さわやかな日が続いています。
秋晴れの気持ちいい先週土曜日、
レインボーフェスタ2015「PRIM」に行ってきました!
ひとりひとりの”性”、そして”生”のあり方を映し出し、すべての人にとって心地よい暮らしを模索したい、そんな意味が込められたイベントです。
今年で10年目。
私が2,3年前に参加したときは、どちらかというとパレードが主でした。
久しぶりに行ってみると、会場の扇町公園にブースはあるわ、大きなステージはあるわ、たくさんの人で盛り上がっていました。
すごい!
新作「
I'm Here 親へのカミングアウト」のチラシを配りつつ、人人の熱気に時代の変化を感じました。
1時半からはレインボーパレードがスタート。
たくさんの人たちがメッージを携え、ノリのいい音楽が流れる中を笑顔で町を歩きます。
ときどき道路の向こう側にレインボーフラッグを振った人たちを目にしました。
応援してるよー!そんな声が聞こえてきそうです。
私もフランスからの留学生と歩きました。
生まれも育ちもパリの彼女。
こんな穏やかで平和なパレードはフランスにない!と興奮気味でした。
フランスにもデモはあるだろうになぁと思っていた私には不思議でした。
それもそのはず、フランスのデモでは必ず過激な人たちがいて、社会の問題に興味がある自分でも参加したことがない。と言うのです。
ビックリしました。
他にも「LGBTの人たちが路上で暴力を振るわれたり、ケンカに巻き込まれたりしないの?」と聞いてきました。
ん?
最初どういうことかよく分からずに、少し考えてから謎が解けました。
そして、「そういうことは日本では聞いたことがないよ(私が知るかぎりは…)」と答えました。
でもよくよく考えると、それだけ当事者が公に出てこられないという現実があるのかも知れない。という話もしました。
この数日後、新聞に
アフリカの性的少数者を支援する活動家が取り上げら、
性的少数者が殺されたり、逮捕や失踪したりという事件を何度も見てきたということを読み、性的少数者というだけで命まで奪われる現実にショックを受けました。
二人で話しながら歩いているうちにいつの間にやら、元の場所に到着しました。
パレードが終わってもステージでは次から次にショーがあり、拍手と参加者の笑顔が印象に残りました。
もちろん普段はそれぞれが事情を抱え、生きにくさを感じている当事者がたくさんたくさんいると思います。
こうしたイベントに参加できない人たちもいると思います。
マジョリティである社会の側が気づき、受け入れ、誰もが本当の自分自身で生きられるように、
AKAMEにある作品がその一端を担えれば、そう思い、考えながら会場を後にしました。
鯉