あなたの為に 生きてゆきたいと
私、そう思ってる
そうすることが 愛ならば
たとえ命は 惜しくない
悔やまないから
あゝ女の生きる道ならば…
憧れていた 幸せひとつを
私、やっと掴んだ
夢のようです 酔っている
誰にも言わず 隠れ咲く
花一輪は
あゝ女の生きる道ならば…
覚悟を決めた 生命の限りは
私、女ですもの
浮世で探す 探してた
遅咲き桜 吹く風に
嬉し泣いてる
あゝ女の生きる道ならば…
涙のように 愛が落ちてく
あなたに捨てられて
生きては いけないと
もう町戻れない
東京港の 夜の出船 あゝ
散った花なら 咲いて返らぬ
運命の花は 白く染まって
胸が悲しい おんな花びら
夢が散ります 恋せど泣ける
船の汽笛が 錨を上げる あゝ
恋をなくした おんなの旅は
軽い荷物で なみだと二人
この東京 未練はないわ
だってあなたに 嫌われたもの
出船の合図 なみだの桟橋 あゝ
この東京 さよなら東京 あゝ