の記事から,さぼりにさぼってしまい1ケ月が経過してしまった。
さて,前回の記事では,むかし取得した「第三級陸上特殊無線技士」の免許証を長期間紛失したままにしていて,その免許証再交付について書いた。
その「第三級陸上特殊無線技士」免許の再交付を受けるため色々調べていたところ・・・,
無線従事者の試験は,近年一部講習会などが行われ取得できるようだが,基本的には2月期,6月期,10月期の年3回(一部年2回もあり?),特定の場所でしか行われていなかった。
ところが令和4年4月以降(?),一部の資格でCBT方式という,これまでとは違い,いつでも受験できる,都合に合わせた時間帯に受けられるという方法に変わっていることを知った。
そこで「第三級陸上特殊無線技士」の免許証再交付申請を行ったあと「この勢いで一つ上の「第二級陸上特殊無線技士」を受験してみちゃう!?」と思いついた。
とはいえ,無線に関係する試験は「第三級陸上特殊無線技士」の免許取得以来で・・・,既にウン十何年(?)が経過している。
そこで,現在の当方の持っている知識と記憶で本当に合格できるのかと思い・・・,ネット上で公開されている「第二級陸上特殊無線技士」免許の過去問題をダウンロードして解いてみたところ・・・,忘れていること,知らないこと,分からないことが多々あり,結果は見るも無残,散々たるものだった。
もし受験するなら,それ相応な勉強をしなければならないことを思い知らされた。
このあとネットで,受験された方々の奮闘記録などを読んでみると,過去問題のみを繰り返すことで合格ラインに届くという方がいる一方,それ相応な対応をとって試験に臨んだと記している方もいる。
今の当方の現状を考えると後者に当てはまりそうである。
ということで「奮起一転・新たな挑戦!」の思いで,試験の申し込みと同時に参考書をネット注文した。
参考書が到着して,早速参考書を開き読み進めてみると,部分的に覚えていたところはあったけど,半分以上が「???」。
「無線試験の内容ってこんなに難しかったっけ?」と,内容が頭に入ってこなくて心が折れまくる。
こんな思いをしつつも,とにかく奮起一転した勢いで,とにかく繰り返し読んで,過去問題もある程度暗記できるくらいにまで解いて,書いて覚えた。
そして9月下旬のとある平日,東京都内の某試験会場へ行き受験した。
この試験会場では,今回当方が受験する「第二級陸上特殊無線技士」以外の試験も行われており,実際何人の人が同じ試験を受験しているのかは分からなかった。
「第二級陸上特殊無線技士」の試験は,問いに対して4択の中から選ぶ方式で,試験時間は1時間。
内容は法規12問,無線工学12問の計24問。
各科目で5問以上間違えると不合格となるので1問1問が非常に重く感じる。
また,試験問題と回答方法も,これまでの用紙方式ではなく,全てパソコン上で出題をみて回答する方法だった。
試験が開始され試験問題に目を通すと,幸いというべきか,過去の問題とほぼ同じで類似問題が2~3問でていた(と思う)。
試験中,四苦八苦はしなかったものの,一通り解答を終え見直しをして,向かっているパソコンの経過時間を見ると30分が経過していた。
「自身の実力と理解度はここまで!,これでどうだ!」との思いで,パソコン上で試験終了ボタンを押すと試験結果(即報結果)が出てきた。
試験結果は,科目ごとの採点は出てこないが,トータルで115/120点と,一応合格ラインを越えていた。
120点中115点・・・,間違えた1問は・・・?
出題内容を思い出し,参考書と過去問題を見返してみたところ,無線工学で1問ミスをしてしまっていたようである。
★ 最後までシッカリ見直したつもりだったんだけどなぁ~。
試験が終わって10日後,メールで「合格」と記載された正式な結果通知が届き,その日のうちに免許申請書を出した。
免許申請して1ケ月が経過した昨日,自宅の郵便受けを見たところ「第二級陸上特殊無線技士」の免許証が届いていた。
いやいや~,この2ケ月弱を振り返ると・・・,免許の再交付申請時に思い付きと勢いではじめた今回の受験,参考書の購入から,慣れない知識の詰め込み,新しい方式での試験(受験)と,ある意味目まぐるしい期間だった。
でも「第二級陸上特殊無線技士」の免許証も手元に届き「1回」で完結できたことで「ホッ」としながら,いつもより美味しい「お酒」が飲めたことはいうまでもないかな。
記録というか覚書として・・・,
この資格はだれでも受験できる。臨むのであれば,ある程度しっかり勉強した方が良いように思う。
なめてかかると,間違いなく落ちる!