夕食時に自宅電話が鳴った。
着信の番号を確認する間もなく、留守電になってしまい。慌てて電話を取った。
「はい、もしもし・・・」
電話の向こうから
「○○ちゃん?」
と私と同じ名前を呼ぶちょっと年配の女性の声。
誰だろう??
と思いながらも「はい・・」と答えると。
またその電話のおばちゃん。
「○○ちゃん?」
とちょっと不審そうに名前を呼び。
「はい、そうですけど」と答えると。
「○○ちゃん、今日は声がガラガラねぇ・・・」
なに!なんだと??
名乗りもしないくせに、人の声をガラガラだとぉぉぉ!!!!!
ムッとして
「どちら様ですか?」と聞くと。
おばちゃん、慌てたような声で
「○藤さんのお宅じゃないですか?」
「違いますよ。
ガラガラ声の○○ちゃんでごめんなさいね~~~」
と言ってやると。
「スミマセン、スミマセン・・・」と電話を切ったおばちゃん。
あ~~、どうせガラガラ声ですよ。
どうせ、声はデカイですよ(おばちゃん、そんな事言ってないって)
小学生の頃、
自分の声は可愛い声だと思ってたのに
カセットテープに録音された自分の声を聞き
声が低く、あまりにも自分の想像と違う声で
ショックだった事を思い出したわい。
電話で聞く私の声はどんな声なんだろう?
ガラガラ声でない、○○ちゃんの声が聞いてみたい。