この日を楽しみにしていた子ども達。当日、兄弟が体調を崩しお祭りをお休みするお友達がいると聞いて『それなら、今小さなお店やさん開いてあげようよ』と朝急遽金魚屋さんを開いてくれました。
皆んな少しずつ小さなお友達の気持ちを察してあげるよになり、素敵な成長をみせている子ども達
浴衣、甚平に着替えるとすぐに髪型や着物の柄を嬉しそうに見せ合っていました。
金魚屋さんでは、お客さんがいる方が力が入り『いらっしゃいませ~』とそれは、それは力強い呼び声が響きました。
事前にどんな係が必要か話あってきましたが、それぞれ自分の持ち場だけでなく大変そうな所を手伝う姿が見られ、はりきっていましたね。始めは少し緊張した表情や恥ずかしそうな対応も、お客さんの喜ぶ姿に後押しされたようです
金魚をすくう事が難しいお友達を見ると、『ほら、もう少しだよ・・・』と身を乗り出して声を掛け、店番の皆んなの方が力が入っていました
小さなお友達が金魚をすくえば、落とさないようにとすぐに手を伸ばし袋詰めなんともサービスがいいお店屋さんシートや机が濡れれば気が付いて拭いたり、いつもお世話になっている写真やさんにも『金魚釣りしていいよ~』と声を掛けていました。皆んなの優しさですね
なんとその後、『先生お片付けしようお手伝いする~』と、タライを運び水を流したり、使ったものを自分達で片づけ整理までしてくれました。
例年とは違った形ではありましたが、子ども達の中では自分達で企画し、準備を進めてきたこともあり充実した時間となったようでした。『みんな嬉しそうだったね』『喜んでくれたからドキドキしたけど楽しかった』との呟きがありました。自分達だけでなく、誰かのためを思って子どもたち同士が協力するかけがえのない時間となりました