ビデオ工房AKAMEの日々是好日

ビデオ工房AKAMEのメンバーが徒然なるままに書きます。
コメント歓迎!

Rainbow Festa! 2015に参加しました

2015-10-16 18:11:04 | 日記
さわやかな日が続いています。
秋晴れの気持ちいい先週土曜日、レインボーフェスタ2015「PRIM」に行ってきました!
ひとりひとりの”性”、そして”生”のあり方を映し出し、すべての人にとって心地よい暮らしを模索したい、そんな意味が込められたイベントです。
今年で10年目。
私が2,3年前に参加したときは、どちらかというとパレードが主でした。
久しぶりに行ってみると、会場の扇町公園にブースはあるわ、大きなステージはあるわ、たくさんの人で盛り上がっていました。
すごい!
新作「I'm Here 親へのカミングアウト」のチラシを配りつつ、人人の熱気に時代の変化を感じました。



1時半からはレインボーパレードがスタート。
たくさんの人たちがメッージを携え、ノリのいい音楽が流れる中を笑顔で町を歩きます。
ときどき道路の向こう側にレインボーフラッグを振った人たちを目にしました。
応援してるよー!そんな声が聞こえてきそうです。
私もフランスからの留学生と歩きました。

生まれも育ちもパリの彼女。
こんな穏やかで平和なパレードはフランスにない!と興奮気味でした。
フランスにもデモはあるだろうになぁと思っていた私には不思議でした。
それもそのはず、フランスのデモでは必ず過激な人たちがいて、社会の問題に興味がある自分でも参加したことがない。と言うのです。
ビックリしました。

他にも「LGBTの人たちが路上で暴力を振るわれたり、ケンカに巻き込まれたりしないの?」と聞いてきました。
ん?
最初どういうことかよく分からずに、少し考えてから謎が解けました。
そして、「そういうことは日本では聞いたことがないよ(私が知るかぎりは…)」と答えました。
でもよくよく考えると、それだけ当事者が公に出てこられないという現実があるのかも知れない。という話もしました。
この数日後、新聞にアフリカの性的少数者を支援する活動家が取り上げら、
性的少数者が殺されたり、逮捕や失踪したりという事件を何度も見てきたということを読み、性的少数者というだけで命まで奪われる現実にショックを受けました。


二人で話しながら歩いているうちにいつの間にやら、元の場所に到着しました。
パレードが終わってもステージでは次から次にショーがあり、拍手と参加者の笑顔が印象に残りました。
もちろん普段はそれぞれが事情を抱え、生きにくさを感じている当事者がたくさんたくさんいると思います。
こうしたイベントに参加できない人たちもいると思います。
マジョリティである社会の側が気づき、受け入れ、誰もが本当の自分自身で生きられるように、
AKAMEにある作品がその一端を担えれば、そう思い、考えながら会場を後にしました。








DV被害の厳しい現状

2015-10-05 14:46:21 | お知らせ
DV被害者をサポートしている「シェルター」について、
近藤恵子さんが厳しい現状を伝えています。
特に福島県では深刻化しています。

http://toyokeizai.net/articles/-/73986

月刊誌「We Learn」でビデオ工房AKAMEの活動が掲載されました!

2015-09-07 14:24:24 | 日記
「ビデオ工房AKAME」を知っている人はまだまだ少数でどうしたら…と日々考えています。
新作ができて多くの人に観てもらいたい!といってもその思いはなかなかお届けできていません。

そんな中、AKAMEの地道な活動を「We Learn」という月刊誌の9月号で掲載して下さいました!
「We Learn」 は男女共同参画のための専門情報誌で公益財団法人日本女性学習財団が1952年から発行しています。
9月号は「女性とメディアのいま」と題してAKAMEは活動情報の欄で掲載されています。
こういう月刊誌があることを恥ずかしながら知りませんでしたが、
毎回特集の研究レポートや女性の活動情報、映画や絵本の紹介などハードからソフトな面からの女性情報が掲載されています。

AKAMEの紹介もコンパクトに分かりやすくまとまっています。
ご覧頂くとAKAMEってそうだったんだ!という発見をして頂けるかもしれません。
これからも諦めず活動を継続し、より多くの人に作品をお伝えできればと思っています。


  

新作「メトロレディーブルース」「続 メトロレディーブルース」発売

2015-08-17 15:48:44 | お知らせ
「中小企業だからしゃーない」と言い放つのは私の兄。
従業員は少なく、夜勤が多いのに給料は少ない。
多くは語らないが、ブラック企業の匂いがする。
○○○ミクスで経済が潤っている、なんていうのはどこの世界の話なのか…。
悲しくなる。

そんなとき、新作「メトロレディーブル―ス」「続 メトロレディーブルース」を観た。
東京メトロの売店で非正規で働く女性たち。長年正社員と同じ仕事をしているにも関わらず、給料は上がらずその格差は広がるばかり。
そこで労働組合を作り、仲間と共に声を上る。どこまでも機械的な会社を前に歯をくいしばり、全身にみなぎる憤りを声にして前へ前へ進む。
平均年齢60歳を越えても元気いっぱい、時にユーモアを交えつつ、決して諦めない女性たちの姿に胸を締め付けられながら、勇気をもらう。
この不条理を許してはいけない。当たり前の権利を獲得しようと奮闘する彼女たちに、社会のゆがみを指摘し声を上げる人々とも姿を重ねる。
見過ごしてはいけない。諦めずに声を上げること、変わらないと思わず変えようと思うひとりひとりの心と行動が小さくても大きな一歩になる。
悲しんではいられない、そう強く思わせてくれる。

新作「メトロレディーブル―ス」「続 メトロレディーブルース」アカメで販売を始めました。
暑い夏に熱い作品を!今オススメの2作品、ぜひご覧ください。

 


あびルームNo.73

2015-06-10 14:54:13 | お知らせ
雨模様の日が続いています。
温度も上がったり、下がったり…
気持ちも上がったり、下がったり…

こんな季節だからこそ、映像を見て、考え、語り合い、楽しい時間を過ごしませんか。
今月末、6月27日(土)18時から、あびルームNo73(上映&トーク)をします!
作品名は『セクシュアル・マイノリティ理解のために~子どもたちの学校生活と心を守る~』です。

以前のブログでも少し紹介しましたが、
当事者や学校の先生、親御さんなどの話からそれぞれの思いや取り組みなど、
とっても分かりやすく、丁寧に答えてくれます。
子どもと関わる全ての人に見てもらいたい、全国の学校でもぜひ使用して欲しい作品です。

この機会にセクシュアル・マイノリティへの理解を深めてみませんか。
はじめての方でもお気軽に♪
皆様のお越しをお待ちしています。

 

  鯉

ビデオ工房AKAMEって

2015-05-29 17:21:38 | お知らせ
ビデオ工房AKAMEって?
この質問に答えてくれる文章を以前メンバーが書いてくれています。
ご興味のある方はどうぞご一読ください!


女性による映像表現実践の18年
『月刊社会教育』(2009年6月号 国土社)掲載分より転載

■ビデオ工房AKAMEとは
 1960~1970年代のウーマンリブ、そして1980年代のフ ェミニズム旋風の風が止まり始めた1992年に私たちのグループ は誕生しました。
  ビデオ工房AKAMEの創設メンバーはすべて、 当時大阪府吹田市にあった「ウーマンズスクール」の出身です。 この学校は女性活動家の小西綾さんと元法政大 学教授の駒尺喜美さんが1991年に開校し、 フェミニズムの思想を学び、 女性が自立して生きていける技能を身につけることを目標に作られ た私塾です。
 私たちはその第一期生でした。当時は女性学も確立しておらず、 女性センターもない時代です。今からは信じられないでしょうが、 それだけのお金を払ってでも学びたい・ 自立したいという女性がおよそ160人いたのです。
 ビデオ工房AKAMEは「 女性の女性による女性のための映像表現」 という一点のみでつながる相互扶助のネットワークだと思っていま す。メンバーそれぞれ考え方が違うし、興味の分野も違います。 そして自主・独立の精神を大切に考えてきたと思います。
 対外的に必要なので代表を置いていますが、 実質的な代表はいません。私たちには代表は必要ないからです。 表現が正確ではないかもしれませんが、 言ってみれば全員が社長というわけです。

■私たちのこれまでの活動
  「ウーマンズスクール」を卒業した後、 私たち6人は一人あたり数十万円のお金を出し合って事務所をもち ました。機材もとりあえずカメラと編集機だけ買いま した。「レンタルしていては何もできない」「 事務所をもち機材をもつというリスクを恐れていては何もできない 」という強い気持ちがありました。「 授業料に何十万円も払ったのだから元をとらないと」 などという話もしたものでしたが、 当初は毎月1万円払いながら活動をしていました。 しばらくして話し合いの結果 毎月1万2000円に上がりましたが、 活動を軌道に乗せるためには「月謝」 を払ってでもやるのだという思いが弱まることはありませんでした 。
 周囲からは「無謀だ」という声もありました。 ちょっとビデオを習ったからといって、 それで食べていけるほど甘くない。 でも私たちは固く決心していました。 私たち自身を含めたこの世の女性に必要なことをやろうとしていた からです。 当時も今も私たち女性に必要な映像表現や情報は少ないと思います 。
 何もかもが試行錯誤の日々でした。 やっとライトが買えて嬉しくて色々と撮影しているうちに、 ライトをカメラに近づけすぎてレンズカバーを焦がしてしまったり 、 露出の設定が間違っているのに気づかず映像が使い物にならなかっ たり。
 そんな私たちを支えていたのは、 数はマリノリティではないけれど、 社会的に不利であるという意味でマイノリティとしての女性の声な き声を広く届けたいという思いでした。 私はそれを女性同士の連帯、 シスターフッドの一つだと思っています。
  最初の自主制作は「離婚」がテーマでした。 メンバーが離婚を体験したことをきっかけにして彼女自身がディレ クターとなって作ったものです。 機材の限界と撮影技術の未熟さのため画像は見にくく音も聞き取り にくいものの、女性離婚当事者が「本心」「体験」 を語るビデオは今までなかったので、10年以上経った今でも共感 を呼び起こす作品です。
 そのうち、全国に女性センターが増え始め、 行政からのビデオ製作依頼も来るようになりました。ただ、 行政からの依頼の仕事には限界もありました。
  ある地方公共団体からの依頼で「新しい家族像」 をテーマにビデオを作ってほしいと依頼されました。 新しい家族像として「未婚のシングルマザー」「事実婚の家族」「 高齢女性の一人暮らし」の3つを取材する企画は通ったのですが、 演出は通りませんでした。具体的な説明は割愛しますが、 少し変わった暮らし方を紹介するのは良くても、 今までの家族の概念を少しでも否定的に演出することは行政では無 理なのだなと感じたのを覚えています。
 また、民間女性団体からのビデオ製作の依頼も来るようになり、 女性のために地道な活動をしている団体とも知り合えました。
  それらの収入のおかげで毎月の「月謝」 を払わなくても済むようになりました。「 食べていけるようになりたい」 という意志を強くもつメンバーもいました。私個人の考えでは、 草創期の「お金を払いながらでもやる」 という精神は変わっていません。それは「好きなこと・ 女性にとって必要なことがやれる」「 誰に遠慮することなく作品が作れる」という意味だからです。 その数年後には、 一人だけでしたが専従を置けるようにもなりました。 その後しばらくして、 メンバー全員がファーストフード店並みのアルバイトの時給を払い 合えるようになりました。「草創期の精神」を忘れない限り、 それは大きな躍進だと思います。
 そして、自分たちだけが作るのではなく、 もっと多くの女性に作品を作ってほしいと思うようになり、 ビデオ講座を始めました。泊りがけの合宿講座などもしました。
 実際に作品を作りそれが売れた喜び。 女性たちが上映会に来てくれて、 一つの作品をいっしょに観ることで、初対面の人でも「 ぶっちゃけ話」ができました。 その楽しい体験が私たち以外の女性にもできるはずだと思ったので す。
 とはいってもお金はないので、 私たち自身も業務用機材は桁違いに高くて買えず、 一般人向けの機材を使っていました。 特殊効果も費用がかりすぎます。そんなとき「ハイテクがなんだ! ローテクで勝負!」とまったく落ち込むことなくやってきました。

■ビデオ工房AKAMEとジェンダー
  私たちがビデオ講座をする時、必ずつける条件は「 参加者は女性のみ」ということです。 男性が混じると男性がリーダーシップをとってしまいがちだからで す。 また、男性は機材の使い方に興味がある人が多いけれど、 女性はビデオカメラを使って、 自己表現をしたいという人が多いのです。「 ビデオ講座は女性だけで」。 時代が男性中心社会である限り変わらない原則です。 女性と男性を分けなければならない社会状況はまだまだあると思い ます。
 AKAMEは基本的に女性とともに活動します。 これもジェンダーに配慮するためです。 誰が撮っても誰が編集しても同じということはありません。 女性運動に一定の理解がある男性と組んで仕事をすることもありま す。カメラ担当者の不足が大きな要因ですが、 男性であっても支障ない撮影に限ります。
 また、 AKAMEがもう一つ大事にしていることは当事者と人間関係を作 り、ともに作るということです。 代弁ではなく当事者が語る作品作りをいつも目指しています。

■労働問題とビデオ工房AKAME
 労働における女性差別は、今も深刻な問題です。 メンバーの中に職場でのお茶くみやセクハラをはじめとした女性差 別と解雇を経験したメンバーがいて、 彼女は労働問題に積極的にかかわったり、 女性の労働問題に焦点を当てた作品を作ったりしています。
 東京に引き続き2004年から大阪でも開かれている「 レイバーフェスタ」は、 最初はアメリカのカリフォルニアで始まり世界中に広がったもので す。
 ビデオ工房AKAMEは賛同団体として毎回名を連ね、 実行委員会にも参加してきました。また、 フェスタの中で上映される3分間ビデオを作るためのビデオ講座も 引き受けてきました。
  また、2007年のレイバーフェスタで上映された『 私たちは風の中に立つ』という作品は、30余年にわたる韓国の女 性労働運動を女性監督のイ・ヘランさんが丹念に調べ、 命がけで戦ってきた労働運動の当事者にインタビューし、 資料映像とともに構成された秀逸の作品です。 実行委員であるAKAMEメンバーがメイン映画を探していた時に この作品を日本で上映したいと考えていたSさんと出会い、 翻訳以前の作品を観て実行委員会で強く押したのです。「地味」「 暗い」 などの反対意見もあったそうですがSさんと二人で強く押して上映 が実現しました。当日は160人もの人が観にきてくれ、 その大半が女性だったそうです。 ビデオ工房AKAMEで字幕をつけました。 私も字幕つけの手伝いをしたので、 国家ぐるみの弾圧とそれに負けずに戦い続けている女性の姿は忘れ られません。 こんな出会いがあることがビデオ工房AKAMEをやっていて良か ったと思う時です。
 レイバーフェスタ自体はジェンダーを問わずに行われていますが「 女性ならではの問題に切り込んだ」 映像表現を増やしていけたらと思います。 それがジェンダーに配慮するということで、ジェンダー・ センシティブの実践だと思います。

■シスターフッドとジェンダー・センシティブ
 「シスターフッド」は1980年代には盛んに使われた言葉ですが 、今はもうあまり耳にすることがありません。 人種や立場などいろいろな違いを超えて女同士連帯しよう、 ということです。
 私たちも活動開始から18年目に入りました。 辞めたり休んだりしているメンバーもいますが、 新たに入ったメンバーもいます。「シスターフッド」「 女性差別撤廃」 という言葉を胸に刻んで続けていくことが大切だと思っています。
  私たちビデオ工房AKAMEメンバーはリブ世代の小西さんと駒尺 さんから「ウーマンズスクール」を通して、 女性が自立して生きていくことの大切さを教えてもらいました。 私自身は1980年代フェミニズム旋風のただ中で、 女性が連帯することやシスターフッドを体感することができました 。そしてビデオ工房AKAMEのメンバーになってからは、 メンバー同士のシスターフッドの中なかで、 楽しく充実した体験をすることができました。 体験してみないとなかなかわかりにくい感覚かもしれません。
 昨今の派遣切り問題にしても、 女性にとっては新しい問題ではありません。 女性だけの問題であるうちは社会問題化せず、 それが男性にも及んで始めて社会問題化するのかもしれません。
  そこにジェンダー・センシティブの思想があったなら、 男女ごちゃまぜではダメな場合もあるというシスターフッドの大切 さに気づけるはずです。私は労働問題の専門家ではありませんが、 今、既存の労働運動の中にシスターフッドがあったら、 女性同士支え合って立ち向かってゆけるのではないかと思います。

■声なき声を映像に
  女性差別問題は決して終わっていません。 私たちがウーマンリブやフェミニズムから受け取ったものを、 今度は若い世代の女性たちに手渡していく番だと思っています。 ビデオ工房AKAMEは閉じた団体ではありません。 誰でも志を同じくする人には入ってもらいたいと思っています。 世の中の声なき声を拾い、広く世に広めていくことができます。
 私には一つのイメージがいつもあります。 AKAMEのビデオ作品が女性センターのライブラリーの片隅にあ り、ある日ある女性がそれを見つける。 そんな小さな広がりであっても救われる女性が一人でもいれば、 というイメージです。
 女性センター(男女共同参画センター) もある意味で社会教育を担う施設の一つだと思います。 私たちが作った作品をより多くの人に見てもらえるような創意工夫 をしてもらえることを強く期待しています。

江上諭子

えがみ・ゆうこ=プロフィール
 1963年生まれ。大学卒業後ブルーカラー労働者として働き、 その後ビデオ工房AKAME設立にかかわる。 現在は精神科に通いながら活動中。

香港の若者から日本の友へ

2015-04-20 16:42:56 | お知らせ
4月26日(日)は、統一地方選挙の後半戦です。
前半戦の投票率は最低の50%以下だったとか><

昨年、香港の若者たちが民主主義を求めて
路上を占拠して激しいデモを行っていました。
これは、彼らの叫びを聞いて感動した映像です。
ぜひ、見て考えてほしい。
民主主義であることの大事さを!

『民主主義を求め闘う香港の若者から日本の友へ』
こちらから見れます。
http://matome.naver.jp/odai/2141823170358279101/2141840763330064803

キャリア教育に

2015-03-30 16:35:49 | 映画
小さい頃の夢は? そう聞かれた幼い頃の私は
「看護士、パイロット、医師、助産士…」なんとなく憧れて答えていました。
大きくなるにつれ憧れだけでは実現しないことに気づき、夢への壁を超えられずに今に至っています。

今日、紹介するDVDはその昔に出会っていれば良かったな、と思う作品です。
タイトルは『仕事はいっぱい女の子男の子 part2
地下鉄の運転士、新聞記者、保育士、ペットシッター等の職業に就いている7名へのインタビューで構成されています。
インタビューに淡々と応えるというのではなく、どの人もイキイキしていて気持ちよく仕事をしていることが伝わってきます。

幼い頃は将来のことについて夢見がちな部分もあるかも知れません。
もちろん、そうして夢を見て目標に向かって進むことも必要ではあるでしょう。
ただ、もう少しその夢を現実に引き寄せ自分の将来を具体的に考える…そんなときにオススメの作品です。
大きな社会に入ったとき、どういう職業に就くかということは、どう生きるのかにも関わってくることでしょう。
それまで抱いていて仕事へのイメージ、また働くとは自分にとってどういうことのなのか。

暗く、重くならず、ワクワク、ドキドキしながら大人になった自分を具体的にイメージすることが出来るかもしれません。
付録として映像内で紹介された職業案内や授業に使用できるよう簡単な指導案もついてきますよ。




あビルーム『乙女ハウス』

2015-03-16 14:19:15 | お知らせ


今回は早川由美子監督の『乙女ハウス』を上映することにしました。

住まいに困る女性たちに空き家を提供し、固定資産税分を月1万円の家賃として払うユニークな仕組みの家。
オーナーの千野さんと住民に取材した「乙女ハウス」の始まりと終わりの記録です。
話を聞いているうちに、あなたもそこに住んでいるような…そんな気分になってしまう温かい作品です。
持ち家なんてとんでもないと思う人、ワーキングプア世代、”空き家”問題を抱える人、そんなあなたのヒントとなるでしょう。
これからの住まいについて語り合いませんか。

3月21日(土)17:00~19:00
先着10名
会場:ビデオ工房AKAME
大阪市淀川区西中島4-7-2-707
お問い合わせ 06-4805-0234
e-maill:aviakame@gmail.com

ttp://www.akamev.net/V-List/Life/index.html#16

ダンシング・ウィズ・ライブズ -命と舞いながら-

2015-02-25 15:58:31 | 日記
アカメナイト第2回をしました!
内々だけ、緩やかな雰囲気での上映会です。
皆が持参したお料理の数々には感嘆の声が!食事会がメインといってもいいほど。
少々お腹を満たしてからの上映会と思いつつ…たらふく食べてからの作品鑑賞でした。

作品『ダンシング・ウィズ・ライブズ』(監督/横間恭子 71分)は、阪神淡路大震災で家族全員を失ったNYに住む女性ダンサーのお話です。
長い歳月をかけて丁寧につくられたこの作品。
カメラは神戸、ニューヨークの彼女を追いながら、またパートナーの家族やその悲しい過去の体験へと迫っていきます。
未だ癒えぬ心の痛み、枯れぬ涙。
悲しみに向き合う人同士が、国を超え、時を超え、どんな壁をも超えて固い絆で結ばれていく様子が伺えます。
軽やかに、そして幸せに包み込まれながら踊り、表現する主人公がその深い悲しみを癒す役目を果たしてくれている気がします。
彼女のお母さんが与えてくれた「何か一つを長く続けて得られること」に対する喜びと深い感謝。
それが彼女を支えてくれているのかもしれません。



人生で不測の事態に見舞われ、悲しみのどん底に突き落とされることが起きることは誰にも予想できません。
世界を見渡すとあまりにも悲しく、辛い、どうにもできないような出来事が多々起こっています。
憎しみや怒りの連鎖を断ち切り、今日を、そしてまだ始まっていない明日をどうにか平穏に生きられる世であることを願って止みません。

お腹一杯、そして心一杯の上映会。
気楽に自分の思いを伝えられ、心安らぐ場にしていけるよう、今後もアカメナイトを続けようと思っています。
美味しいご馳走をほんとにありがとう☆

 鯉