ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

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最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■高速道路1000円割引で5億円の損害

2009-08-08 20:31:15 | ■雑談
久々のニュースネタ。
ワイドショーなどで盛り上がっているドラック関連・坂井容疑者+押尾容疑者の話はとりあえず他で議論していただくとして・・・

yahooニュースで出ていたのが、
高速道路の1000円割引によってGW期間中(4月25日~5月6日)に最大で5億円にものぼる社会的損失が生まれたというニュース。

上智大准教授がらがまとめたレポートによると、渋滞による移動効率悪化や東海道新幹線の利用者減を招き、二酸化炭素(CO2)排出量も昨年同期に比べ5割以上増えたとい内容のものでした。

このニュースを見て思ったことは・・・
「やっぱり~~~」

経済対策という名のもとの道路族へのバラマキ法案。
その代償は取り返しのつかないものになりそうです。

渋滞による時間ロスも社会的損失として計上し、新幹線利用の減によるマイナスも大きかったようだ。
このレポートでは加味していないようだったが、この増えてしまったCO2(5500トン)を取り戻すために、海外から多額のお金を払って排出権を購入しなければならなくないと思う。

ここで、気になったのでこの増えてしまったCO2分を排出権で補うと幾らになるのか調べてみました。
あるデータによるとCO2の排出権先物取引価格は2012年12月渡しで23.59ユーロ/CO2トンという事。
1ユーロ141円(8/8時点の為替)で計算すると・・・
なんと
1,830万円という結果になります。

この金額が高いと思うかか安いと思うかは人それぞれですが、

GWの期間だけでもコレだけの社会的損害を与えているわけですね。
今年のお盆も道路が混雑する事が予想されますが、はやくこの法案を見直さないと経済効果どころではない負の遺産を増やし続けていく事になります。

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目先の1000円も重要ですが、一方では環境対策と銘打って多額の税金を投入している中わざわざ逆行する法律を作って損失を大きくする事はなんとも許しがたい状況です。

JR東海か西日本の社長さんもおっしゃってましたが、民営化した道路公団(NEXCO)に政府のお金で継続的に収益を与えている行為が不平等である事はもちろん、競争原理に逆行し、フェリー会社などの経営に大打撃を与えている事は由々しき事実であります。

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経済対策を考える中でもっと有効な手段はないのでしょうか?
ちなみにこの補正予算に使わている税金の額はなんと
5000億円(2年間)
です。。。

5000億もの税金を投じて、逆に経済損失5億円(12日間で)とは許せません!

天下りさんたちががっぽがっぽウハウハで笑っている姿が目に浮かびます・・・
あ~かなしいかな。

日本の将来やいかに?

渡辺喜美・元行政改革相らが結成したみんなの党にでも期待してみますかね???

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2 Comments

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Unknown (Unknown)
2009-08-09 09:09:17
エコ減税なら車じゃなくてチャリ買わせればいいのに~

同じばら撒きなら期間限定の消費税無料なら、みんなその時期に一気に高価な買い物するのに~
返信する
エコ減税 (akatuki)
2009-08-11 23:49:57
>Unknownさん

面白い提案ですね。
そうそう、自転車や扇風機、網戸、炬燵とかに補助金出せばCO2減らせますよね。

考え方を変えて、自転車や扇風機などの改良機種を補助金で助成して開発を促すという考え方はいいと思いますよね。

そして、消費税無料も!
税金収入へっても、無駄に税金使うより効果てきめんですよね。
助成金=天下りにお金が周る構図はどうも許せません。
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