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愛染隼人の女の詩集 大阪ごころ

2024-12-12 20:33:18 | 日記

あの人に駄目と 言われたけれど

抑えきれない 我が身がいる

好きなものは しょうがない

許してね 女の我侭

堪らなく 恋しているの

風の吹く侭に 大阪ごころ あゝ…


死んでもいいのよ 覚悟を決めて

あなた追いかけ 北国の町

燃え尽きたいの 一人きりを

せめてもの 女の立場

わかってと 拝んだ願い

女の人生 大阪ごころ あゝ…


季節に抱かれて 我が身が落ちて

女の素直さ あなたにあげる

だから受けてよ もう戻れない

なにもない ボストンひとつ

恋を詰め はるばる来たの

あなた頼りに 大阪ごころ あゝ…

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愛染隼人の女の詩集 雨の宿

2024-12-12 19:56:00 | 日記

雨か涙か 小窓を濡らす

風が運んだ 愛の破片

繋ぎ合わせて みるけど

形にならず 虚しいだけ

屋根を雨が 駆け足で

走り抜けていく

あの日も そうだった

あゝふたり 雨の宿…


宿の番傘 海辺を歩く

海面叩く 雨が走って

雲が黒くて 涙ぐむ

何が哀しい 私の彼が

何処かに消えて 

見えないの

雨に消えていく

あの日も そうだった

あゝふたり 雨の宿…


浴衣着姿 静かな海に

離れた島を 

ひとりで見つめてるけど

明日は来ない 哀しさに

わかってるけど

切なさに

涙こみあげる

あゝふた 雨の宿


思いでを 振り返る宿…

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愛染隼人の女の詩集 雨の思案橋

2024-12-12 19:48:00 | 日記

ゆこうか戻ろうか 雨に嘆いてる

川に掛かる思案橋

見つめる川に あなたひとりを

愛して来たけど 後悔しない

命捧げて 逢えるなら

それもいいかも 知れない

ひとり言葉の あゝ雨の思案橋…


風に枯れ葉散る 思い哀しくて

月夜に嘆く思案橋

捨てられたけど 恨みはしない

未練なままで ただそれでいい

別れた今も 好きだけど

だけど逢えない 苦しみ

おんな涙の あゝ雨の思案橋…


胸の哀しみは 知るはずもない

思い流れる思案橋

夜に思って 朝に消えゆく

そんな愛にも  ただ哀しさに

明日を見つめて 生きている

淀む空気の あゝ雨の思案橋…

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愛染隼人の女の詩集 新潟の女

2024-12-11 14:44:00 | 日記
新潟の女
思い切ない あなたが悪い
生命の果てまで
誓った恋は
思い流れる 信濃川
この身捧げて
許されるなら
悩み見つめる 万代橋よ
あゝ新潟の女…

口びる噛んで 悔し涙で
私すてないで
明日が辛い
恋が流れる 信濃川
枯れて散る花
一輪挿しの
弱気女の 青色吐息
あゝ新潟の女…

この身捧げて
許されるなら
悩み見つめる 万代橋よ
あゝ新潟の女…
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愛染隼人の女の詩集 釧路川

2024-12-11 14:44:00 | 日記
これで別れようか 橋を流れる釧路川
忘れるもんか 忘れはしない
季節にはまだ早い 凍てつく風に
ふたりの愛が 散っていった
そんな昔が ありました…私

最後の思いでに 橋の袂で許すキス
愛なんてない 見えすいた嘘
思いでの釧路川 ヌサマイ橋の 影が映って 夕陽に沈む
そんな昔が ありました…私

あれよあれよと 矢の様に月日が流れ
今も孤独で 暮らしています
あゝシベリア下ろしの 舞い飛ぶ鶴の
心に残る あなたの写真
そんな昔が ありました…私

そんな昔が ありました…私



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